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七月の空へHappyBirthday

2021年7月1日、私は note に恐る恐る、はじめての記事を投稿した。
「もう一度、はじめようと思う。」と題したそれは、それまでの人生で何度も転んで、その都度、苦しみの底から這い上がってきた私の、いわば決死の「回復宣言」でもあった。

人生の残り時間が、そろそろカウントダウンに入る年齢だった。
このまま蹲って、泣いて、一生を終えるわけにはいかない!
今度こそ根本から立ち上がって、自分のために生きるんだ!
――と、なかなかに悲壮な決意だった。


そういえば昨年も note さんから、一周年のお祝いとバッジが届いていた。

けれどもこの頃の私は、リアルの状況があまりにも厳しくて、細々と投稿を続けるのがやっとで、一周年を振り返る余裕がなかった。

そして、今日。
そうか、二周年なんだなぁ、と感慨深く思う。


二年前の私は、「回復するぞー!」と拳だけはブンブン振り上げつつも空回り気味で、すぐに疲れては寝込んでしまうような体力だった。
子どもたちとの関係も重苦しく、もう二度と一緒に食卓を囲むことも、笑い合うこともないだろうと悲観していた。

「他人と過去は変えられないが、自分と未来は変えられる」
「自分が変われば、おのずと相手も変わる」
そんな、使い古された言葉にすがるように、ともかく信じて、ひたすら文章と向き合ってきた二年間だった。


そして、今。
作業療法の一環として、自分や家族、そして生家や姉たちについて書いたエッセイは、七つのマガジンになった。
ひょんなことから応募した「白杯」をきっかけに、「みんなの俳句大会」とのご縁をいただき、前回の「ライラック杯」まで、連続七大会参加することができた。
また、俳句幼稚園に入園することで、人一倍人見知りで、ともすればリアルでも note でも引きこもりがちな私が、たくさんの方と出会い、交流することができた。俳句って凄い!

結構、長く生きてきたつもりだけれど、これまでの人生の中で、間違いなく今が一番楽しい。
この世に生を受けた誕生日とは別に、私にはもう一つ誕生日があるのだ。
小さなケーキで、お祝いしよう。もう二歳、だけど、まだ二歳。あとは成長するしかない。


いつも読んでくださる皆様、たまたま目をとめてくださった方、スキを押してくださった皆様、温かいコメントをくださった方々へ、本当に、心から感謝いたします。
これからも変わらず、書き続けようと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。

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