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大聖堂がとにかく圧巻!鰻の町イーリー

ケンブリッジから少し北東のところにあるイーリー(Ely)の町。ケンブリッジシャーにあります。


ウナギの町イーリー

Elyという名は、アングロ・サクソンの「Eilig」という言葉から来ていて、ウナギという意味だそう。今ではすっかり量は減ってしまったものの、多くのウナギが取れたそうです。

そして今でも毎年、イーリーではウナギの日のお祭りが開催されます。パレードをはじめ、ウナギの燻製やロンドンなどでも稀に見かけるウナギのゼリー寄せ(Jellied eels)などが振る舞われたり、ウナギのぬいぐるみを投げて飛距離を競ったりするそう。

(ウナギのシチューとウナギのゼリー寄せ)

本物のうなぎを使って投げたらツルツル滑って盛り上がりそうですが、絶滅危惧種のためぬいぐるみを投げるのだとか。

イギリスではかつて労働者階級のグルメだったというウナギ。今ではその味を知るイギリス人は少なくなってきているよう。

イーリーの街歩き

イーリーを流れるグレートウーズ川近くに鰻のモニュメントがありました。

これ以外は町であまりウナギの存在は感じませんでした。今では地元の人もウナギをほとんど食べないのでしょう。

グレートウーズ川沿いはパブやレストランが並び、風の強い日でしたが釣り人や散策をする人がチラホラ。

天気が良ければ市民憩いの場なのが分かります。リバーボートが多く停泊し独特の雰囲気を醸し出しています。

町の中心はかなりコンパクトで、青空市場が開催される町一番の広場も写真を撮る気にならないほどのなんてことはない広場。

古い町並みも残ります。

大聖堂近くにはオリバー・クロムウェルの家があり見学できます。もともとはクロムウェルの叔父の家で、ここにクロムウェルが家族と住んでいたのはほんの10年ほど。

前回、ハンティンドンのクロムウェル博物館に行ったので、こちらはパスしました。

とにかく圧巻!イーリー大聖堂

イーリーは素晴らしい大聖堂があることで有名です。実は私も学生時代に訪れており、これで2回目。イギリスで最も美しい大聖堂ランキングで必ずトップに入る大聖堂で、ノルマン様式、ロマネスク様式とイングランドゴシック様式が入り混じり、見た目もユニーク。

大聖堂の一番古い部分は1083年のものとのこと。無数のアーチや鱗模様の装飾がゴテゴテ感を出しています。

なかでも一際目を惹くのがオクタゴン・タワー。中心部にある八角形のドームのある塔です。

ドーム内部も放射状の模様が描かれ神秘的。

入口すぐのメインのタワーとオクタゴン・タワーはどの角度から見ても圧巻です。近隣のより大きなケンブリッジには大聖堂がないため、イーリー司教区にはケンブリッジも含まれています。

内部は入ってみたらびっくり!見たことのないような独特の天井のフレスコ画でした。

実はこの大聖堂はネットフリックスのドラマシリーズ、「The Crown」(ザ・クラウン)でエリザベス女王の結婚式が行われたウェストミンスター寺院として撮影に使われたそうです。

実際シーンを確認してみましたが、イーリー大聖堂の特徴的なところは当然映っておらず、「あ、イーリー大聖堂だ!」とは分かりませんでした。

天井が突き抜けるように高いのが印象的。こちらのフレスコ画も素晴らしいです。

モダンな要素も。

他の大聖堂でも見かけたのですが、かなりアンティークの巨大なストーブがありました。冬は寒くなるイギリスならでは。

町の中心と反対側は広い公園になっていて、まるで田園風景。大聖堂の全景が見渡せ、改めてその規模に圧巻。

のんびりとした小さい町ですが、その大聖堂の規模に改めてびっくりさせられました。

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