恐竜大暴れ


今回はジュラシックパークを観た。今でも名作と名高い恐竜映画だ。その感想を以下に述べていく。

1. 観た理由と書く理由

まず、この映画を観た理由について述べる。
まず、純粋に面白い映画だと思うから。今でも恐竜映画といえば、この映画を思い浮かべる人が多い。大迫力の恐竜が大暴れする映像は感動を覚える。
それに、観ていてハラハラするシーンが多いのも面白い。もう既に観たことがあるにもかかわらず、再びハラハラしてしまうのは、この映画が名作だからこそであろう。
そして、まだこの映画の感想を書いたことが無いのがもう一つの理由だ。
先程、「既に観たことがある」と述べた。実は、四年前にこの映画は観たことがある。しかし、当時の自分には映画を観た感想を形にするという習慣がなかった。
そのため、改めてこの映画を観て、感想を述べようと思ったのだ。
以上がこの映画を観た理由、そして、感想文を書く理由だ。
さあ、皆様を恐竜世界への冒険にお連れしよう…

2. 映画の概要

ジュラシックパークは1993年にアメリカで公開された映画である。監督は巨匠スティーブン・スピルバーグ。
最新の技術により現代に蘇った恐竜たちが生きる「ジュラシックパーク」を舞台にした、SFアドベンチャームービーである。
CGにより描かれた恐竜たちはまさに大迫力、そして、臨場感に溢れている。
観ていてハラハラするシーンも満載だ。スリルはあなたを魅了して話さない筈だ。
以上、この映画の概要を簡単に述べた。あなたの心を掴み、あなたの目を釘付けにする。傑作ムービーと言えるだろう。

3. 印象的だったシーン

それでは、印象的だったシーンを四つほど述べよう。
まず、概要でも述べたが、スリル満点のシーンは印象的だった。
例えば、上から車が落下してくるシーン。
グラントとアレックスが、パークの壁に宙づりになっている。その上には、今にも落ちそうな車がある。もし、落下してくる車を避けられなかったら死は避けきれない。
そこでグラントたちは、宙づりになっている体を左右に大きく揺らすことで、落下してくる車を回避するのだ。危機は無事回避された。
そして、高圧電流フェンスのシーンもスリリングだ。
パークの周りには、恐竜が逃げ出さないように、高圧電流のフェンスが張り巡らされている。グラント、アレックス、その弟のティムが、システムダウンにより電流が流れていない状態のフェンスを登っていくシーンがある。
グラントとアレックスは何とかフェンスを乗り越えるのだが、ティムは遅れてしまい、まだ降りてきていない。そこへ、不幸にもシステムが再び動き出し、ティムが触っているフェンスに高圧電流が…。
電流に触れたティムは地面に落下する。幸いグラントが落下するティムをキャッチした。だが、グラントの口から最悪の一言が発せられる。
「ティムが息をしていない。」
しかし、その後、グラントの必死の手当てにより、ティムは息を吹き返すのだが。何ともドキドキするシーンだろうか。
私はこの映画を四年前に見た。なので、「誰が助かる」、「オチはどうなる」などという展開は頭に入っている筈なのだ。なのに、感情移入してハラハラしたり、ドキドキしてしまう。こうなるのは、やはりこの映画が傑作だからなのであろう。
名作映画というのは、展開がわかっていても、何度見ても面白いものなのだと実感した。

子供たちが活躍するシーンや、トイストーリーの元ネタになったシーンも印象的だ。
厨房のでアレックスが鏡に映っている自分の姿を利用し、恐竜を気絶させるシーン。そして、ティムが恐竜を冷凍室に閉じ込めるシーンも印象的だ。
やはり、普通の大人よりも子供が知恵と勇気で敵を倒すシーンはかなりワクワクに溢れている。
また、バックミラー越しに迫ってくる恐竜が映されるシーンは、トイストーリー2のおもちゃ屋のシーンでパロディになっている。トイストーリーファンとしては思わずにやりとしてしまうシーンである。

最後に挙げるのは、「恐竜を蘇らせたメカニズムの説明」である。
MR.DNAが登場し、恐竜を蘇らせたメカニズム、厳密にいうと恐竜のクローンを作成する方法を説明するシーンがある。その方法というのが、
「恐竜の血液を吸ったまま琥珀に閉じ込められた蚊から恐竜の血液を採取する。DNAの欠損した部分は、カエルの遺伝子から補う」
というものだった。
文章で説明すると、「そんなことできる筈ないだろう」という感想を抱くかもしれないが、映像付きで見せられると妙な説得力があり、できるんじゃないかという気がしてくるのだ。
このように、面白い映画は妙に説得力があるものだと感じる。そういったシーンを作れる製作陣の腕前は、すごいと思う。
他にも、このシーンでは、メカニズムの説明のためにわざわざアニメーションまで作っている。そういった、手の込んでいるところも、映画が説得力を持つ理由なのだと思う。

4. 想像上だけだから楽しいしロマンがある。

最後に、強く感じたことを述べて文を終わりにしようと思う。それは、「あくまで想像上にしかないからこそ、楽しいものがある」ということだ。
恐竜は6500万年前に絶滅してしまった。今では化石くらいしか恐竜の痕跡はない。
そんな数少ない痕跡は、我々に想像を与えてくれる。
「太古の世界では恐竜たちが闊歩していたんだ」と。
このように、過ぎ去った時がどのような時代で、どんな恐竜たちがいたのかを想像するのは楽しいことだろう。
しかし、そんな恐竜たちが時を超えて実在し始めたとしたら、きっと映画のような大惨事になってしまうのだろう。
それは、想像している間は楽しいばかりに目がいってしまい、その裏に潜む危険に目が及ばない我々への警鐘のようにも思える。考えすぎかもしれないが…。
亡くなってしまった生物に対しては想像の範囲内だけの存在にとどめておいた方が良さそうだ。
窓の外に広がる景色を見て私は思う。「恐竜が生きていた頃、ここら辺にはどんな世界が広がっていたんだろう」と。
私たちはその答えを知らない。だからこそ、無限大の想像ができる。
100万年前から変わらないであろう空を見ながら、そんな想像をしてみるのも楽しいだろう。


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