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【赤ちゃんの生体リズム】

Umito / カラダ・コンサルティングの山本健太です!
理学療法士の資格を持って地域で予防の活動に取り組んでいます!

・睡眠について最低限知っておいてほしい情報
・睡眠習慣を見直す情報 を発信します!

前回は、仰向けの重要性についてお伝えしていきました!今回は打って変わって赤ちゃんの生体リズム獲得について考えていきたいと思います!

月齢と生体リズム

大人になると当たり前に備わっている生体リズムですが、生まれもって身に付いているものではありません。赤ちゃんは、少しづつ練習しながら獲得していきます。生まれてすぐは、体力もないためホメオスタシスの働きで起きては寝てを繰り返します。少しづつ体力がついてきて覚醒時間が長く保てるようになってからは、生体リズムの働きである程度の時間になったら眠くなる機能が必要となってきます。

しかし、リズムの獲得は勝手に身に付いていくというものでもありません。赤ちゃんは自身で部屋の温湿度や明かり調整など環境設定できるわけではないので、獲得のために環境を整えてあげるサポートが必要です。獲得が上手く進めば、昼夜の認識がはっきりして夜通し眠ることができるようになりますが、それが上手く進まないと夜泣きの要因にもなってしまいます。

生体リズムの獲得

主要な3つの生体リズムの調整が始まるタイミングについて見ていきます。まず、睡眠覚醒リズムについては生後2ヶ月から調整が始まり、上手くいけば生後3ヶ月ごろには安定してきます。そのため、生後3ヶ月以降は、17時以降の夕寝の取り過ぎに注意が必要となってきます。そこで眠気が解消され過ぎてしまうと、次に眠くなるタイミングが後ろにずれ込んでしまいます。

次に、深部体温リズムは生後1ヶ月から調整が始まり、生後10ヶ月には獲得できています。沐浴の期間が終わって、お風呂に入れる際は寝る時間から逆算して、時間帯が変わり過ぎないようにするのがポイントです。

最後に、メラトニンリズムについては、生後3ヶ月から分泌され始めると言われており、日中の日光浴と夕方以降の光の量の調整をしてあげることでスムーズにリズムが獲得できるでしょう。メラトニンのホルモンについては、胎児の時から母親にもらっており、産後も自身で分泌が始まるまでは母親の母乳からもらっています。

睡眠のための環境調整は大人にとっても必要なものです。赤ちゃんがスムーズにリズムを獲得するためにも、大人の睡眠環境を整えていくと一石二鳥な効果が期待できますよ!

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