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日記とわたし(書く編)

今日は私の人生と切っては切り離せない「日記」について書きます。

日記ってみなさん好きですか?
私にとっては思春期の頃からすごい身近にあるもので、特に意識はしていなかったんですが。
大人になった今、改めて「自分って日記のことすげ〜好きだよな」って感じることが多くあります。

「自分で書く」日記も好きだし、
「人が書いたものを読む」日記も好き。

両方がしっかり私の毎日を支えてくれているのです。
長くなってしまいそうなので、今回は「自分で書く」日記について書こうかと。

さかのぼると、おそらく中学校入った頃かな書き始めたのは。
まあ内容は「〇〇君と今日は目があった(ハート)」みたいなきゃっきゃした内容がほとんどだった気がする。
友達もいたし、楽しい会話をみんなとできていたのだと思うけど
なんか、自分のことや自分の内にある気持ちを話したりすることが苦手というか…
無意識に人の話で楽しむことばかりしていて、自分のことは「聞かれたら言う」ことが多かったのかもしれません。
小さな頃から一人で遊ぶのが好きだった私は、親にだって自分から自分の話をすると言うことはそんなになかったかなー今思うと。
もちろん、その頃はそんなこと意識しているつもりは一切ないんだけどね。
でも、人に話すより「一人で文字にして書く」ことで自分の中の気持ちを吐き出していたのかもしれません。

一人でノートにつらつら日記を書くのも、それを読み返すのも、自分にとってはすごく楽しい時間でした。

あとは、友達と行なっていた「交換日記」とか、日直の時に書くような「日誌」みたいなのも大好きだった。
自分の気持ちや思いやくだらないことまでも、私はなぜか文章として書くのが大好きだった気がする。
でも、これは今大人になって振り返ってみて思うことで、当時「文章を書くのが好き」だなんて思ったことがなかった。
小学生の時書いた作文や読書感想文はいつもD(ABCDの評価で)とかでした…

そして、中学生の時につけていた甘酸っぱい日記は、高校生くらいの「ナニコレ!超恥ずかしいッ」という気持ちによって焼却処分されてしまうのです…
そのころにあの日記を「絶対とっておいたら面白くなる」という強メンタルのもと保管しておけばよかったのに!と悔やむ日々。
さすがにそんな面白メンタルは持ち合わせていませんでした。ちょっと残念。

そんなこんなで私の中での日記は中学生ごろで途絶えていました。
しかし、社会人になり好きなものやカルチャーについてメモしておきたいなという心から再び日記を書き始めるのです。
これが私の日々を支えてくれることになるのです。

途中浮気したりもしてますが、基本はほぼ日手帳の一週間で分かれているやつに書いてますね。
ご存知の方もいるとは思いますが、書くスペースとしては小さいと思います。
日記書き始めてからごく最近まで、ほぼ毎日「3行程度」なことが多かったかな。
例えば、「めちゃくちゃねむい」とか「お金がない」とかそんなくだらないぼやきみたいなもので終わる日もよくあります。何も書かない日もあります。
でもそれでいいのです。自分にしか見せないし、何にも目標もないので適当でいいのです。
それでもやっぱり、自分の思っていることを文章にして表すことで救われている自分がいました。
スペースが余ったら絵を描いたり、旅行の計画を書いてみたり「書く」こと自体を純粋に楽しんでいました。

全部が白の自由帳に書くのはなんだか緊張するし気が引けてしまうのだけど、「今日」とか「一週間」スペースだったら自由になれる気がして。

それで、そんな緩やかな日記は3〜4年続けていたのですが、最近少し変化がありました。
今までは感じたことを数行書いていただけで終わらせていたのを、1日の欄びっしり書いてみるのもいいんじゃないか?と思ってそれを続けています。
すぐ飽きるかと思ったけど、4ヶ月くらい続いています。
これは次の回でも書こうと思いますが、様々な日記文学に出会って影響されたものです。
意外と毎日書くことがどんどん出てきて楽しい。
本を読んで、テレビを見て、ラジオを聞いて、人と話して、何かを感じたらすぐに書くようになりました。
やっぱり人って忘れちゃうから、文章にするって私にとってはすごく大切で、楽しくて、満たされます。
「素敵だな〜」と思うことが本当に日々たくさんあるので、いつでもその感覚を思い出せる気がします、日記があることで。

まあそんな綺麗事も書いてますが、実際の毎日は気にくわないことやうまくいかないことだらけなので、罵倒やグチもたくさんあります。
正直、私のこと知っている人には死んでも見られたくない。ぜったいにイヤ!
でも、見られないという安心感から自分の本音を思い切り書くことができて
いて、心の安定を保ってくれています。
思ったことをそのまますぐ誰かに言うことが100%良いとは全く思わないので、
自分の中で消化できるのであればその方が良いし、消化した上で伝えるべきものは伝えれば良いし。
まずは自分の中で噛み砕くような時間が自分には必要。
それが気の許せる人と話すことでうまくコントロールできる人はそれでいいと思うけど、やっぱり私は大人になってもそれが苦手で…

だから、これからも私は書くことで、自分のことを見つめ直しています。

たまに昔のを見返すと「自分ウジウジおんなじこと言ってんなー!」とかいうこともあり、ちょっと自分のこと嫌になりつつ愛おしく思ったりもします。笑

まあそんなこんなで、日記を毎日書けるような余裕がある日々が続く限りは書き続けたいと思います。
(誰かに見られないことを祈りつつ…)

さて、思いの外長くなってしまいました。
私は、他の人が記した日記を文学として読むのも大好きなのです。
次の回では好きな作品なども合わせて紹介しますね。

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