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希望の未来を描き始める

ライフプラン研修一日目は午後からの開始だった。

5〜6人でグループが設定されていた。同じ会社の人達ながら、初めて言葉を交わす人たちだった。
普段は仕事でもほぼ関わりがない人と、同じ会社の同世代という理由でグループワークをするのは、どんな新鮮な反応が得られるかはとても興味深いことであった。

講師は技術者あがりの方で、冒頭から共感をよぶような話をして、ラポールを構築してきた。
我々のアイスブレイクは共通点探しを使ったチーム名をつけることだった。少し盛り上げに欠ける点もあったものの、全員発言してチーム名を決めた。
講師は乗せ上手というか、折にふれて我々の小さな良いところを見つけては褒め(承認)しながら進めていくスタイルの方のようだった。

自己紹介・今までの職歴を振り返り、自分のリソースを探していった。

「良いとこを認めましょう。改善したい点は複数あっても全部やるのは無理なので、一番簡単に対応できる改善ポイントをひとつだけ決めてください」 と、実用的なことを言ってくれる。

グループメンバーも次第に、鎧がとれてきて現状の家庭の課題や将来への漠然とした不安などが、ポロッ、ポロッとでてくるようになった。
ここまで長く生きてきて、仕事も家庭もそれぞれできる範囲で葛藤もありながら皆精一杯やってきているんだな。

グループワークで笑いが絶えない、(時々しんみりしているけど)メンバーで本当に恵まれた研修である。

この先のマネープランとライフプランの導入部までで初日の研修は終わった。

講師の言葉より
「自分の強みの見つけ方は、他人があなたに聞いてくること、それが強みです」

「コンプレックスがなくなることが私の目標です、と言ってきた後輩がいたのですが、コンプレックスがない君にはなって欲しくない、と話をした。
その理由はコンプレックスがあるということは、人にあって自分にないものがあると感じているということで、それは人の良さがわかるってことだと思う。
コンプレックスがなくなるということは、人の良さがわからなくなることだとしたら、君にコンプレックスがない人にはなって欲しくないと話したのです」
これはコンプレックスの定義を良い意味にリフレーミングして相手を承認した話ですね。

二日目が楽しみです。


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