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【みるくまんじゅう ほほえみ】続!!日本全国のミルクまんじゅうを全部取り寄せて食べる

これまでのあらすじ:
博多通りもんの影に隠れた日本全国のご当地「ミルクまんじゅう」を探し求め、60種近くを食べ比べたライターのるゆにつ。
一通り食べ終えて安心していたのもつかの間、まだ見ぬミルクまんじゅうが我も我もと押し寄せてきてーーー!?
るゆにつは乳菓を制し、今度こそマイベストミルクまんじゅうを決めることができるのか。
バター、練乳、生クリーム。乳製品にまみれた聖戦が今、再び開幕。

戦いの模様はこちらから

大手門:みるくまんじゅう ほほえみ(広島県)

端の方のカリカリ感も良い

早くも第3回となった続!ミルクまんじゅうシリーズ。
今回は広島県世羅の和菓子屋、大手門で人気の「みるくまんじゅう ほほえみ」をいただきました。

この大手門、大元は株式会社はしだという製餡所を運営している会社の持つ和菓子屋さんなのですが、その製餡所の場所はなんと、お店のすぐ隣。産地直送にもほどがある!!!

製餡業を営んで60年以上の歴史を持つはしだ。
あんへのこだわりはもちろん生半可なものでなく、豆は毎年北海道まで直接見に行きその年の生育状況を見極め、一番美味しいものを買い付けているとか。

あんを煮詰める水は地元広島県世羅の水を使用。
新鮮な素材を使用し、持ち味を最大限活かすことで添加物は一切使用していないのも大手門ならではですね。

製餡所ではつぶあん、こしあんはもちろんのこと、白あんやミルクあんも製造。それぞれで砂糖の量、水の量、炊き具合も異なり、パン屋さんや他の和菓子屋さんにも出荷されているのだそう。
これまでに食べてきた和菓子の中にも、はしだのあんを使用したものがあったかもしれませんね。

できたてのミルクあんを使用して作るみるくまんじゅう ほほえみ、期待大です。

実食!

あんがつややか

製餡所で作りたてのあんがたっぷりと詰まったほほえみ。
香りはおだやかですが、食べてみるとガツンと濃厚な甘さが押し寄せてきます。

それもそのはず、生クリーム、バター。練乳、加工乳……と原材料は乳製品のオンパレード
あんこのプロだからできる、ほほえみ専用に調合された贅沢なミルクあんです。
皮はどちらかというと和菓子よりのスタンダードの皮ですが、あんとのバランスもしっかり考え抜かれています。

あんはしっかりと甘いですが豆の味も消えておらず、噛みしめると「和」「洋」両方とも感じることができ、ネーミングの通り思わず微笑んでしまうおいしさでした。

餡のミルキー度…★★★★★
香り…★★★★
全体の口溶け…★★★★
皮との一体感…★★★★
もっと知名度上がってもいい度…★★★★★

まとめ

地元で長く愛されているものには芯があるし、強いですね。
大手門は地元世羅の人々はもちろん、休日は県外の方で行列ができるほどの人気店なのだそうです。

ほほえみは今回初めて知りましたが、あんに対する姿勢は全国でも通用するレベルだと思います。
こうしたものに出会えるのがミルクまんじゅうグランプリの面白いところですね。

大手門さんには他にも、ラングドシャやラズベリージャムを使用した洋風の「まごころづつみ」や、白あんの入ったスイートポテト「せらぽとて」など、気になるお菓子がたくさん。
これからまた取り寄せてみようと思います!

ではまた次回!

今回のお店:和菓子処 大手門(広島県)

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