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うつと回復段階

「うつと50の色々」、まずは大事なうつと回復段階の話からしようと思います。


3つの回復段階

 うつ病にはうつ病になってから以前の元気が回復している状態=「寛解かんかい」状態になるまで3つの回復段階を経ると言われています。
 それが、
 ・急性期
 ・回復期
 ・再発予防期
 ……です。

治療の期間は、「急性期」、「回復期」、「再発予防期」と大きく3つの期間に分かれると考えられます。急性期に特に重視したい治療方法が休養および薬物療養であり、回復期や再発予防期では薬物療法および精神療法・カウンセリングといった治療方法が重視されます。

厚生労働省「こころの耳」より

波を繰り返す

 うつ病は波のような病気です。
 急性期に一気に落ちますが、回復期は登ったり落ちたりを繰り返し、そして再発予防期には安定してきます。
 その波の落ちるときがとてもつらい病気です。

 急性期は一気に落ちて何もできない状態のため、少し楽になると言われている三ヶ月ほど、自分も他人も見守っているしか他ありません。

 逆に再発予防期は安定していますので、かかりつけのお医者さんと相談して社会復帰などしていくとよい段階です。この時期は落ちることもほとんどないのかな、と思います。

 回復期は気持ちが自分の意思とは関係なく登ったり落ちたりを繰り返します。これが意外に辛いです。「昨日まで元気だったのに」と自分でも思いますし「昨日は大丈夫だったのに」と周囲に言われてつらいこともあります。
 この時期をどうプラスに運んでいくかが大事なのかなと思います。

回復期の方に向けて

 この「うつと50の色々」は主に回復期の方にむけて書くものになります。
 急性期の方が読んでも「こんなことはできない」と思われることばかりでしょう。再発予防期の方は「こんなつらいこともあったな」と読んでいただけるといいかもしれません。

 でも、自分と向き合って、治っていこうとされる回復期の方には、少しのお手伝いになれるかもしれません。

 週にひとつずつ、お役に立てばいいなということを綴ってまいりますので、よろしければ心の辛いときに読んでみてくださいね。
 あなたの心の支えのひとつになれれば嬉しいです。

趣味で書いているので、サポートは不要です。お気持ちだけいただくことに致しますね。