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オウンドメディアをなぜ作るのか


最近、2名の企業の方から「オウンドメディアを始めようと思っている」「オウンドメディアは会社に貢献してくれそう」という話をお聞きしました。
正直、オウンドメディアについて正確なことを知らなかったので、これを機会に調べてみようと思い記事にしてます。

・オウンドメディアとは?

オウンドメディアを一言で表現すると、「自社で保有する」メディアのことです。パンフレットやチラシもそれに分類されるらしいですが、オンラインマーケティングにとってのオウンドメディアは自社専用のブログやSNSなどを指すそうです。

・考えられる利点

①単純に、自社の情報に触れてもらえる可能性が増える
②費用を抑えられる可能性がある

の2点だと思います。

①については、単純に自分専用のメディアを一つ作れることで潜在顧客にアピールすることができるでしょう。自社の情報に触れてもらえる回数があがりそうです。
それに他の広告方法とは違って、自社で運営をしているので好きに自分たちがアピールしたいことを書くことができます。例えば、ツイッターを用いて発言を使用とした場合、文字数制限があるが、オウンドメディアにはない。これを利用すればそれまでより強く商品のアピールなどができそうです。ブランディングとか。
結果として、新たな顧客やリピーター獲得に貢献し、売り上げ上昇に寄与してくれるかもしれません。

②については、広告出稿費を抑えられるかもしれないということです。
もし自社のオウンドメディアが流行し、他社を経由した広告より費用対効果が高いと分かった時、その広告を利用するメリットは減少しているのではないでしょうか。当然、オウンドメディアは広告費がかからないので、費用が掛かる広告と売上が同等くらいならオウンドメディアに重心を傾けても不思議ではないと思います。

・疑問点

①どのくらいの企業が利用していて、売上に貢献しているのだろうか
ある記事のリンクを張らせていただくが、これは2019年12月のデータです。このデータによると、BtoB企業の6割はオウンドメディアを利用に興味があるが、運営をやめた企業は8割が2年以内である。つまり、3年以上継続しないと効果を発揮してこないことが読み取れます。3年かけてメディアを作り続けるコストと、広告はすべて他社に任せるコストだとどちらが大きいかはわからないが、社員のモチベーションが2年間続くかどうか怪しいところだと推測しています。


②オウンドメディアは他の広告宣伝会社を脅かすほど効果があるのか。(そもそも広告費を高く徴収するプラットフォームは、それだけ効果があるから高い料金設定にしても顧客が離れない。もしオウンドメディアが流行しているなら、広告費で利益を出している企業に何らかのインパクトがあってもおかしくないはずである。)
あまり、関係性のある資料がみつからなかった。もし脅かしているはずならもっと一般メディアに取り上げられていてもおかしくなさそうだから、広告会社にとっては歯牙にもかけないことなのだろうか。

・ちょっと考察

外部でなく自社の人へ向けたオウンドメディアもありそう。例えば、社内報や毎日のお知らせをオウンドメディアに載せて全員に発信するとか。社内の人しか見ないから、ある程度踏み込んだ情報を載せられるメリットがあるのではないだろうか。

加えて、将来的にはオウンドメディアだけを集めたプラットフォームができていてそこに行くと密度の濃い情報が手に入るようになってるかもしれない。

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