見出し画像

「はじめての謎解き」の、はなし。#27

先日、友人夫婦の誘いで「謎解き」デビューをしてきました。

イベント会場に赴くと、4名ほどのグループが合計10組程参加するスタイルで、男女比は7:3といったところ。
右も左も分からないまま指定された座席につくと、
冒頭はストーリーテラーのお兄さんによる進行で、
私たちに課せられた役割や、その場の状況設定について案内されました。

この設定というのが、思った以上に細かく練られていて、
私のような(エセ)ミステリー好きにも、何ともたまらない没入感。
そして我々はこの時すでに、とてつもなく絶望的な状態に置かれていました(笑)

与えられた謎をひとつずつ解いていくと、
会場内のあちこちに施された仕掛けに誘導される仕組み。
その先にはまた新しい謎があって、一度間違えた答えを伝えてしまうと、
係りのお兄さんお姉さんは神妙な面持ちで、「?」の顔をします。
だけどこの方々は、躓いた問題には絶妙な具合にヒントをくれる救世主でもあって、何とか解き直して次の謎に取り掛かれるようにサポートしてくれる存在でした。

時々、チラリと隣グループの席を窺うと、
何やら見知らぬアイテムを使って謎を解いている真っ最中だったりして、
「え?もう次の段階?私たち遅れてるの??」なんて焦りを抱えることもしばしば。
結局、私たちは最後の謎まではたどり着いたものの、
ここで全く歯が立たずに、デビュー戦はあえなく敗北してしまいました。

悔しい気持ちは残りましたが、
解説を聞けば、その”謎の緻密さ”はとにかく圧巻で、
清々しいほど、「参りました!!!!」の一言に尽きるクオリティでした。

謎解きが楽しかったのはもちろん、
探偵としてのお役目をいただき、ミステリーの世界にどっぷり浸かった時間はとっても濃密で、イベント型謎解きの沼に、すっぽり片脚を取られてしまいました。
しばらく、マイブームになりそうです。

一人前の探偵に、俺はなる!!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?