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防災士としての初仕事

防災士を取得してから初めての「防災講座」のお仕事。といっても、教員の仕事の一環ですが笑

勤務校には、9月末にスタディウィークというものがあります。
私の所属学年は、この期間にSDGsと関連する、自分の興味関心のある講座を学ぶ取り組みを行いました。
各教員が1講座担当する3日間、私は防災をテーマに選びました。

内容はこんな感じ
⚪︎防災バッグをつくろう!
⚪︎災害AR体験
⚪︎非常食体験
⚪︎簡易版DIG

勤務校は色んな土地出身の生徒が集まっているから、とても面白い発見もたくさんありました。
災害の名称が違ったり、英語の名称を知ったり。
感じ方や身近な災害も違うので、勉強になりました。

生徒たちそれぞれに防災バッグを作らせたら、これも個性が出て面白い。
一番にスマホ、と書く生徒がいる一方で、飼い犬やぬいぐるみと書く生徒がいる。発電機、から書き始めた生徒には、現代っ子、なんて堅実なんだ!と感動してしまいました笑 もちろん、四次元ポケットと書く子もいて、ツッコミながらも生徒と一緒に、防災について考えました。

AR体験も反応がよかったです。
東京海上日動さんのサイトからできる災害体験です。iPadなどのカメラ付き端末と、ネット環境があればすぐにできます。
【URL】
https://bousai-ar.tokiomarine-nichido.co.jp/

洪水と土砂災害について体験できます。
どちらも、自分が今いる場所に10m水が来たらどうなるのか、がわかります。
生徒たちは、「うわ、沈んじゃった…」「こんなのがドドっと襲ってきたら怖いなぁ」「土砂災害のARは大きな岩も混じってるよ、これも水が運んじゃうんだ」など、さまざまな反応。
使い方は一瞬で掴んですぐ使える、さすがデジタル世代です。

一番反応がよかったのは防災食です。実際に食べる、ということに生徒は盛り上がっていました。
具体的には、
⚪︎カンパン
⚪︎ビスコ
⚪︎冷たいまま食べられるご飯もの(学校の災害備蓄のうち、期限が近いものをいただきました!)
⚪︎お湯を注いで温かい食事にできるご飯もの
を食べました。

今回、学校の災害備蓄の内容を見て、アレルギー対応のものが少なく、少し心配になりました。
最近はアレルギー対応の防災食は増えています。
今回も、防災食の選び方として、アレルギー表示の見方や防災食の選び方、平常時に自分の食べられる防災食を見つけておく必要性にも触れました。

口々に、私はこれ食べられるなぁ。これ苦手だなぁ。家にこういう防災食あるのかな?親に聞いてみよう!と会話が飛び交いました。黙々と食べる子、ほとんど食べられない子、おかわりを求める子もいました。
防災食の技術は進んでいるとはいえ、日常とは違う場で食べるものです。食べ慣れる、とはいかないまでも、知る機会としてはよかったかなと思っています。

この講座の内容や感想については、新聞委員会の生徒が、全校向けの校内新聞で記事を書いてくれました。ものすごく色々と考えてくれているようで、感動しました…!

こういう講座、またやりたいですし、授業の中でも近い取り組みができないか?と画策しています。

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