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変化し続けたからこその現在地

どうも、ウクモリ ヒロオです。

気が付けば私は、松山工業株式会社の経営者になって13年目を迎えようとしています。経営者になる前から、会社の改革を始めていましたが、まだまだ道半ばというか、スタート地点から少しだけ進んだだけ・・・そんな状況だと自覚しています。経営者が抱える課題は尽きないと言われていますが、課題は時代の変化と共に変質してしまうからでもあると感じています。

今だから言えますが、私は先代が築いてきた社風を良しとせず、ゼロベースから作り直しています。当然、始めた当初は理解者がおらず、風当たりもとても強い状態でした。「大手企業の下請けとして、先方のキーマンと交流を図り、仕事を貰うのが当たり前」「社員とは終業後の時間にコミュニケーションを図る」「展示会は学習の時間なのだから週末に行く」・・・そういった、当時は良しとしていた姿勢に価値創出という言葉が見当たらなかったからこそ、逆風に向かって進み始めました。

経営者になり、真っ先に「お客様のお役に立つために出来ること」という言葉を会社の中心に添えたのは、当たり前に思える行動が出来ていなかったからです。まだ、完全とは言えないながらも、当たり前だと言われていることが出来ていない状況に疑問を感じる社員が増えたことは、私自身の喜びであり、自信でもあります。だからこそ、道半ばながらも、「私の会社は変化している」と胸を張って言えるようになりました。

最近は、社員と「うちの会社は恵まれているよね」と話すことが多くなりました。私自身が働く環境を真剣に考えるようになり、社員の働く環境はかなり良くなりました。先述の通り、終業後にコミュニケーション・・・と言われていた時代を思い出すと、あの時に自分の考えを貫いて良かったと思います。就業時間内に仕事を終わらせる・・・今では当たり前に言われていることですが、ワークライフバランスという言葉が叫ばれるようになるまで、私の会社だけでなく、日本全体が、「働く」ということの意味を、真剣には考えていなかったんではないかと感じています。

環境を整えようという姿勢があったからこそ、コロナ禍には思い切ったルール改正を、文字通り臨機応変に打ち出せました。あの時、様々なことをその場で決断しなければいけなかった環境が、私をさらに成長させてくれたのではないかと感じています。

今、私はようやく次のステップを考えられるようになりました。社員に支えられながら、少しず進化しているからこそ、これまでは妥協せざるを得なかったことも、しっかりと結果を出してゆきたいと思っています。だからこそ、今年は臨機応変に動きながらも、時には少しどっしりと構えて全体を俯瞰する姿勢をみせたい・・・そんなことも考えています。

どちらにせよ、私が・・・ではなく、皆が・・・という方向性に、明確にシフトする1年になるんじゃないかと感じています。ゼロベースだったから苦労しましたが、ようやくそんなことが感じることが出来ました。楽しみです。

こんなことを語りつつ、今日のnoteを終えたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました感謝!


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