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【最近読んで良かった本】行動設計、サービス設計編

こんにちは。シュフティ事業部デザイナー・ナカジマです。

みなさん、本読んでますかーーーーーー!?(A猪木風)
と勢いよく聞いておきながら、私は本を読むのが大の苦手です。
多分普通の人の10倍、いや20倍遅いです。。。(謎に盛る)

今回はそんな私がこの半年で行動設計・サービス設計の知識習得のために読んだ本をご紹介したいと思います。
今これを読んでくれているアナタよりも20倍本を読むのが遅い私が、結構スラスラと読めた珠玉の本たちです!
お家時間が増えた!積ん読候補増やそうかな!な方、ぜひ参考にしてみてください。


◆ アフターデジタル

アリババやDiDi、フーマーなどが取り入れ成長している、行動スコアリング(信用スコア)の事例本です。
中国では社会主義という国家の性質など様々な要因が重なって、信用スコアが国民に非常に根付いているそうです。
本の中では、信用スコアが当たり前になり、サービス上だけでなく電車に乗るときやレジ待ちなど公共の場でも国民のマナーが良くなったとか。

印象に残っている一文
ユーザーが何か行動したいと思う時に、それがネットなのかリアルなのかはサービス側には関係ない。
※ネットサービスだから○○できないと決めつけるのは違うよという話

中国企業だけの事例なので全てを鵜呑みにはできないですが、サービス設計の概念は行動スコア云々関係なくとても参考になります。


ゲームにすればうまくいく

この本はサービスや仕事にゲーミフィケーションを取り入れるためのコツをわかりやすいフレームワークに落とし込んで書かれています。
昨今UXが大事と言われるようになってから、「ゲーミフィケーション」という手法もよく取り上げられるようになりました。
一方でいざ「ゲーミフィケーションを!」となっても、何をどうやればいいのやら。。。なんて状態の方にはとてもオススメの本です。
1つのフレームワークごとに必ず事例が載っているので、自分ごとに置き換えやすく非常に参考になります。
ゲーミフィケーションの入門書として最初に読むのにぴったりだと思います。何より文章や構成がとても読みやすいです。

印象に残っている一文
ゲームの要素が「本来のサービスの面白味」あるいは「ユーザーの利用目的」と正しくつながっているかどうかが大切なのです。

この本で提唱しているフレームワークで、しっかりとユーザーが得たい価値を軸に作れるような仕組みになっていました。


ゲーミフィケーション

こちらもゲーミフィケーションの本ですが、実践やTipsというよりはゲーミフィケーションの考え方や捉え方、可能性を国内外問わず多くの事例を交えて紹介されています。
序盤に紹介されているオバマ氏の選挙活動の事例や、悪い例としてあげられていた風呂焚きゲームの事例なんかがおもしろかったです。
また「ポイント制はゲーミフィケーションではない」と書かれていて、ポイント(インセンティブ)が目的のユーザーしか得られないのであればそれはゲーミフィケーションとは言えないというところも納得感満載でした。
Tips本と合わせて読むと良いと思います。

印象に残っている一文
顧客との関係性を強化するためには、顧客のどういった行動を変えることが必要なのだろうか。
このように考えることがゲーミフィケーションのアイデアを思いつくきっかけになるかもしれない。

どうしても表面的なところに持っていかれがちなので、こういう概念的なところはしっかりと叩き込んでおきたいところです。


「ついやってしまう」体験のつくりかた

この本は体験設計を、有名ゲームを例にあげて体系的に学べる本です。
ほとんどの人が1度はやったことのあるゲームのあの体験を、行動設計にどう活かせばいいかをわかりやすく解説されています。
ゲーミフィケーションは主に、設計済みの行動をいかに能動的に取ってもらうかみたいなところがあるので、その手前の行動設計がイマイチだとイマイチな行動を取らせてしまうことになります。
ゲーミフィケーション関連の本と合わせて読むと良いと思います。

印象に残っている一文
人はなぜゲームを遊ぶのか?
ゲーム自体がおもしろいからではなく、プレイヤー自身が直感する体験そのものがおもしろいから、遊ぶ

だから「体験」が大切なんですね。そして「体験」をおもしろくデザインできれば、ユーザーに価値が伝わる。はず!


この本たちで学んだ知識をふんだんに活かしたシュフティの新機能や改善施策がご紹介できるように、引き続き頑張って参ります!!

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