鞍馬欄子

プログラマ。精神疾患でもちゃんと生きている記録として書いてます。 うつ病休職→復職→退…

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プログラマ。精神疾患でもちゃんと生きている記録として書いてます。 うつ病休職→復職→退職、2022/5/1から障害者雇用枠で再就職。

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    2023年にビュー数の多かった記事BEST5です。

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同僚は年上彼氏と同棲して犬も飼っているのに、私はうつ病で生活保護水準で生きながらえているー持つ者と持たざる者ー

私は前職をうつ病を理由に辞めている。ハンデを持ちながら働く人に優しくない会社だったからだ。 でも人間関係はとても良好で、できるなら辞めたくなかった。最終出社日は泣きながら退社したし、退職後も送別会を開いてくれた。 でも正直言うと、苦手な人がいた。 別に嫌なことをされたわけじゃない。一方的に苦手な人がいた。ちゃんと言うと苦手でもないし、嫌いでもない。そこそこ仲良くやっていたけれど、でも、心がざわざわする相手だった。 中途入社のKちゃんKちゃんは私が新卒で入社して半年後くらい

    • 人生の大決断その3・年収いいところを蹴って今の会社に入社

      前職はうつ病で辞めた。人間関係が良かったので、障害者雇用枠を設けてもらって働き続けたいと考えていたが、金銭的に厳しくて無理だった。 毎月手取り13万くらいが振り込まれる給与明細を見て泣く。それが辛くて、抜け出したくて、今後のことが何も決まってないのに突発的に辞めた。今思えば抗うつ剤の副作用だったかもしれない。 辞めると決めてから最終出社日まで1ヶ月半。まだ障害者枠で働くか一般雇用で働くか決めかねていて、両方で転職活動を開始した。 一般枠は転職サイトに登録して自分で応募したり

      • If (I = 'Depression') {... } /*うつ病だからって人生終わらない*/

         私の夢はバリバリのキャリアウーマンになることだった。専業主婦だった母親を見て、専業主婦だからこその辛さがあると思ったからだ。だから私は自分で稼ぐ。誰にも頼らず一人で生きていく。そう思っていた。でも私は社会人2年目で、うつ病になって会社に行けなくなった。  新卒でエンジニアという仕事を選んだのは、お給料がちょっとだけ良くて、手に職をつけられると思ったからだ。お給料だけで考えたら営業職を選んだ方が良さそうだけれど、口下手に営業は到底できそうにない。幸い、時代はエンジニア不足。

        • 人生の大決断その2・無い内定でローン組んで芸能事務所の養成所に所属

          大学4年の秋なのに就活が終わってない。とりあえずやらなければならない卒論に逃げた。 就活は出版社を中心にやった。ありきたりだけれど本が好きで、書くことも好きだったから出版社。書店でアルバイトしていたこともあって、宣伝の仕事につきたかった。でも私がやりたいのは宣伝だけ。大体の出版社は総合職採用だ。最初はほぼ営業に配属される。営業ができる自信は無かった。編集者になりたいわけでもない。宣伝だって興味があるだけで、書店でたまにPOPを作っていたくらいだ。多分私は出版社に向いていない

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          やりたいこと書き出したら結構叶ったので今年もやりたいこと10個発表する

          前回の記事で昨年の総まとめをしました。 書き出したことが色々叶っていて嬉しい!と思ったので、今年もやりたいこと10個発表します! 1.正社員になるこれが一番大事。今契約社員で更新ごとに順調に契約期間は伸びているけれど、やっぱり正社員になりたい。それも年収を下げないでなりたい(願望)。 一応正社員化のお話しは出ているので、目の前のことをこなしつつ、ちょっとでもいいから実績を積んで行けたらなと思っています。 2.体力をつけるフルリモートで全然体を動かしていないからか(それと

          やりたいこと書き出したら結構叶ったので今年もやりたいこと10個発表する

          今更だけど2023年を振り返る【昇給・弟と再会・彼氏ができたetc.】

          昨年の初めに新年の抱負系の記事を3つ書きました。 ここで、去年目標としていたことで達成できていたものを発表します! 1.昇給!昇給しました!現在契約社員として働いているのですが、契約更新の際にお給料が上がりました。と言ってもまだ新卒レベルの金額ですが…。 まだ正社員になれていないので来年は正社員になることが最大の目標です。 2.痩せた!これは年末ギリギリに達成しました! 抗うつ剤の量が増えた辺りから体重が増え始めて、「昔着ていた服が着れない!!」という事態に陥っていたの

          今更だけど2023年を振り返る【昇給・弟と再会・彼氏ができたetc.】

          人生の大決断その1・受動態もあやふやな不登校からの大学受験

          中3の学内模試の順位は下から2番目だった。学年ビリでもなければギャルでもない。偏差値30いくつと言ったところだろうか。それもそのはず。私は中学1年の夏休み明けから学校を休みがちで、中学2年の冬には完全に教室から撤退していた。 学校に行かなくてもちゃんと勉強している不登校の方もいるが、私は勉強そのものに対してノイローゼ状態だったので全くしていない。故に成績が悪かった。最後に受けた英語の授業は、これから受動態を本格的に学ぶ直前だった。受け身が取れない女である。 高校入試は志望校

          人生の大決断その1・受動態もあやふやな不登校からの大学受験

          【童話】人形の夢

          あるところに1点物の人形がいました。とてもかわいらしいすがたをしていましたが、人形は自分のすがたに満足していません。 「Aちゃんはおめめが大きくて、Bちゃんはお洋服がかわいい。Aちゃんみたいにならなくちゃ、Bちゃんみたいにならなくちゃ。」 人形はそう思っていました。とにかく自分にじしんがなくて、他のだれかになりたいと思っていました。かわいい他のだれかになれば、きっと買い手もつくはずです。 人形はBちゃんと同じお洋服を着ました。 でも買い手はつきませんでした。 Aちゃんのよう

          【童話】人形の夢

          マッチングアプリで出会ったホストを今でもたまに思い出す

          以前こんな記事を書きました。 この記事の中に出てきたホストを今でもたまに思い出します。 元気かな? そう思って彼のお店のサイトを見てみたら、彼の名前は無くなっていました。 ごめんね、応援してやれなくて。 マッチングアプリで一番初めに出会ったのが、ホストだった3月。少し暖かい日だった。 会う前日に友人と会っていて、マッチングアプリで知った人と明日会うことを伝えていた。 「何でその人を選んだの?」 と友人に聞かれて、 「顔?」 と答えた。 アプリの仕様上、年齢も知らない。

          マッチングアプリで出会ったホストを今でもたまに思い出す

          【短編小説】加害

          山形マット死事件というものをご存知だろうか。 一家で県外から移住してきた少年が、体育倉庫内の巻かれて立てられていたマット内に、逆さの状態で入れられたまま放置され、窒息死した事件だ。一家は村八分にあっており、少年はいじめられていた。 この事件は事件後も問題となった。村ぐるみで隠蔽しようとし、加害者側を支援する会まで立ち上げられた。 これは私が生まれる前に起こったことだ。だから当時の報道がどうだったか、リアルタイムでの経過等は知らない。だが、事件については知っている。 小学生の

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          「自信がない」という職業病【未経験エンジニア】

          文系大学から未経験でエンジニアとして就職し、社内SEに転職して、エンジニア歴は5年目となった。 右も左も分からない、先輩の言っていることが呪文にしか聞こえない新人時代に比べればわかることは増えた。それでも、私はわからないことが多い。 エンジニアという職業には、プログラミングが趣味でそれをそのまま仕事にしている人がたくさんいる。趣味とまで言わなくても、専門学校や大学でちゃんと勉強してきている人だって多い。 そんな中で私は、就職してから勉強を始め、お金をもらうためにエンジニアを

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          【短編小説】 スペック至上

          橋本桜。27歳。独身。一人暮らし。その辺のOL。彼氏は、いない。 仕事も別に好きじゃないし、別に一生懸命やってるわけでもない。とりあえず生活できるお金を得るための手段でしかない。見た目は悪くはない。特に得意なこともない。趣味はとりあえずカフェ巡り。たまに推しのライブに行くけど、通うほど熱狂はできない。 趣味とか仕事とかに熱中できる人は少し羨ましい。でも気持ち悪い。自分とは違う生き物に見える。起きて働いて寝て起きて、土日だけ楽しむために生きてる。それをずーっと繰り返すだけ。もう

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          若者へ、ローンはなるべく組まない方がいいぞ(当然)

          大学生~社会人になって、ローンしまくりの人生だった…。 現状、このローン返済が家計の重荷になっている(自業自得)。 このローンさえなければ貯金できた(かも)しれないと思ってやまない。(そしてこういうやつはたとえローンが無くてもできない。) 今回は私のローン失敗談義をさせてほしい。 第一のローン、奨学金(160万)まず、家・車とかの大きな買い物でもなければ、借金はしない方がいい、というのは理解している(つもりだった)。 お金に関する事細かな教育を受けたわけではないが、そこは何

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          26歳女がマッチングアプリしまくった結果報告~『38歳バツイチ独身女がマッチングアプリをやってみたヤバい結果日記』読んでみた~

          突然で申し訳ないが、私は4年間彼氏がいない。 社会人1年目に別れて以来、誰とも付き合ってないし、そういう関係にもなっていない。 同じく彼氏と別れた友人からマッチングアプリを勧められやってみたが、知らない人と会うのが怖いしそんなコミュ力持ち合わせていないしで、マッチしても会わない天然サクラ女子になってしまった。(ちなみにアプリごとに集まる男性の層が違うため、それが面白くて一通り有名どころのアプリは手を出した。)でもそれだけ。そもそもそんなに恋愛したいわけじゃなかった(絶賛仕事

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          ここに住みたいと思った場所が、川端康成の最期の場所だった

          大学卒業後に地元に帰った友人が、年明けに東京に遊びに来ることになった。 彼女は葉山美術館に行きたいとのこと。 逗子葉山にある県立美術館らしく、都内からは少々遠いが一緒に行くことになった。 Me time年が明けて、今年の目標とかやりたいこととかいろいろ考えた。 自分の今目指しているものといえば「昇給」なのだが、久々にポジティブな感情でやりたいことを考えたので、関連でこちらの本も読んでみた。 本の内容については触れないが、自分のやりたいことが本当にポジティブなモチベーショ

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          死ぬまでにやりたいこと考えたら弟に行き着いた

          先日、今年やりたいことを発表しました。 目標を掲げる、しかも公表するのは久しぶりのことなので、さあどうしようと思っていたのですが、こんな記事を見つけました。 こちらの記事で紹介されていたのはこの本。 https://www.amazon.co.jp/o/ASIN/4776211378/toyokeizaia-22/ こういった自己啓発本(?)の類って、読んで満足して特に行動しないという落ちになりがちなので購入することはあまりないのですが、今回はちょっと気になったので購

          死ぬまでにやりたいこと考えたら弟に行き着いた