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蠍の機嫌を損ねぬように 茶話会そして…竹林へ

御縁をいただき 古民家で 茶話会を
大賑わいで 茶葉に酔っていただけた

皆さん大喜び
満員御礼で 会はお開きに

片付けを終わり 一服してたら
店主は 呟く

“たけのこ 採ってく?”

ハイ 即答だった。
(茶話会でフラフラだったのに)

田舎にいても なかなか新鮮な
採りたてたけのこにははあたらない

竹林へ

竹の種類は 破竹だと

手解きを受け 竹林を彷徨う

フラフラなのに たけのこを 見つけては 採っていく

まるで 森のクマみたいに


乳母車満載

店主は 絵になるーって
写真を撮ってくれる


毒蠍号は 引き攣っている

伊太利亜からやって来て
まさか こんなに タケノコを
積むとは 思ってもいないだろう

たけのこ だらけの毒蠍号

毒蠍の機嫌が悪くならないように
店主の手作りの練り切りをいただく

家に戻り 一服する間も無く
竹皮を剥いて行く
ひたすら 剥いて

直ぐに 茹でる

秘伝を 教えてもらった。
“梅干しと炊く”
へーって
梅干しも 頂いた。

湯がいて 冷まして


絶品 破竹の踊り喰い

食べまくっても減らない

兎に角 美味い 旨いと 食べまくる。

朝 目覚めれて
誰が 乳母車いっぱい たけのこを
採るなんて夢にも思わず

平安な暮らしをする縄文人
浦島太郎な浮世雲

わからぬものなり

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