すくすく女子の育成論
ロンドンには実にいろいろな国の人が住んでいて、道を歩いていても、いろんな髪、目、肌の色にであうし、知らん言葉も色々飛び交っている。
国によって「常識」って色々違うんよということを子供たちとはなしあう流れのなかで、
「イタリア人の男性は、女性を見たら”素敵ですね”って声をかけるのが礼儀だと思っている」ということを話したら
子供達はなぜか大受けで、
「でも、日本人でもそういう人いるよねえ」
という。誰のことかと思ったら、先日会った時に4歳のあーちゃんにむかって、「僕と結婚してくれませんか?」と挨拶した、友達のたまちゃん@50歳のことだった。
「僕は心は5チャイなので!大人になったらちょうどいいですよ。ねっ、お母さん!」と言われたのだった。
その様子が、子どもたちは面白かったらしい。ヨーヨーは冗談だとわかっているが、あーちゃんは「ママのお友達、私にプロポーズした」と、本当にモテた気でいる。
たまちゃんは、なぜ独身?と聞きたくなるいい男ではあるので、私が「どうよ?」と促すと、あーちゃんは「うーん、でもちょっと年上すぎるかな。」と、ごくまともな考察をしていた。
さて、異論反論あるかもしれないが、私は、女子はある程度、自分が可愛いと信じていられたほうがすくすく育つのではないかと思っている。
私自身は、幼少期から小中まではずっと変わった子として浮いてた。高校生の間はずっとアグリー・ベティみたいな矯正していて、ついぞ自分が可愛いと思えないまま大人になった。その反動で?遅めの年貢をおさめる(31歳で結婚する)までの20代を、基本的に、自分で思い出してもうんざりするような毒のある女として過ごしてしまった。
というわけで娘には、私とは違ってグレース&デリカシーのある女に育って欲しいと思っているので、あーちゃんにモテ原体験?をくれたたまちゃんには、とりあえずありがとうと言っておく。
一方の男子たるものは、その中に棲まう永遠の5歳を大切にしてあげるとすくすく育つのかもしれない。そういえば、クレヨンしんちゃんも5歳だね。
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