○○君ていつ死ぬの?

高校1年の時に同級生の女子に言われた言葉だ。

中学3年の時、ヤンキーに目をつけられ悪口を言われるようになった。クラスの一部から無視されたり、自転車をパンクさせられた。

高校に入って新しい世界が待っていると思ったが変わらなかった。
最初の方に喋ってくれた子も中学から一緒の奴がアイツとは喋らない方がいい。と言ったのか、離れていった。

孤独だった。
弁当を1人で食べた。
クラスで1人で食べるのが恥ずかしかったので人目につかない教室で食べた。トイレで食べたこともある。

進学校だったこともあるのだろうか。
直接的な暴力的なイジメではなく、陰湿なイジメだった。

休み時間、自分の席に1人でいるとバレーボールを当てられた。仲間同士で遊んでいる風を装って狙われていた。
誰とも話さないので、ジャンプやマガジンを買って読んでいたら、取り上げられた。持っていかなくなると、使えねえな。と言われ毎回買ってくることになった。
教科書や資料集も机に入れていたものが無くなっていった。これは本当に困るので鍵のかかるロッカーに保管した。無くなったものは無いままやり通した。
ヤンキーからは、挨拶がわりに肩パンを食らったり、ケツを蹴られたり、タバコの煙を顔面に吹きかけられたり、根性焼きをやられた。
大人しいグループも何かゲームをやっていて、その罰ゲームが私に話しかけにいく。というものだったりした。
陰で変なあだ名を付けられていたことも知っている。

ある日の休み時間、私が席に1人で座っていると、近くで喋っていた女子3人グループの1人が私の方にきて「○○君(私の苗字)っていつ死ぬの?」と言ってきた。
あとの2人の子もそれは、ちょっと。(言い過ぎ)というような顔をしていた。

私は頭が真っ白になった。
なんとか振り絞って「いや、まだ、死なないです・・。」と答えた。
「ふーん。まだ死なないんだ。」と言われた。

誰にも相談できなかった。
担任は、多分わかっていたと思う。

2年3年にあがっても変わらなかった。
集団で暴行を受ける。といったようなことはなかった。
ただ、みんなにとってのムカつく存在、話したくない存在だったのだ。

毎日、早く終われ、早く終われ。と思っていた。

学校は時々、休んだがなんとか3年通った。
自分でもよく卒業できたな。と思う。
同じくクラスで1人でいる子と喋るようになれたのと、爆笑問題の太田光も高校の時に友達がいなかった、というのが心の支えになっていた。

私は、まだ、死んでないです。
まだ、生きます。
あなたは今、何をしていますか?
結婚して子供はいますか?
子供に対して、人に対して、良い言葉を使ってください。







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