すず

忖度で何が悪い!_20170611エプソムC

連日ニュースが賑わっている加計学園問題が、まったく収まる気配がない。

前川・前文科省事務次官が「加計学園の獣医学部新設に際し、官邸からの圧力があった」と暴露したことや、「総理の意向」「官邸の最高レベルが言っている」などと記載されている文書があると、主張したことが波紋を呼んでいる。

この「圧力」「総理の意向」がいわゆる「忖度(そんたく)」と表現されているわけだが、結論から述べると、忖度で何が悪いというのだろう。

私が総理なら
「忖度でもなんでもして、既得権益を打破し、岩盤規制に風穴を空ける!」と言い放つ。


農水省と日本獣医師会の反対により大学の獣医学部の新設は52年も認められなかった。
52年もだ。
この間何が起きたかと言うと、昨今のペットブームはもとより、古くは狂牛病から、最近は毎年のように話題になる鳥インフルエンザなど、解決できない問題が増えている。

なのに52年も大学の獣医学部の新設が認められなかったということはこの業界が聖域と化していたからに他ならない。

競争無くして、技術の進歩はない。
競争無くして、業界の発展はありえない。


郵便事業に当初ヤマト運輸の宅急便が参入を拒まれた。
現在ヤマトがなかったらと思うと、恐ろしい。
物量激増で、注文したものは最短で1週間後にしか到着しないかもしれない。
送料無料どころか、数千円していたかもしれない。

通信事業はNTTが独占していた。
ソフトバンクが参入していなかったらと思うと、恐ろしい。
携帯電話十数万円で購入させられていたと思うとゾッとする。
通信代月額十万円の支払いを余儀なくされていたかもしれない。


ことほどさように、守られた業界というものは自分の居場所にあぐらをかいて消費者のことなど二の次、三の次なのだ。
消費者のことを考えるようになるのは、新規参入があってから、つまり競争原理が働いてからなのだ。


さらに前川氏は獣医の需給について、「農水省と厚労省が説明してくれなかった」と発言していた。
この発言はそもそも文科省の存在意義を薄くするものだ。
自分で調べればよいだけのことだ。
それをせずして、農水省と厚労省に委ねているのなら、そもそも文科省なんて必要ない。


文科省は自分の存在意義が薄れるのを拒むため、日本獣医師会や既存の大学獣医学部と癒着していたに過ぎない。
さらにこうして、天下り問題も発生するわけだ。
いいことがなにひとつない。

忖度でもしなければ岩盤に穴はあくはずがない。
加計学園だけでなく、京都産業大学にも認可してやればよい。

保身という事で言えば、前川氏のこの暴露の時期こそがそれを物語っている。
なぜ、現職の時に暴露しないのか。まさに保身だろう。
天下り問題で辞任してからの暴露というのは前川氏の発言に説得力がまったくなくなる。

さらに説得力がないといえば、度重なる前川氏の出会い系バー通いだ。
「女性の貧困調査をしていた」というのは笑わせる。男ならだれも信じない。
そもそもそんなことを省庁のトップが何度も現場視察するくらいなら、獣医師の将来の需給を調べろ!っていうもんだ。
大事なことは人任せで、何を言ってるんだか。

百歩譲って、本当に女性の貧困調査をしたのなら、現状と対策をレポートにしているだろうから、この文書を提示してもらおう。
なにしろトップが現地調査しているくらいだ。
さぞかし大プロジェクトで膨大な調査報告書があるに違いない(笑)。


さて、本日はエプソムC。
大穴の③バーディーイーグルを狙う。
この馬の調教師は国枝栄氏。
彼は獣医師免許を持った調教師のひとりだ。


広瀬すず「のどが痛い、熱が出た、ねらい撃ち!!」 ソンタック



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[今年の当たり]
◯NHKマイルC ボンセルヴィーソ 6人気3着
◯大阪杯 ステファノス 7人気2着 
◯中山牝馬S トーセンビクトリー 5人気1着
◯きさらぎ賞 アメリカズカップ 6人気1着
◯京都金杯 ブラックスピネル 6人気2着

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