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メディテーション(瞑想)に参加したら効果抜群だった話

11月ももうすぐ終わりますね。メディテーション(瞑想)アクティビティの話をしようと思います。
課題の圧倒的な量の多さと、プライベートでのいろいろと、イギリスの10月3週間前のよくわからない嵐のうるささのせいで夜まったく眠れず。しかも他人の表情やちょっとした言動に敏感になりすぎて日常生活での感情の振れ幅の上下に振り回される事態に陥りました。仕事しているときにもクライアントワークで疲弊した際に心臓がドキドキうるさく鳴って眠れなくなるという現象を経験したことがあるんですが、それがまたやってきました。ただ私はわりとすぐ弱まるほうではあるんですが、辛い時即座に人に頼ることができる才能があるので、すぐにチューターに連絡を取り現状をシェアしました。すると彼女が「学校の課外活動でおすすめのメディテーションがあるから参加してみて!」と教えてくれたのです。こういうとき日本だったらカルトかしらと疑うところ、まぁ英国は日本に比べてカルト規制しっかりしてるって言うし今回は大学公認のアクティビティでチューターのお勧めということもあり行ってみることに。チューターもかつて同じように心臓が高まってちょっとのことに傷ついしまう時期があったけれど、地域のメディテーションアクティビティに参加したらかなり良くなったということなんです。

ということで意を決して参加してきました。これは、キャンパス内で行われる課外活動なのですが特別なレジスターはいらず、誰でもポップインで参加できます。暗い教室に入ると椅子が並べられ、座布団的なものが中央に配されています。イギリスらしく、紅茶とビスケットも。緊張した面持ちで中に入り、軽く挨拶してまずは紅茶をいただきました。するとぽつりぽつりと生徒が集まってきます。率いているのはエミネムに似た男子生徒。みんなが席に着いて、カジュアルな挨拶を終えると、早速メディテーションが始まりました。なんてことはなく、彼のアナウンスに従って呼吸を整え、いわゆる瞑想を1時間行うだけです。人の呼吸の音が最初は気になりますがだんだん自分の意識との対話になっていきます。彼いわく、別の思考を無理やりどかさなくていい。大事なのは思考が走っていることに気づくことなんだそうです。そんなこんなで1時間終了。そのあといったん15分の休憩に入ります。そこではみんなで感想をシェアします。隣の席に座っていたフィルムスタディ(要は映画専攻)の男子生徒が「君の瞑想どんな感じ?」と声をかけてきたので、「日常生活の不安が消えてすごくすっきりしたよ〜」という話から始まり、「相手のちょっとした言葉尻に傷ついちゃうんだよね最近」と言ったら「Same!」となって盛り上がりました。こうやって同じ悩みを抱えた人と感情をシェアするってめちゃくちゃ大事ですね! そこからまた45分瞑想して、終わった頃には本当に驚くほどすっきりしたのです。

そして面白いのがこの課外活動、瞑想にもかかわらず終わったら必ずパブに行ってみんなでお酒を飲むんです。いかにもイギリス笑。私もせっかくなので参加することにしました。そこでもう一人の映画オタクの子と3人で意気投合。2時間ずーーーっと映画の話をしました。これが最高に楽しかった。こちとら無駄に長く生きてないから、いくら彼らがオタクといえど10年のギャップがあるため、映画研究学生の彼らに相当する量見ています。だから大抵の映画トークにはついていけるし、ある程度感想もシェアできます。英語だから感想はことごとく薄いんだけれど、それでも映画って大事なコミュニケーションツールだなぁと。映画ログを見比べながらお互い宿題を出し合いました。

そんなこんなで気分よく帰宅。久しぶりにぐっすり眠れました。その2週間後にまた参加すると、なんとリーダーが「大学を中退して自分でビジネスを始めるからこの活動は誰かに引き継ぎたいと思います。でも自分は校外でもっとコンフォタブルなメディテーションを始めます、抹茶とか出します。有料だけど、よろしくね」と語り出して笑いました。やっぱりメディテーションを率いてても煩悩は全然解除されなかったか。私は地域のドネーションベースのメディテーションに友達と参加してみようと思います!


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