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ジェンダーギャップ指数116位(2022年)な日本でも、浮気は男女平等じゃね?

サレ夫でバツイチな、無職おじさんです。昭和50年生まれで、男は青、女は赤。ガッツリAVで性教育されて、男らしさは無精ひげ。稼ぎ頭は男であるべきと刷り込まれ、猪突猛進仕事に打ち込んできた結果が、現在無職なわたくしです……

こんな私でも、お付き合い5年、その後結婚して5年という結婚生活をしていました。こののべ10年間と、その後に知った男尊女卑について書いてみたいと思います。

私の結婚生活

冒頭に書いた通り、バリバリ男尊女卑思想で育ち成長した私なので、元妻のことを心底大切にしていたかと問われると、答えはNoです。

喘息持ちの彼女が発作を起こしたとき、ヒューヒューと呼吸が苦しそうな姿を見ても、介抱せず飲み会に出掛けていました。収入マウントを取ったこともありますし、子供が欲しいという彼女の気持ちを尊重せず、不妊治療に非協力的でした。

あげく、彼女は同じ職場のシングルファザーと浮気をして、その浮気相手に暴力を振るわれ、なすすべもなく私に浮気を打ち明けて、結果離婚となりました。最初はお相手の子供可愛さで親密になったようですが、暴力を振るわれだしてからは思考が停止してしまったようです。

私といえば、結婚前はさんざん遊んでいました。当時、スタビ(出会い系掲示板の元祖「スタービーチ」)で散々羽目を外していましたし、仕事が飲食業だったので、女性のお客さんをナンパして遊んでいました。

しかし、結婚式の日に思ったんです。諸事情あり、私には結婚式に来てくれる両親や兄弟はおろか、その他出席する親族は一人もいませんでした。ところが、彼女の親戚だけで100名規模の結婚式をあげることができ、家族と無縁だった私が、これほど大勢の人と家族になれるのなら、彼女を裏切るわけにはいかない! と。

ですから、結婚してからはまったく浮気をしませんでした。雑誌編集長となり、キレイなモデルさんとも数々お仕事しましたが、節度を守り(てか、モデル事務所の圧がパなくて近づけなかったのもありますが……)浮気だけはすることなく、結婚生活を送っていました。

もし離婚になるのなら、絶対私の不貞によるものだろうとタカを括っていたので、彼女から浮気を告白されたときには、理解できませんでした。マジで、女性の浮気があることにビックリしたのです。

浮気は男性がするものだと思っていましたし、女性の性欲の強弱など考えたことがありませんでした(セックスレスではありませんでしたが、彼女の告白では1年前からの浮気関係だと言われて、セックスレスになったのが1年前に拒否られてからだと気づきました)。サレ夫になって、これまでの固定概念や価値観がジェンガのように崩れていきました

女神アルテイシア

そうして離婚したのち、ヒマがあれば男女間のすれ違いについて色々と調べていました。そのうちたどり着いたのが、この方のコラムでした。

性犯罪被害者の9割は女性であること。女性にとって性被害は常に身近にあること。男尊女卑が厳しい日本の社会において、社会や会社組織がどれだけ女性に対して侮蔑的であるかということ。男性は、男性であることの特権にいかに無自覚であるかということ。

これらを、男性にもわかりやすく、膝パーカッションを打ちながら教えてくれているアルテイシアさんのコラムを、めちゃくちゃ読み漁りました。(今ではTwitterでもFacebookでもフォローして、最新コラムをチャックしています)

そうして、やっと腑に落ちました。誤解を恐れずにいうと、男も女もいっしょじゃん! て。

なにがいっしょかというと、異性に対する意識というか、性欲です。

本当の男女平等って??

性欲は誰にでもあるし、そこで線を引くのは違うなと。間違っているのは、社会であり、認識であり、メディアであり、教育なんだなと。

だから、対等じゃなければ結婚なんてどちらかが無理を強いられる結果になるし、選択肢が無限にある今は、その無理強いを拒否する力が女性にもある程度あるかも(とはいえ、ジェンダーギャップ指数116位の我が国ではまだまだですかね……)。

そう考えると、元妻の行動原理の一部を理解することができた気になったわけです。そもそも、男は浮気をする生き物だという意見は、根底が破綻していますよね。だって、男が浮気をする数だけ、そのお相手の女性が存在するわけですから。てことは、浮気の数は男女イーブンじゃないとおかしくね?? 動機に違いはあるかもしれませんが。

当方、アラフィフに突入して、いよいよモテとは無縁の個体になりつつあるのですが、アルテイシア様の教えを経典にしつつ、節度ある行動を心がけて人生を楽しみたいと思います。

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