保育園とインター@モザンビークの違い

息子は日本では保育園に通っていましたが、こちらではインターナショナルスクールのプレスクールに通っています。

当初は、日本にいた頃より大幅に短い預かり時間(7:30-13:00)に面食らい、時間を埋めようと放課後色々な習い事を探して、行きたくないと言う息子とバトルしてました。(日本にいた時はほぼなかった、息子とのバトル…。)振り返れば、英語もポル語もわからない子どもに酷なことをしました(反省)。習い事のことも追って書きたいと思います。

さて、保育園は日本ではあくまで「福祉施設」の位置づけなので、単純に教育の観点でインターナショナルスクールと比べられない部分はありますが、気づいたこととして。

プロセスより結果重視:保育園では、毎日の連絡帳で息子の様子がわかるのが楽しみでした。こちらでそれが無くなり残念でしたが、代わりに学期の途中・学期末に個人のレポートをくれます。レポートでは、「今日○○ちゃんとこんな風に遊んでいました^^」などの代わりに、言語、数字、好奇心・探究心、コミュニケーションなどいくつかの項目で「どれくらい成長したか」を教えてもらえます。育児に役立つ、客観的な指針になる気がします。

デジタル化:とは言え毎日の様子をもう少し知りたいなーと思っていたところ、SeaSawというアプリを使って先生がたまにクラスの様子を写真入りで投稿し共有してくれるようになりました。子どもたちの発言もメモしてくれて、ここからも成長を伺えます。一人一人の発言を書くなんて大変!と思いましたが、全員に手書きで伝えるよりよっぽど効率的かも。子どもたちにもICリテラシーを身につけさせる方針で、たまにiPadで子ども自身にも投稿をさせています。

子ども扱いしない:保育園で感じていた先生たちの優しい眼差しや触れ合いはなく、先生は教育者という感じです。基本、言葉で論理的に接している印象。一人の人間として自立を促しているのかなぁと。反動なのか、かなり私に甘えて「抱っこ抱っこ」ですが。。(そしてつい抱っこしてしまう。18キロ男子を抱えて、腕の筋肉もりもりです。)

ランチ:ランチはチケットを先生に渡しておくとお昼にまとめて買ってきてくれます。当初はお弁当を持たせていましたが、息子が皆と一緒がいいと言うので最近はもっぱらランチチケットです。かなり楽・・・。とは言え保育園の健康メニューとはかけ離れており、息子に聞くと大体「肉とポテト」な感じ。ここは文化の違いですね。夕飯に頑張ればいいかと思い、ありがたくチケットを利用。なんでも食べる息子に感謝。

友達との触れ合い:今は3歳から5歳が同じクラスなので、一番年下の息子は年上に気圧されがち。また、保育園ではお友達と手を繋いだり、みんなで仲良くしよう!という空気がありましたが、こちらでは手を繋ぐことはないし、気があう人と自由に遊ぶ感じで、かなりドライな雰囲気。それでも子ども同士だとはしゃいで遊ぶ様子が見れるようになってきました。息子は「『英語人』しかいなくて、いやなんだよ」とよく言いますが…。

どちらがいいというのはないと思います。家庭的な保育園のおかげで、一時帰国の時も前の保育園にお邪魔し一緒に遊んでもらい、とても安らぐ時間でした。ただ、子どもの教育・また運営の効率性の観点で、日本も参考にできるところがあるのではないかと。

こちらで一番感動したのは年末にもらった個人レポートでの記載です。
"We will continue to support him with the aim of developing his confidence to take more risks."
子どもにリスクをとることを教えるのはなかなか無い発想だし、その前提として自信を強調しているのも説得的です。私の中でも「自信」は子育てにおけるキーワードなので、勇気付けられる記載でした。


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