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香川県善通寺市にて

どうも、ウクモリ ヒロオです。

この週末、仕事で香川に行って来ました。善通寺市という場所で、120名規模の古生物水中ロボットを作るワークショップが開催され、現場の進行役として参加させていただきました。10年以上前からサポートさせて貰っている水中ロボコンで育まれたご縁。気が付けば、こんな素敵な活動につながっています。

ワークショップで作った古生物型の模型。

今回は善通寺市の小学校高学年の生徒の皆さん向けに、STEM教育の一環としてプログラミングのカリキュラムでは学びきれない、「実際に作って動かす」という部分に焦点を当てたワークショップを開催しました。善通寺市の市長からのリクエストによって実現。普段一緒に活動しているAFK研究所の近藤敏康さんが丸善雄松堂から依頼され、ワークショップの企画・運営を担当。私は小学生が製作物を時間内に無事作り終えられるよう、現場監督にような立場で参加させて貰いました。

午前中3回、午後1回のワークショップを実施し、それぞれ40分で組み立てを終える・・・そんなスケジュール感でした。ワークショップのほかに、四国水族館の方からの古生物はどんな色だったのか想像してみよう・・・そんな問いを発するトークセッション、そして近藤さんが持参した水中ロボットの操縦体験がプログラムに組み込まれていました。

弘法大師・空海生まれの地として知られる善通寺(四国霊場第七十五番札所)。そんな場所で生まれ育った小学生の皆さんは、とても穏やかで親しみやすい性格の子が多かったです。聞いたところによると、市の図書館の弘法大師に関する書籍の量は相当なものらしく、土地柄なのかもしれないな・・・そんなことを感じました。

肝心の水中ロボットですが、アンプレクトベルアという古生物を模倣したものを作っています。最終的には着色し、バラスト(重り)を付けてバランスを取りながらプールで泳がせる・・・3日間のセッションでそこまで辿り着くように考えられています。写真のロボット、実はA4サイズのクリアファイル1枚でここまで作れます。しかも必要なものはハサミとホチキスだけ。ただし、かなり複雑な形状なので、普段モノづくりに慣れていないお子さんたちにとってはかなりチャレンジし甲斐があるものになっています。

先日、渋谷の初台で行なったワークショップでもそうでしたが、ハサミやホチキスに慣れていないお子さんが意外と多く、昨今はリアルなモノづくり体験の機会がほとんどないことに驚かされました。なので、私自身は30名ほどのグループをくまなく見渡しながら、特に不慣れなお子さんに実体験をしてもらいつつ、必要に応じてサポートさせていただくようなカタチをとりました。

ありがたいことに怪我する子もおらず、60名ほどの生徒さん全員が時間内に、水中ロボットの原型となるボディを作り終えました。作り上げた瞬間から笑顔になる参加者のお子さんたち。「楽しかった?」と聞くと、ウンという子と、静かに頷く子と…千差万別でしたが、皆楽しんでいただけたようです。

多くの子にとって、モノづくりが「
自分ごと
」になり、将来はモノづくりの分野で頑張りたい…参加者の中のほんの僅かな方でも構わないので、そう言ってもらえればいいなぁと感じました。私自身も多くの気付くが得られたと同時に、ゼロからイチに変えようとする、今回のような取り組みの場に立ち会えたことを感謝しています。

ちなみに写真もかなり撮ったのですが、オフィシャルの方々の情報発信がまだなので、公開は控えたいと思います。

こんなことを思いつつ、noteを終えたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。感謝!

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