見出し画像

感想『行乞記』(種田山頭火)11巻

 自由律俳句俳人種田山頭火の日記、11巻大田から下関です。

死は生の解決ではないけれど、それが休息であることは疑へない。
生に清算はありえない、清算がありえないほど、限りなく伸びてゆくのが生である。
生の決算! それは死だ。
生の破算! それも死だ。

種田山頭火『行乞記』

行乞――乞食坊主の生活や、持ち得なかった安らげる家庭や、あるべき自分とあるべき自分でいられない自分に。
疲れちゃいましたか? 山頭火先生。
体もかなりよくないようです。そして次巻が最終巻です。

著書最新刊『空六六六 5巻 劫火ノ語リ』好評発売中

同人誌通販(メロンブックスフロマージュ)

https://www.melonbooks.co.jp/fromagee/circle/index.php?circle_id=62050

作品情報まとめ




この記事が参加している募集

読書感想文

自由律俳句

応援いただいた分は、生活費に充てさせていただきます。