「未明の砦/太田愛」を読んで感じたこと
大手自動車メーカー「ユシマ」で働く4人の若い非正規工員達が指名手配される事になったのはなぜ?逮捕寸前で彼らを逃がすために密告電話をしたのは誰?
謎だらけで始まり、夢中になって読んだ616ページのこの作品、驚いたり、憤ったり、ホロリとしたり、感情が揺り動かされまくりで大変でした。
それぞれの事情で寮にいるしかない夏休みを過ごすはずだった4人に海辺の田舎での夏休みを与えてくれたのは「ユシマ」のベテラン正規工員の玄羽さん。その玄羽さんが過酷な仕事中に亡くなった死を労災と認めず有耶