資本主義について
今まで資本主義は、資本家と労働者の関係を指していました。資本家が労働者を雇い、労働力を手にする替わりに労働者に貨幣を提供します。貨幣とは、等価交換に必要な道具です。労働者は貨幣を手に入れることで、必要なモノを手に入れることができるようになります。資本家は、労働力を手に入れることで、より多くの財を手に入れることができます。財とは、労働者によって生産された価値を意味します。この価値は莫大な貨幣と交換可能です。
今までの資本主義は、このような考え方でした。
しかし、本来価値を生産しているのは労働者であって、その労働者による労働力がなければ、資本家というのは機能できません。
実務的な話をすれば、本来労働者に対する取り決めを資本家が決定するという構造が間違っていたのではないでしょうか?
ここから先は
1,014字
¥ 300
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?