見出し画像

【MBA・面接】面接で聞かれることと答え方 その2

過去記事について問い合わせがあり、久しぶりにログイン。
アクセス数が上がっていると知り、更新することにしました。
前回の内容は、私がネットで拾ったものと実際に卒業生から聞いた内容、それに自分が聞かれたことを踏まえて書いたものでした。

あれから私も大学院を卒業し、それまでと全く異なるキャリアを歩んでいるわけですが、先日、社内の面接担当者と話す機会がありました。

いわゆる、戦略コンサルティングファームの面接はフェルミ推定などケースを前提に問答を繰り返すわけですが、ケースは出ないものの国内MBAの面接でも似た部分があると思ったのでメモしておきます

今日、お話するのは面接対策に向けた「考え方のプロセスを大切に」「視点をそろえる」ということです。


そもそも書類選考に落ちてしまった場合に

先日、個別にメッセージをいただいたのですが、面接の前に書類選考に落ちてしまい悩まれる方がいます。
たしかに、コロナ禍で一次面接が免除されている場合、選考のハードルが高くなっている可能性があります。
私のおすすめは、予備校や個人が経営している塾の通信添削を利用してみることです
https://shoronbuntensaku.com/mba/
https://www.agaroot.jp/domestic_mba/syouronbun_daigakuinbetsu/
https://www.kals.jp/mba/curriculum/

上記は、在学中にも利用していた学生が数人いたため、おすすめします。
なぜ、添削を受けたほうがいいのかというと、後述する「考え方のプロセス」「視点」がズレている可能性が高いからです。
社会人経験を積み、こちらが伝えたい「自分のキャリアや業績」と先方が期待する「キャリアを踏まえた研究テーマ」には大きなクレパスが存在します。

相手の関心事や視点を知るためにも、上記の添削は大いに役立つでしょう。

考え方のプロセスを大切に

前回は、「どんなことが聞かれるのか?」についてお伝えしました。
今回は、「なぜ、そう考えたのか?」の道筋が相手に伝わることの大切さをお伝えしたいです。
以前、書いたかもしれませんが、「結論→原因→結果」の順に話すと効果的です。
その理由は、面接官の聞かれた質問に対し、まず結論を伝えることで、相手から「なぜ?」という問いが生まれます。
その「なぜ?」に答えることで、ご自身のキャリアを踏まえて因果関係をつなげて答えていくと、「あなたらしい」受け答えが自然に出てきます。
修士論文の執筆等も同じだと思うのですが、コンサルティングファームでのディスカッションも然り「妥当な考え方のプロセスを経て生み出された答えは、おそらく妥当」という暗黙の了解があります。
つまり、学問でも実務でも、答えのない問いに対して、“おそらく正しいであろう”答えを生みだすためには、相手に「その答えを生み出すための流れ」が“おそらく正しい”とであろうと思ってもわらなければいけません。
そのために、修論執筆にあたっては、指導教員から、研究手法の適正や結論の妥当性をチェックされます(※しない教員もいるけれど)

したがって、ご自身の受け答えを見直す際に、「どういう内容を答えたか?」に加え、「どのような流れで受け答えをしたのか?」もチェックすることをお勧めします。

視点をそろえる

答えを出すにあたって、相手と「視点をそろえる」ことを意識しましょう。
つまり、「相手が知りたい問いに答えているか?」「相手の興味関心をそそる内容なのか?」を考えましょう。
たとえば、「学術的にどのような意味があるのか?」という問いを抱えている教員に対して、「実務家として前年比○%増の売上に貢献した」は答えになっていません。
相手の知りたいことはなにか、志望理由書や研究計画書にも相手の知りたい要素が入っているかを考えましょう。

では、どうやって身につけるのか?

これに対する答えは、卒業生や関係者をみつけて話を聞いてもらうのが一番手っ取り早い気がします。
私自身もMBAホルダーの知人との対話のなかで、面接に向けてチェックをもらっていました。
関係者と話し、指摘しているなかで、あなたを受け入れる側が抱える問題意識やチェックポイントがそれとなく見えてくると思います。
このことは、おそらく新卒採用の学生がおこなうOB訪問に近いものがあるのではないでしょうか。

と今回も長々と書いてきましたが、何かの役に立てば幸いです。

ではでは

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?