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「彼氏と同棲」はふつうのことですか?

今ごろは
「彼氏と同棲」って
ふつうのことなんでしょうか…


もう10年以上も前のこと
その頃
友だちに誘われて
月一であるハンドメイド教室に通っていました

その日都合の良い人が集まる場だったので
直接の知人でない人と
一緒になることもありました

まだうちの末っ子が幼稚園の頃
そこに集まる人たちの中に
高校生、大学生ぐらいの子どもがいる
ベテラン(と当時の私には見えていた)おかあさんが
いることもありました


いつも
子どもが大きくなると
そんなこともあるんだ〜
なんて聞いていることが多かったのですが
ある時
「今度娘が帰ってくるんだー」
とあるおかあさんが言いました

娘が彼氏と同棲していたんだけど
別れたからうちに戻ってくる
その引っ越しがあって大変

というお話

そこから
うちなんかこの間彼氏んちに泊まってきた、とか
旅行に行きたいって出かけたよ、とか
話がつながっていきました

結局
「ダメだって言ったって、聞かない」
「もうしょうがないもんね」



私には
それが傷のなめあい⁉︎のように聞こえて
違和感でした

「ダメなものはダメでしょ‼︎」
「なめられてちゃダメじゃん」
「諦めてる場合?」


今振り返ってみると
当時うちは一番上でも10才にもならない頃
「ダメなものはダメ」
と言えばそれで終わり。
という時期だったので
子どもが大きくなり
それがなかなか通用しなくなる経験を
まだしていなかったということはあると思います


それ以上に
私自身が厳しい親に育てられたことが
大きく影響していると思われますが

社会人になっても夜10時の門限があり
できちゃった婚なんて絶対ダメ
彼氏とお泊まりなんてありえない!!!

門限を過ぎちゃって
真夜中 2階の私の部屋のベランダから
大量の洋服を庭に投げ捨てられたり
真冬に うちに入れてもらえず
数時間勝手口の外に立たされたり

娘の立場で
悔しい思い
窮屈な思い
憤り
様々感じてきましたが
基本全て受け入れるしかありませんでした


まあ当時でさえ
〇〇ちゃんのお父さんはかなりエキサイティングだね
と友だちに言われていたし
もちろんもっと自由な友だちもいたけれど


なんていうんだろう
各家庭の自由度はともかく
社会的な「ふつう」は
今と違っていて

それが時代というものなのだろうけれど


そんな時代に育った人たちが
(なんなら 私よりもっと上の年齢)
おかあさんになり
私たちが娘だった時代から
大きく変わった世の中で
今度は親の立場で
みんなどのように馴染んでいっているのかな



ある知人がこんな話をしてくれました
「人間も一生物で、生物というものは進化していくもの。私たちが子ども世代を理解できないのは当たり前で、分かろうとする必要もない。だってわからないのだから。それは、私たちの親世代が私たちに思ったことと全く同じなんだよ」



我が家も
娘がそんなことを言い出すようになりました

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