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ようやくアゼルバイジャン語教科書の形が見えてきた

長らくお待たせしている(というか、ここ数年ずっとツイッターでも「匂わせ」の発言をしてきた)、アゼルバイジャン語教科書作成の案件。日頃から親交があり、信頼できる母語話者氏の大変丁寧にやってくださった校閲を経て、(とりあえずの)最終稿が返ってきました。

ああ、ようやくここまで来たかという感想です。

ただ、ここからが大変。まず、修正を指摘された箇所のチェックをしないといけません。最終バージョンでも、さらに相当の部分にチェックが入ったようなので、一つずつつぶしていかないといけません。

また修正を提案された部分については、そこが納得のいく部分かどうか。場合によっては校閲してくださった方と話し合う必要も出てくるでしょう。このあたりはおそらく、オンライン会議ツールあたりを駆使してことにあたるということになるのかなと思いますが。ああ、完成までの道は遠い…。

当分はこの作業にも追われそうだということが判明した、2021年の3月なのでございます。

せっかくなので、見せられるページのスクショをいくつかお見せしましょう。こんな感じで作りました、というのを、チラ見せ。

スクリーンショット 2021-03-01 10.03.06

これは冒頭の発音の説明のパートの一部、

スクリーンショット 2021-03-01 10.12.38

こちらが名詞を述語にする文の説明の部分、あとは…

スクリーンショット 2021-03-01 10.26.52

定型表現について、など。

本当にざっくりとですが、大まかなところは抑えられたのではないかと思っています。文末詞などについても書いてみたかったのですが、現時点では力量及ばず一つの項目としては諦めました。

アゼルバイジャン語の体系だった文法書としては、松長昭氏が大学書林から公刊されている『アゼルバイジャン語文法入門』という本がありますが、またそれとは一味違ったテイストになっていると思っています。

もっとも、こちらの作成したテキストの方では、キリル文字表記については言及していないなど、こちらのほうに不足している項目も相当あることは間違いありません。より包括的な内容を暑かった文法書の作成というのも、今後の課題ということになります。

ちなみに、今回のテキストは近日、しかるべき場所から公開されることになろうかと思います。今しばらく、ほんとに今しばらくお待ちいただければと思います。公開に向けて、鋭意作業中という段階です。

一旦公開後は、さらに「練習問題」も用意する予定です(ここで松長氏のテキストと、差別化を図りたいと思っています)。これがついていないと、やはり教科書としては物足りないですからね…

さあ。というわけで…今日もまた原稿との闘いは続く…応援してくだされば、大変喜びます…

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