詩 チョコレート

義理ではなかったね
やさしい手でさし出してくれた
小さなハート形の
チョコレート

いつもは意識の外にいた
クラスメートの女の子
笑顔のすてきなきみから
思いがけないプレゼント

手作りだって聞いて
なお嬉しかったよ
カラフルなトッピングで
銀紙を解くのがもったいないくらい

ほんのり甘いお菓子でした
ごちそうさま
バレンタインの恋の味わい
とても幸せになれたよ

お返しに贈ったキャンディーは
ピンク色のいくつかの小玉
食べてくれてたかな
手作りのでなくてごめんね

お互い青春というには
まだ少し早かったけど
きみのことはいまも憶えているよ
すてきな思い出をありがとう

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