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書評

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妊娠・出産・育児本の書評
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記事一覧

京大卒の私が絵本を信じる理由② ぶっくくらぶ1歳の絵本

この記事のポイント ・よくわからん絵本が、プロの目で見た良い絵本 ・親の不安は、プロに見透…

母向け雑誌VERYがおもしろすぎる

 前からおもしろいと思っていた。しかし2024年4月号があまりにもおもしろすぎて、ツボだらけ…

母として『君たちはどう生きるか』を観たら宮﨑駿が厳しすぎて号泣した話

 大ショックを受けた。涙が止まらず席から動けず仕事もできなくなった。宮﨑駿のことを思うと…

よだれ痕いつの日か薔薇の刺青に 俵万智作『プーさんの鼻』

 俵万智、といえばサラダ記念日の作家。あの歌は有名だけど、でもあの歌しか知らなくて、そも…

『ポストイクメンの男性育児』を読んで夫がめちゃくちゃ頑張ってることに気付いた

「GW旦那がずっと家にいる最悪」 「ありえへん、旦那が水でミルク作ってた」 「夫が風邪っぽい…

女の敵は自分。『LEAN IN』が教えてくれたこと

 本屋で平積みされているのをよく目にしていた。でも今の自分には関係ないだろうと思っていた…

乳首はアメチェか液晶か。川上未映子『きみは赤ちゃん』

 乳首。あなた今ちくびって読んだでしょ。にゅうしゅ、と読むと専門用語っぽくて少しかっこいいよ。  そんなことはどうでもいいのだが、出産を終えた女性にとっては大きな問題となりがちなおっぱい。私も以前「素晴らしいお胸がなくなってしまった」でその顛末を書いた。  おっぱいなんていうものは、普段隠されているもので日の目を見ることはない。しかしそのおっぱいを社会の中に引っ張り出し、芥川賞を受賞した作品があった。川上未映子『乳と卵』。  豊胸が云々という話で、おっぱい、乳首、生理、初

育児に疲れたら『とりあえずお湯わかせ』

 赤ちゃんが生後4ヶ月になり、少し生活に余裕が出てきた。amazonで柚木麻子さんの育児エッセ…

ネントレ本4冊比較してみた

 赤ちゃん、何時に寝かしつけてますか? うちは現在生後3ヶ月で、19時頃からお風呂→授乳→…

書評『ふたりは同時に親になる』

 共働きでも専業主婦(夫)でも大企業勤めでも中小企業勤めでもフリーランスでも、あらゆるプ…