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短歌(秋を告げるナナカマド編)

こんばんは。朝夕の冷え込みが厳しくなり、秋も深まる時期ですね。
突然ですが、この記事を読んでいるあなたはナナカマドをご存知でしょうか。


先日、X(旧:Twitter)にて「#フォロワーから五音もらって短歌を詠む」タグをつけてお題を募集したところ、フォロワーのはちすさんからこんな返信をいただきました。

「秋ですので『ナナカマド』如何がですか?」

お題をいただき――そこで一瞬焦る私。
("秋なので!?" ナナカマドって秋の風物詩だっけ!?!?)


はい。みんな大好きナナカマド博士ですね(絶対違う)
実は私は秋のナナカマドに馴染みがないため、お題をいただいた時も一瞬完全に人名として認識していました。秋とは?
しかし、ポケモンの登場人物はほとんどが植物由来のネーミング。ナナカマド博士も、名前の元ネタは植物のはずです。
ナナカマド、どんな植物だったっけ……と検索検索。

ナナカマド(七竈、花楸樹、学名:Sorbus commixta)は、バラ科の落葉高木。別名では、オオナナカマド、エゾナナカマドともよばれる。赤く染まる紅葉や果実が美しいので、北海道や東北地方では街路樹や公園樹としてよく植えられている。材はかたく、備長炭の代用になる。

Wikipedia「ナナカマド」より引用

紅葉するんだ……。
それに、街路樹や公園樹ならかなり身近な「秋」だ……。

分布・下位分類
南千島を含む北海道、本州、四国、九州の冷温帯の山地帯の上部および亜高山帯の林地に自生する。樺太や朝鮮半島などアジア東北部に分布。山地のミズナラ・ブナ林から亜高山の森林限界まで普通に分布する。

Wikipedia「ナナカマド」より引用

日本各地に自生しているけど、平地にはあまり生えていないってこと……?

そう、どうやらナナカマドは、主に寒い地域に生えている植物のようなのです。
なるほど、それで見た覚えがなかったんですね……。
私は生まれも育ちも関西。それも比較的温暖な地域なので、雪が降ることもあまりありません。

しかし、このお題をくださったはちすさんは、まさに東北在住の方。きっとナナカマドが身近な場所にあるのでしょう。
秋になると紅葉するというナナカマドを私も見てみたいものです……!

そんな感じで調べながら作った歌がこちらです。

ナナカマドで秋を感じたことがあるフォロワーがいて日本は広い

短歌のお題からこんなに話が広がることも、同じ日本に住んでいるのに、同じ植物に対して持つイメージが違うのも面白いことだな、と思って詠みました。

ナナカマドどこかで秋を告げているリージョンフォームのような木だとか

二首目はナナカマド博士のイメージから、どうしてもポケモン要素を盛り込みたくて詠んだ歌です。「こっちの地方にも似たような木はあるけど、あっちの地方でポピュラーなナナカマドは見かけないんだよな」という気持ちを詠みたかったので意味的にリージョンフォームで合っているはず。
こういう植物ってナナカマド以外にも結構ありそうですね。もし他にご存知でしたら、コメントなどで教えていただけると嬉しいです。


最後になりましたが、今回の歌はお題『ナナカマド』をくださったはちすさんのおかげでできましたので、この場でお礼を申し上げます。
ナイスなお題をくださり&記事掲載を快諾してくださり、ありがとうございました!

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