うむ

うむと申します。一次、二次の創作活動をしています。演劇脚本、小説で活動中です。よろしく…

うむ

うむと申します。一次、二次の創作活動をしています。演劇脚本、小説で活動中です。よろしくお願いいたします。 コメント、スキ、励みになります!

最近の記事

  • 固定された記事

【小説】僕らは夢を見ている 第1話

2167年4月16日 AM6:00  鐘が鳴る。朝、起床時間を知らせる鐘がドーム全体に響き渡る。それより既に早く起きている者もいれば、鐘が鳴っても未だ夢の中で遊んでいる者もいる。そんな人を起こす声が居住スペースの複数箇所で聞こえてくる。今日は、新年度が始まって八日目。まだ休み気分が抜けきっていない者が多いのは事実。しかし、授業や仕事のオリエンテーションも、全て昨日で終わってしまったのだ。今日からは皆、己の職務に本腰を入れなければならない。  とある生徒は、鐘が響き渡る中、徐

    • 人間とヒト、そして化け物

       ヒトは人間では無い。人間はヒトである。ヒトは人間の皮を被った化け物である。その皮が死ぬまで剥がれないヒトもいれば、人生のうちのどこかで、剥がれるヒトもいる。剥がれると、世では『犯罪者』『異端児』『問題児』と呼ばれるのである。それが真の姿であるのに、不思議なものである。鏡にすら簡単に写らない真実を、人々は『異常』と呼び、狭い部屋に閉じ込める。己がいつの日かそうなることを恐れて視界から消すのだ。  世の中には、人間という化けの皮を剥がしてしまい、その後一生被り直すことが出来ない

      • レーザープリンターとWordでコピー本を刷るの巻

        ※何か追加あれば随時付け足します。文や写真を(もとはパソコンからなので、スマホからも追加編集したい所存) レーザープリンターがあり、Wordに課金している前提のお話です 上記の通りです。レーザープリンター(我が家はモノクロ)があって、Wordに課金している前提です。もしword課金していなくても、シメケンさんの縦書き小説のPDFメーカーがあれば、何とかなるかもです。 以下、縦書小説PDFメーカー byシメケンプリント https://shimeken.com/tex あ

        • 【同人小説】本を印刷するの巻

          本文が出来てる上での動き 題の通りです。取り敢えず、本文が出来ているうえでの、お話をします。印刷をする主な方法は、以下の二つ。 自分で印刷 外注して印刷  二番は予め、それこそイベントに持って行くなら、イベントの一か月前とか、装丁に拘るなら二か月前とか。頼む印刷所の期日に合わせなきゃいけません。それはそう。  一番目は、自宅でがしゃこん印刷するのと、コンビニのコピー機でがしゃこん印刷するのと、さらに細分化できます。 私は今回、がーでんえふに出店する際に、二つともしました

        • 固定された記事

        【小説】僕らは夢を見ている 第1話

          【文字書きの準備物】がーでんえふに向けて

          準備物を当日二日後に書き纏めるの巻 題の通りです。イベントがあったのが2023年6月18日、今は2023年6月20日。もう日付越えました、すいません。購入したもの、家から持って行ったもの、纏めて行きます。ごー! 購入品 当日から二三週間前ぐらいにダイソーに走り、購入しました。ほぼ購入品覚えてません(おバカ)写真のデータが残っている分と、記憶の片隅に残っている分だけ。以下の通りです。 スタンド  以下の写真の通りです。見本誌を見せる為に購入。当日前夜に血迷って印刷したコピ

          【文字書きの準備物】がーでんえふに向けて

          恋の分解

           名前に恋を入れられそうだったらしい。たまたまそうならなかっただけ。もし恋なんて入っていたら、中身が伴わず、大変なことになる所だった。  だが、こんな私も、一応、恋をした事がある。色々と感慨深い恋だった。今となっては、どうして赤の他人にそこまで入れ込むのか分からなくない。私の推しへの入れ込みはまた恋とは別次元であるし。  恋はするものでない、落ちるものである。私も例外なく、恋に落ちた。小学校の時、四年生だっただろうか。いつの間にやら落ちていた。当時、仲の良かった女友達にやん

          恋の分解

          ツバサが見えた

          そこに鳥がいた 白い鳥 陽の光を反射して輝く翼が、酷く眩しい その鳥は、鳥籠を飛び出して大空に飛び立った 優雅に、自由に、軽々と、何処までも 何処へ行くの? 私は尋ねる さあ! けらけら笑って、鳥は飛び回る 気を付けろと言う周りの声を気にせず、鳥は空を飛ぶ 立ち込める暗雲に、何度も叫ぶ 鳥はただ笑い、空を楽しむ あ、と思った あまりにも高く飛びすぎて、鳥は雷に打たれてしまった 真っ逆さまに地面に激突、痛みに呻く だから言ったのに 私は愚痴た ごめんよ 鳥はしょぼしょ

          ツバサが見えた

          文字書きの初めての同人誌印刷 に

          前書き どうも、結局朝起きれずに一日中死んでいたうむです。死ぬんか?私。  結局、書き下ろしは諦めて、pixivに上げている原稿を修正を加えて載せるだけにした同人誌二巻を出版することにしました。ゴールデンウィーク、稽古とバイトが入ってるので、もー早く全てを済ませたいのです。出費も抑えたいのだ。以下、進行している諸々。 印刷所 今回、お世話になる印刷所は、しまや出版様。URLはこちら→https://shimaya-ec.net/  つい先日、適当に(駄目やん)入稿した表紙

          文字書きの初めての同人誌印刷 に

          初めての同人誌 いち

           初めまして、うむです。コスプレから更に同人小説に手を出し始めました。スケジュール過多で息絶えそうです。参加予定のイベントは『がーでんえふ〜きゅう〜』と言いまして、福井県福井市の、福井駅前ハピリンという建物の中でやります。3階に確か、ホールがあるんですよ、そこでやります。  現時点で、入稿前の手続きは終わっており、サークル申し込みも終了済み。何とかなる気がしていません、泣いた。以下、自分がぶつかっている課題について書き連ねていきます。 値段 まず、同人誌の値段です。現時点で

          初めての同人誌 いち

          番外編 あの日、僕は (僕らは夢を見ている より)

          17:39 中庭  なんてことない。一定間隔で流れる雲の筋。そのまま原色で塗りたくりましたと胸を張る青空。おまけと言わんばかりに、鳥のような影も規則的に頭上を舞う。そう、なんてことない。代り映えの無い、量産型の毎日だ。  意味も、描く気力も無いのに、いつもの定位置、とは違う場所に陣取った。少し建物からこっちの姿が見られるかもしれないが、特に問題は無いはずだ。現時点での僕の行動には。  夢がある。青空を見て、それを模写して、色を塗って、ほどほどな額縁に飾る。二十四時間。十二

          番外編 あの日、僕は (僕らは夢を見ている より)

          番外編 あの日、俺は (僕らは夢を見ている より)

          17:41 中庭  その日、俺は偶々、本当に偶々、そういう気分で中庭に足を運んだ。シスターの足を引っかけることもせず、タチバナの椅子にわなを仕込むことも無く、真っ直ぐ、授業が終わったら真っ直ぐ、中庭へ。  今日も相も変わらずの、うんともすんとも言わない晴天の下、一定間隔で雲が動く青空を見上げるそいつがいた。昨日、色々あった、同年代の中の優等生、シミズだ。人工芝の上で、じっと、じっと空を見ていた。手元には、絵を描くための板と紙、彼の周辺には絵具のチューブやら水入れやら、筆やら

          番外編 あの日、俺は (僕らは夢を見ている より)