直感力

動物として生まれてきた自分たちにとって、とても重要な感性だ。

しかし、文明が進化しあらゆる情報を一瞬で集めることができるようになってしまった今日。
「直感力」が薄れている傾向にあると自分は思う。

本当に昔のこと。
原始の時代まで遡ると人間は純粋に動物として狩りをしていただろう。

あそこに獲物がいるかもしれない、、
ここを通るかもしれない、、

これらは経験と知識により高められていく「直感」である。

当たり前のことだが、原始時代にスマホなんてものは存在しない。

Googleで「狩りの仕方 獣道の特徴」

なんて調べられるわけが無い。

だからこそ培われてきた「直感力」がある。
いざと言う時に信じるのは自分自身。
その自分が何かを決めなければならない時に必要なのが「直感力」だ。

ここで残念なお知らせがある。

それは、現代人の直感力が無くなってきているということだ。

スマホひとつあればなんでも調べられる。
マップだって、料理だって、栄養成分、ダイエットの方法、身体にいい食事、etc...

ここでよく考えて欲しいのだが
これらのことは「全て後付け」だということだ。

原始人は自分たちが食べているものに対して

「ビタミンが多く含まれていてアンチエイジングの効果もある」

なんて知っていただろうか、、。

絶対知らない。

だが現代になって研究や科学の進歩もあり、様々なことを調べることができるようになってきた。

「シスタンシェというハーブを食べている民族は長寿でボケている人はいない、、そうか！あのハーブにはこのような成分が入っていて血管拡張血流促進効果があるのか！それが脳の血流量を増やしてetc...」

これは全て後付けである。
後でわかったことなのである。

では昔の人達は、研究もしていないのにどうしてそういうことを知っていたのか。

「直感力」

だ。

これを摂り続けたら身体にいいかも。
結果、なんかいい感じ。

これとこれを食べたけどイマイチだな。
じゃああっちの食材なら合うかも。

牛のここの部位って他の村の奴らは捨ててるけど、食べてみたら案外美味しいのかも？
、、、！
うまい！！

これは全部「直感」だ。

直感力は物事を決める時に非常に重要になってくる。
日常で困ったことがあればスマホで調べられる。

だが非日常でスマホも何もない、自分一人でなにかを決めなければならない時に、何を信じるか。
それは自分自身だ。

自分の直感で物事を決めなければならない場面はこれまでの人生で何度か経験したことがあるのではないだろうか。

これからの時代、どんどん便利になっていく。
AIの進歩、自動運転、ロボット。
これに伴って無くなっているものは、直感力。

直感力＝自分で決める力

古い考えだと言う人もいるだろうが、
動物として生まれてきた以上捨ててはならないものがある。

これからの時代、自分で決めることが少なくなっていく。
そんな中で直感力を養うことがどれほど重要なことなのか、この記事を読まれた方に真剣に考えて欲しい。

情報をくれるだけの媒体に踊らされて自分の人生を歩めなくなるのだけは避けたいところだ。