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319冊目:屍人荘の殺人/今村昌弘・ミヨカワ将

こんばんは、Umenogummiです。


今日はミステリー&パニックホラーマンガです。



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屍人荘の殺人/今村昌弘 原作・ミヨカワ将 漫画






あらすじ


神紅大学理学部3回生の明智恭介は、自称・神紅のホームズと名乗り、学内で起こる事件を勝手に助手と呼んでいる経済学部1回生・葉村譲とともに解決していました。

明智と葉村はある日学食で、文学部2回生の剣崎比留子から一緒に映画研究部の合宿に参加してほしいと頼まれます。昨年の合宿が原因で自殺者が出たこと、最近「今年の生贄は誰だ」という脅迫状が届き多くの部員が合宿を辞退したことから、剣崎自身も合宿に参加してほしいと映研の部長から頼まれたということでした。


合宿当日、近くでロックフェスティバルをやっているという駅に降り立った3人は、映研部部長の進藤歩、その恋人の星崎麗花、ほかに部員の名張純江高木凛静原美冬そして彼らを迎えに来たペンションの管理人・菅野唯人とともに合宿を行う紫湛荘(しじんそう)へ向かいます。


紫湛荘には別荘の持ち主である映研OBの七宮兼光と、ほかのOB・出目飛雄立浪波流也がいました。技術担当の重元充、撮影する映像に出演する下松孝子も合流し、廃墟となったホテルで撮影がスタートします。


明智、葉村と剣崎は、下松から合宿の本来の目的を聞きます。それは、進藤が就職のあっせんをしてもらうために、OB3人に女子学生を紹介するというものでした。

その夜行われた肝試しの最中、ロックフェスティバルの会場から流れてきたと思われる大量のゾンビ(屍人)に襲われ、襲われた下松が屍人と化してしまいます。

メンバーたちは紫湛荘に逃げ込みますが、明智も逃げ遅れた静原を助けるために犠牲になってしまいます。




感想


ただのミステリーかとおもいきや、ゾンビが出てきて、さらにそこに殺人事件がおこって、という作品です。

探偵役かと思われた明智がまさかの途中退場、以降は剣崎・葉村コンビが殺人事件の解決に乗り出します。とある事情から人と一線を引く剣崎ですが、葉村には心を許しているような感じで、良いコンビです。

明智はなかなかいいキャラをしていたので、割と早い段階でサヨナラしてしまったのはちょっと残念ですね。



ミステリー好きの方にも、パニックホラーが好きな方にも楽しめる作品です。





リンク



原作の出版元・東京創元社公式ホームページ



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実写映画もあります。
原作・マンガとはすこし違うようですね…。
実写が苦手なので未視聴ですが。


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