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「二周目の恋(文春文庫)」を読んで感じたこと

・最悪よりは平凡/ 島本理生
・深夜のスパチュラ/ 綿谷りさ
・フェイクファー/ 波木銅
・カーマインライン/ 一穂ミチ
・道具屋筋の旅立ち/ 遠田潤子
・無事に、行きなさい/ 桜木紫乃
・海なり遠くに/ 窪美澄 

「二周目の恋」
タイトルが秀逸♡


結構、短編集好きなのです。
電車通勤してるから乗って降りての間でひとつふたつは完結しちゃうというのが気持ちいいという時間的なものと、1冊で色んな気持ちを味わえちゃうというお得感ですね。

7人の人気作家さんによる恋愛アンソロジーです。恋の始まりの予感、恋の空回り、恋のような気持ち、恋の終わり、恋に正直になる決心などなど、色んな恋のカタチを楽しみました。

綿谷りささんのスパチュラが何か分からなくて哀しくて泣いてしまうとこと、チュパカブラを思い浮かべたところがツボでした。←そこ?!
思い出してもニヤニヤしてしまいます。

一番のお気に入りは一穂ミチさん、やっぱり合うなぁ。
日本とアメリカと離れて育った双子の男女の絶妙な距離感がとってもいいのです。
ちょっと意識しあって、でも、思いやってて。
お互いが母国語ではない「ホテル・ニューハンプシャー」を読もうというのも、なんだかいい。

それから、タイトルからの連想で、関係ないのに、以前お気に入りだったドラマ「最後から二番目の恋」を見返したくなりました。
1人連想ゲームをしがちな私を生暖かくお許しください。


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