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推し短歌(推し活したいけど促されたくはないな編)

推し方も誰を推すかも私が決める誰の指図も受けないからね

推しがいる人生ってすごく楽しくて充実感があるので、推しはいるに越したことがないし、推し活もできればしたほうがいい。誰もが誰かを推している「推し活ブーム」の中で、推しの存在は推している側のアイデンティティにさえなっている。
けど、個人的には、推し本人ならともかく外野に「さあ推し活してください!」ってされるとなんか冷めちゃうとこあるよな、と思って詠んだ歌です。
推しに「推して♡」って言われたら「全力で推す〜〜〜!!!!!」ってなるけど、
勝ち馬に乗れ的な感じで「これからの覇権はこの子! 乗り遅れずにこいつを推せ!」みたいに外野から言われたら「は?」ってなるし、推し活に乗っかって「推し活に必須のアイテムはこれ!」とか売り込まれても「なんだァ……? テメェ……」ってなっちゃうみたいな……。
自分はいろんなジャンルで「全体的になんとなく好きだけど、推しと呼べるほど強く深く興味をそそられる存在はいない」とか「推し活してると自称できるほどのめり込めない」ことがよくあるので、自分では推し活してる……つもりでも世間的に見たらどうなんだろうって思うことがわりとよくあります。
ていうか推しを推す感情って、推す側の内面の自主的な変化から現れるものなので、「推し活ブーム」として誰もが誰かを推しているのが当たり前ってのはやっぱ不自然なことなんじゃないだろうかとも思います。だから私はこれからも「自分が見つけてしまった」推しだけひっそり推していたい。私だけが観測している星だと勘違いしていたい。っていう感情もまた、誰かしらの外野の影響を受けてるはずなんですけどね。

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