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出迎えられ、また出迎える

空港に到着して、到着ロビーに出たときに出迎えの人がいるときのちょっとした喜びというか安堵感というか。たまにそういう機会を得るときに、申し訳ないなと思う一方で、時間を割いてきてくれて本当にありがたいなと思います。

私の中ではまだまだ新鮮な思い出の2014年春。そう、初めてアゼルバイジャンを訪れたときには、現地の日本語教育関係の先生たちがヘイダル・アリエフ空港でこちらの到着を待ってくださっていたのでした。

めったにそういう経験がなかったものですから、本当にうれしかったというか、なんならむしろ申し訳なかったというか。

人生初アゼルバイジャン渡航は、今でも強烈な人生でのベスト3に入る思い出ですが、その最初の空港で出迎えてくださる方々がいらしたという思い出も、間違いなく大きいように思います。


さて今日、私は出迎える側として空港でゲストの到着を待つということを経験するに至りました。考えますに、意外に待つ側を経験したことがなかったのですね。

そういえば成田空港の利用じたいも久しぶりだ、最後に来たのっていつだっけ…と思い返すと、本帰国したあの時。2020年1月以来でした。そうか、最後に来たのはぴのと一緒だったのだ、と。

あの日は成田で一泊、翌日に羽田までリムジンバスで移動して、そこから国内線で長崎に移動したんでしたっけね。果たして長崎空港では、私の両親が私とぴのを迎えに来てくれていたのでした。家族のことですからもちろん気恥ずかしい話ではあるのですが、やはり出迎えられたというのは暖かい思い出の一つとなっています。

今回出迎えたお相手は、奇しくもそのアゼルバイジャンからの御来訪。来週から始まる、アゼルバイジャン語の研修に講師として来てくださった先生です。この先生とはじめてバクーでお会いしたのも、その2014年のバクー訪問の時の日本語教育ワークショップだというんですから、めぐりあわせというかそういうものがあるのかもしれませんね。

アゼルバイジャンでの日本語教育、日本でのアゼルバイジャン語教育。どちらもこれからどんどん発展していくとよい。そのためのわずかな部分でも貢献出来たらいいとひそかに願う、無事に両名とも宿に到着した後、ひさしぶりにアルコールをコンビニで買って缶1本だけひっかけた私でありました。

研修は来週から。
関わる全ての人にとって、よい時間になることを祈ります。ひとまずは、無事にアゼルバイジャンからのゲストを宿までお連れできたことに安どしています。

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