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第一回全日本大学バスケットボール新人戦初代MVP升田木花選手にインタビュー

第一回全日本大学バスケットボール新人戦決勝戦
関東3位の筑波大学との対戦を制し、見事優勝を果たした大阪体育大学

キャプテンでもあり、大会MVPを果たした升田木花選手(2年生)にU_S_L_メンバーが試合後インタビューを行いました!

MVP賞を獲得した瞬間の升田選手

以下 ス)…USLメンバー、升田)…升田選手

ス)まずは優勝おめでとうございます!

升田)ありがとうございます!

ス)大激戦を繰り広げた今大会でしたけど、振り返ってみてどうですか?

升田)私たちはシードから始まったんですけど、勝ち上がって勢いに乗ってる対戦相手に対して、攻める気持ちを忘れずに絶対に受け身にならないようにしようって話していて、最後は必ず優勝するっていうのを目標にしてこれまで練習してきたのでよかったです

ス)やはり決勝が一番きつい試合でしたか?

升田)自分的には楽しんでやろうってみんなに話していました
1試合目の立教大学との試合のほうがもっと緊迫していたので、決勝はしっかりベンチも声が出せて、苦しいってよりも楽しむ気持ちが強かったです

決勝点を決めた升田選手に駆け寄るチームメイト

ス)なるほど、最後まで楽しむ気持ちが強く出ていたんですね
勝つことができた要因は何だと思いますか?

升田)先生が試合前、「自分たちが一番真剣にバスケに取り組んでいて、一番一生懸命やってる」って言ってくれて、練習以外にも日本一長い自主練をやってるっていうのがひとりひとりの自信につながって、他のチームよりも粘って勝つことができたと思います

ス)試合を通じて見えてきた課題とかはありますか?

升田)自分たちは身長や体格が劣っていて、そこの対応がまだ未熟というか、対応しきれてない部分が多いので、もう一度ディフェンスのところを見直して、「ハードなディフェンスからブレイク(速攻)」という大阪体育大学の軸をしっかりやっていきたいです。

ス)升田さん自身は今まで優勝経験はないと伺っていたのですが、大阪体育大学に入学してようやく自分の頑張りが報われたなっていう思いがあるんじゃないですか?

升田)そうですね、最初の方はやっぱり経験がない中で、みんなが使っている用語とかもわからなくて、それがすごく悔しくて自分で勉強してました。
先生にもずっと𠮟られていて、、、
あ、今も叱られてはいるんですけど笑
そこでレベルの高い練習ができたのと自主練があって今日の勝利につながったと思います。

バックステップの瞬間

ス)努力家なんですね!
升田さん自身の得意なプレーは何ですか?

升田)3Pは得意だと思ってますし、ドライブもあるんですけど、、もっとうまくならないといけない部分だと思います

ス)3Pに関しては今日まさに最後のフィニッシュもそうでしたけど持ち味を発揮できたんじゃないですか?

升田)前半はどうしても相手の身長も高くてチェックが厳しくて、自分のシュートができなかったんですけど、みんなから、「自分のシュートを打ち続けて」と言われて、信じて打ち続けることができました。

ス)仲間からも信頼されていたんですね!
最後のシュートはどういった気持ちで打ちました?

升田)もういつでもパスが来ても打てるように準備していました。
自分で思い返してもあまり上がってはいなくて「来たらいつも通り打とう」って思ってました。
いつもだったら上がってしまってたかもしれないです笑

シュート時の升田選手

ス)3Pは大学に入ってから練習してきたんですか?

升田)はい、高校時代はチームで一番背が高かったんでセンターだったんです笑
だけど、大学に入ったらセンターができる身長じゃないってなって、そこから3Pを練習して、自主練の中で成果を感じて、、、って感じです。

ス)大学からであの高いレベルを実現できるのはすごいですね!
今回MVPに選ばれた気持ちはどうですか?

升田)正直選ばれるんじゃないかな、、?って笑
けど、まさか自分がこんな大会の最優秀選手賞に選ばれるとは想像していなかったので、そこは周りの仲間であったり、先生の指導だったりのおかげでもあるので、自分一人だけの力ではないなって思ってます。
みんなに感謝ですね

ス)みんなの支えがあってのMVPっていう事ですね
高校時代からここが変わったなっていうのはありますか?

升田)みんながいてこその自分がいるっていうのをすごく感じるようになりました。
高校時代は周りに頼れる人がいなくて、全部自分でやらないといけないことが多くて、攻めるのも自分しかいないって状況だったんですけど、大学に入ってからは周りもいるし、自分だけじゃないんだっていう、、
みんなで掴むんだっていう意識が強くなりました

ス)じゃあキャプテンとしても、周りを生かしながらって感じですか?

升田)いや、まずは自分が見せて、引っ張るところは引っ張るんですけど、声掛けとかみんな率先してやってくれるので、お互い頼りながらって感じですかね

優勝が決まり喜び合う大阪体育大学の選手ら

ス)個人的にこういうプレイヤーを目指したいとかありますか?

升田)まずはもっとできるプレーの幅を広げたいです。
3Pの確率を上げるのはもちろんなんですけど、バスケットIQというか、相手がいたときにそれをどのように対応するかの柔軟性がまだまだ経験が少なくて足りていないと思うので、考えながらプレーができるようになりたいです
センスのいい選手と言われるのが目標ですね

ス)バスケットIQですか!(もう十分すごい気はするけど、、、)
次の質問なんですけど、3Qでだいぶ攻めあぐねていた印象があるんですけど、そこからどのように声掛けしましたか?

升田)オフェンス力が弱いのも課題の一つで、練習では基本ディフェンスしかしてなくて、ハーフオフェンスだと攻め崩せないなって思ったので、ディフェンスから流れを作ろうっていう声かけをしていました。

ス)升田選手自身にはどういった才能があると思いますか?

升田)高校時代もどこかで「自分はまだやれるんじゃないか?」っていう思いがあって、周りにすごい人がいると「難しいかな、、、けどやれるかもしれない」っていう事を考えていました
どういう才能かは分からないけど、「自分はやれる」っていうことは常に考えていました。

ス)自分を信じぬく才能といった感じですかね?

升田)そうですね!

ス)信じられなくなった時とかなかったんですか?

升田)「やっぱりレベル違うな、、、やっぱ今までで出来た差は埋められないのかな」って思うときもあったんですけど、そこであきらめなかったから、今ここに立ててると思います。

ス)そういった思いが今の升田選手の考えを形成していったんですね
最後に次のインカレに向けての意気込みをお願いします!

升田)今回は1,2年生だけの大会だったんで、次は3,4年生も合流して、日本一という目標に向かって頑張りたいと思います!

ス)試合直後にありがとうございました!

升田)ありがとうございました(^^)

チーム全員での優勝記念写真