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極私的・偏愛映画論 BOTTLE SHOCK

「ボトル・ドリーム カリフォルニアワインの奇跡」

父は映画が好きである。好みははっきりしているので映画通なわけではない。とはいえ、父のレンタルビデオ店通いについて行った私も映画好きである。見ている映画にかなり偏りがあり、同じ映画を毎日毎夜見てしまうことも多々である。そこで好きな映画、繰り返し見る映画、新しく見た映画について私なりに綴ってみようと思う。このnoteで偏愛仲間が増えるかなぁ、映画の未来が良くなればいいなぁ、と小さな願いを込めて・・

さて、「BOTTLE SHOCK」

カリフォルニア・ワインがフランスのワインを打ち破った1976年の《パリ・テイスティング事件》を基にした実録感動ドラマ。ワンダーウーマンにも出演(だったと、見終わって調べてから気づいた)のC・パイン、ハリポタのスネイプ先生(個人的にはラブアクチュアリーのお父さん役)A・リックマンら実力派共演。全くワインに詳しくない私をも、「明日はワインを買って飲もう」と思うくらい、単純明快なストーリーとワインのシズル感たっぷりの映画だ。ついでに、ケンタッキーフライドチキンと、ナチョスとワカモレもあると良し。

ワインの「テロワール」についてもちょい触れる、くらい。ワイン通の人には物足りないだろうけど、これくらいのきっかけなら自分で情報を学ぶ余白があって良い。広大で延々と続くブドウ畑の冒頭で始まるところも好きだ。カリフォルニアのジリジリした陽射しの下、どっしり重めのグラスコップでぐびっと飲むワインがまたおいしそうだ。作り手らしい日常の飲み方なのか。レストランのワイングラスでの飲み方と違い、あれはあれで良い。

1976年の《パリスの審判ーパリ・テイスティング事件》について、エノテカに詳しい記事があったので備忘録として貼り付けておく。

https://www.enoteca.co.jp/article/archives/6255/

フランスもカリフォルニアも、そして日本も。これから出会えるワインが楽しみになった。まずはシャトー・モンテレーナとスタッグス・リープ・ワイン・セラーズから始めよう。


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