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【無名人インタビュー】17年ぶりに父親と再会してそしてハグした(後妻とも会った)人

今回ご参加いただいたのは小見山まゆみさんです!
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▷イントロ

中野美紀子さんコミュニティのメンバー回でございます。
小見山さんもママ個人事業主勢の方です。最初、なるほどなるほど、と小見山さんの趣味というか、ご興味のあることをお伺いしている感じだったのですが、中盤から、17年会っていなかった父親との話にになり、インタビューしている側としては、こういう人生もあるのだな、と思ってびっくりしました。
またNVCのお話も興味深かったです。AIの時代は、じつは人にフォーカスする時代になるんだと思います。
って、実はサルサ回、ダンスについての回でもありました。
思ってもみなかった方向に話が踊るインタビュー、小見山さん回をお楽しみください!
寄ってらっしゃい来てらっしゃい!

1、よもやま

qbc:どんなインタビューにしましょうか?

小見山:はい、どうしましょう。私もこれといって何か決めてきたわけではないんですけれども。
他の方のインタビューは、風俗嬢の方と、ハザマさんのを読んでみたのですが。

qbc:なるほど。インタビューに期待することって、どんな感じでしょうか?

小見山:中野さんのサロンで受けた方がね、みんなすごい癒し効果があるって。私、qさんがオンラインバーに来た時に、お話を聞かせていただいたんですけど、qさんの傾聴の姿勢だったりとか共感とかに、めっちゃ憧れるー! と思って。

qbc:えー、ありがとうございます!

小見山:興味津々で見て、聞いてました。共感とか傾聴はすごいと思って、そんなにお話をちゃんと聞いてくれる人っているんだと思って。

qbc:ありがとうございます。

小見山:NVCってご存知ですか?

qbc:あ、サロン界隈のツイートとかで見たかな。非暴力の。

小見山:そう。非暴力コミュニケーションって言うんですけど、それを9月に学んで、共感と傾聴っていうものにすごく興味があって、自分もやりたいなって思っているところに、qさんの話だったんで、わーってなって。

qbc:もともとコミュニケーションに興味がおありだったんですか?

小見山:私自身がコミュニケーションがあまり上手じゃないっていうコンプレックスもあり、お仕事で美紀子さんもやってたベビーダンスという、赤ちゃんを抱っこしながらするダンスをやってたりとか。(2020年を持ってベビーダンスは終了しました)
あと、今ぐちゃぐちゃ遊びって言って造形を軸とした幼児教室をやっていて、やっぱりお子さんとママと関わることがすごく多いんですね。私自身も今6才の男の子の母親なんですけれども。

qbc:小学校に上がったところ?

小見山:ううん、年長さんです。来年小学校です。なので、ママたちと接する機会も多いから、なんだろう? 前からママ達を癒したいなーって思っていて。
私、子供を産む時に切迫早産だったんですね。切迫早産で三ヶ月間入院とかしてて、心身ともになんかもうボロボロみたいな感じで。それで出産になって、出産した後もやっぱりもうすでに心身ボロボロですから、産後鬱っぽいような感じになってしまった時期があって。

qbc:なるほど。

小見山:自分がそういう経験もあるから、ママたちのことを癒したいなーと思って。それもあってNVCをやろうと。
もともと直感や自分の好き嫌いで生きてる人間で、美紀子さんとの出会いもベビーダンスをやり始めた時に、集客にちょっと困って、集客で困っちゃった時に検索をしたら美紀子さんが出てきて、この人良さそうだなみたいなノリと勢いだけでメールして、そのまんまコミュニティに入っちゃった感じなんですね。

qbc:ベビーダンスもたまたま始めた感じだったのですか?

小見山:うん、そうですね。ベビーダンスもノリと勢いでみたいな感じだったんですけど、元々サルサダンスっていうラテンのペアダンスを趣味でやっていて、そこのお友達で助産師さんやってたお友達が、ベビーダンスの資格ってダンスやってる人なら割と余裕で取れるらしいよみたいなことを言われて、ノリと勢いで取りに行っちゃったみたいな。
そんな感じで、直感で動いちゃうタイプなんですよ。

qbc:なるほど。NVCはどうでした?

小見山:人とのコミュニケーションの土台は、自分との向き合い方次第、自分の在り方とか、そういうことがまず根っこにあるんだなと教わりました。
美紀子さんのサロンに入ってからいろんなことが私の中で起きて、それがNVCに繋がったなーって思っています。

NVCはこれ! マイクロソフトのサティア・ナデラもおすすめしているらしい。

qbc:中野さんのサロンには、どれくらいいらっしゃるんですか?

小見山:私、長い方で、4年とか5年目かもしれないですね。

qbc:じゃあサークルができた当初ってことですか?

小見山:かなあ。

qbc:サークルの前から中野さんを知っていたんですか?

小見山:いえ、それは無いです。多分できて1、2年目とかにサークルに入ってる。もうなんだか長い付きあいになってる気がします。

2、サルサ&ぐちゃぐちゃ遊び

qbc:それでは、何をされてる人か、てところから話しましょうか。

小見山:そうですね。ベビーダンスと、ぐちゃぐちゃ遊びという幼児教室の講師をしています。
サルサダンスを趣味で7、8年やっていてそのつながりでベビーダンスも始めましたね。

qbc:サルサを始めたきっかけは?

小見山:それはもうたまたまペアダンスをやりたくて。「Mr.&Mrs. スミス」のブラピとアンジーの映画を見て。あの映画は別にサルサじゃなかったんですけど、こうペアで踊ってるシーンが印象深くて。

qbc:日本語でいうと社交ダンス。ソーシャルダンスですよね?

小見山:そうですね。ペアダンス。
サルサはプエルトリコとかキューバとかが起源になっています。ニューヨークではニューヨリカンと呼ばれているプエルトリコ人たちが広めていって、どんどん南米のコロンビアだったりペルーだったりとかで踊るようになった感じですかね。
ペアダンスをやりたいなーって思って探していて、そしたら当時ミクシィってあったじゃないですか。ミクシィでサルサをやってる人に足跡つけたら、ちょっと六本木でレッスンやってるから、ちょっと見学でいいから覗きに来ませんか? って声かけられて。
そのまんま見学に行ったら「あ、やっぱおもしろそう」と思って、そのまんまその人のレッスンに通うようになりました。

qbc:六本木ですか。

小見山:そうです。サルサって六本木が中心なんですよね。

qbc:あーなるほど。私、20代の終わりごろに、会社の先輩と出張で京都行って、東京に帰るのに新幹線の終電ぎりぎりだったんだけど、先輩が急に「qbc君、僕サルサ踊りたくなってきました」って言いだして、ネットで検索して京都のサルサバーに行った記憶がありますね。
その人も、東京では六本木で習ってました。
サルサバーって、バーにダンスフロアがあるんですよね。でレッスンもやってるから、先輩は飛び込みでちょっとやって行くわって。

小見山:京都もね、多分El Coyote/エルコヨーテとか、サルサ界の重鎮と言われるようなDJのおじさまがCafe Rumbita/カフェ ルンビータっていうバーっていうかサルサを踊れるスペースがあるんですよ。

qbc:カウンターバーがあって、ダンスフロアがあるみたいな感じでしたね。

小見山:じゃあ、ルンビータかな? 旅先でサルサ行きたくなるの、めっちゃ分かります。

qbc:え、なんかかっこいいですね。私、ダンスとか体使うの苦手だからすごいなって思います。

小見山:地方行くとついついね。出張のときに必ず無理やりスーツケースの中にダンスシューズを詰め込むんですよ。
暇さえあればっていうか、隙さえあればダンスに行こうとしてるから。

qbc:へえええ。おもしろい。踊る場所って、地方地方にあるものなんですね。

小見山:結構あります。主要都市だったら特にね。福岡、大阪、名古屋とか全然あるので。ダンスが好きな人たちは、隙あらば行こうとするんです。

qbc:そろそろ新幹線で帰ろうかってところだったのに、先輩が今から踊りに行きますとか言うから、今からですかってびっくりしました。

小見山:サルサは、そうですね、子供産む前は本当にそれが私の人生って感じでした。
基本的には毎週末行ってましたね。結婚を機に静岡に引っ越したんですが、静岡でも毎週末のようにサルサバー通い。その後名古屋にもいたんですけど、名古屋は月に2回、3回くらいかな。
そう、妊娠するまではそんな生活をしてました。

qbc:各地方都市にサルサシーンがあるもんなんですね。

小見山:そうなんですよ。

qbc:私、日暮里に住んでるんですけど、日暮里にもありますよね。

小見山:あります。日暮里はサルー! ですね。

qbc:あ、ご存知なんですね。私自身は行ったことがなくて、知り合いから聞いただけなんですが。
でもすごいおもしろいですね、各地のサルサバーはだいたい把握しているみたいな。都内とか主要なバーは全部知ってるって感じなのでしょうか?

小見山:そこまではあれですけど、とにかくサルサは楽しんでました。全国にお友達もできるし。

qbc:びっくりしました。私、サルサつながりでちょっと変わった会社の先輩の話をしたつもりが、サルサ的には普通のことなんだなって思って。

小見山:サルサ界の常識(笑)。そうですよね。他から見たら変人?

qbc:いや、お話聞いたら、各地各地で雰囲気も違うだろうし、それを味わうのが楽しいんですよね、きっと。

小見山:そうなんですよ。お友達もできるしすごい楽しい。

qbc:ぐちゃぐちゃ遊びというのは?

小見山:ぐちゃぐちゃの方は、去年の1月ぐらいから。資格を取ったのは4月で、そこから教室を始めて、1年ちょっとですかね。
これは元々、美紀子さんのサロンで出会った会田さんという方がぐちゃぐちゃ遊びをやってらして、息子と一緒に遊びに行ったときに「これめっちゃ楽しい!」と思って。
ちょっと遠かったんだけど電車一本で通えるから、息子をこの人に預けたいと思って、息子を通わせたんです。それで会田さんに「全国に広めてほしい、全国にお教室を増やしてほしい」とリクエストしてたら、認定講師の講座を作ってくれて。
初めは私やる気なかったんだけど、自分のベビーダンスの生徒さんたちも、こういう楽しいことをやってほしいなと思って資格を取りました。

qbc:どんな内容なんでしょう?

小見山:絵具や型遊びとか。今日はこんなのを作りますっよって始めるんですけど、基本的にはお子さんの自主性を尊重しながら、ぐちゃぐちゃして遊びながら作品をみんなで作りあげていくっていう。
絵具も手でべちゃべちゃやったり、顔塗っちゃう子もいたり。お母さんにべちゃって付けちゃう子がいたり。それも全然OKだし。だからみんな帰るときに着てきた服何色だったっけっていうような(笑)。

こちらですね!

qbc:その服でそのまま帰っちゃう?

小見山:近くだったらそのまま帰る人もいるし、電車乗るときにこれ絶対見られるよねーとか言ってお着替えして帰る子もいて。

qbc:それも中野さんのネットワークがきっかけだったんですよね?

小見山:そうですね、コミュニティの中で出会った会田さんという方がきっかけです。
美紀子さんのコミュニティで、本当にいろんなことがあって。
あのコミュニティのおかげでというか、美紀子さんのおかげで、17年間会っていなかった父親と会うとか。

qbc:えぇー。探偵ナイトスクープみたいな話ですね(笑)

小見山:失踪はしてないですけどね(笑)

qbc:あ、失踪はしてないんですね(笑)

3、父親

小見山:父親の居場所は知ってました。親が離婚して、私が社会人になったぐらいからなんとなく会わなくなって、なんとなくちょっと恨んでる部分が出てきちゃって。恨んでたんですよね。で、ずっと恨んでて。
葬式なんか出てやんないぞ! みたいな感じに思ってた父親だったんですけど。

qbc:はい。

小見山:美紀子さんのUMIっていう自分のブロックを外してくれるセッションがあって、それをお願いしてやってもらった時に「お父さんに会ってもいいんじゃない」って言われて。
でもその時は会いに行けなかったんですよ。ずっと心の中になんとなくずっと残ってて。
一年経つか経たないかぐらいで、コミュニティの中にいるなおさんっていう方に、数秘とタロットの占いをしてくれる方なんですけど。なおさんに占ってもらったら、タロットでお父さんに会いに行った方がいいっていうことが分かって。
そうすることで人生開けてくるよーみたいなことを言われて。それで会いに行く決断をして会いに行ったんですね。
人生の割とウィークポイントっていうか、美紀子さんのサロンはそういうところで皆さんが関わってくれてる感じです。

qbc:どういう風に会ったんでしょうか?

小見山:私、妹がいるんですけど、妹はずっとね連絡をとっていたんです。
妹に、父親に会いたいからちょっと連絡取ってくれる? って言って会うことにしたんです。父親もびっくりしてましたね。恨みつらみを投げつけてくるんじゃないか思って警戒した感じがしましたね(笑)
でも、美紀子さんとなおさんのセッションで、恨んでる気持ちなんか1ミクロンもなくて。本当になんだろう? この人はちゃんと私のこと愛してくれてたんだなーっていうのを分かった状態で会いに行けたんですよ。

qbc:なるほど。そうですね、コミュニケーションが苦手だっていう風におっしゃってたんですけど、どんな風に苦手意識をお持ちなんでしょう?
お話していて、苦手という風には思えないっていうのが、正直なところです。

小見山:本当ですか? 最近良くなってきたけど、割とちょっと人のネガティブなところに目がいってしまうだったりとか、馬鹿正直にそのネガティブを言ってしまったりとか。
多分、むやみに傷つけてしまったこともあるだろうなーって。なんかこう、自分が正直に言ってるだけのつもりだけど、きっと周りの人は迷惑をしてたこともあるだろうなと思ってますね。

qbc:はい。

小見山:でもそれも最近実は変わってきて、qさんのインタビューも受けてるあっこう神社ののりこさんがコミュニティに入ってきて、宇宙人論っていう部活の中で、チャネリングの無料講座を紹介してくれたんですね。しかも21日間もある。スピ界では大物の方の講座で、私もちょっと興味あるからやってみよーと思って、やり始めたんですね。
そして、NVC受講をきっかけに、マインドフルネスベルとか、チャネリングを再開して。その前も断続的にはチョロチョロはやってたんですけど、毎日やろうと思ってやり始めて、自分のチャネリングガイドに「なんかメッセージがありますか?」って聞いたら「世界は愛に溢れてるから大丈夫だよ」っていうメッセージをもらったんですね。そしたらすごい安心して。愛に溢れてるんだって思って世界を見たら、なんか今までと見える景色がすごく変わったんですよ。

qbc:はいはいはい。

小見山:みんなすごく一生懸命生きていて、精一杯生きていて。自分だけが精一杯生きてるんじゃなくて、周りのみんなも精一杯生きてて、愛を与えようとしているんだなぁってことがすごく分かったんですね。
もちろん愛をうまく伝えられない、もどかしい状況の人もたくさんいるんだけれども、でもみんな愛を伝えよう与えようとして生きてるんだなーって。そういう風に世界が変わって見え始めたんですね。

qbc:なるほど。

小見山:それで私にも愛があるんだって思って、それを他の人にも受け取ってもらえたらいいなっていう風に思うようになりました。それがまた、NVCとやっぱりすごく重なるところがあって。

qbc:それは比較的最近のことですよね?

小見山:そうです。ここ1、2ヶ月?

qbc:すごいことじゃないですか。ここ数ヶ月で。

小見山:そうなんです。すごい変化があって。すごいびっくりしてます、自分でも。

qbc:あーーー! あのブログの車の記事って、ちょうどその時の話ですか。

小見山:あ、事故って息子が轢かれそうになった話ですね。

qbc:そうそう。

小見山:あれもね、自分の感情の裏側を紐解いていくことをしたら、相手にも相手の愛がある事。そういうことが分かるようになって、誰も人のことを傷つけようと思って生きてる人なんていないんだよなって。
もちろん行き違っちゃったりとか勘違いがあって、そういう風に恨んじゃったりってそういうことはあるけれども。

qbc:すごい変化ですよね。

小見山:そうなんです。この数ヶ月でめちゃくちゃ変わりました。だから生きてて辛くないんですよね、楽しい。
だから誰に対しても割と「わ、何この人ー!」みたいなことはなくなりました。一瞬引いたりすることはあるけども、ちょっとよく考えて紐解くと「あ、そっか」みたいな理解を示せるようになってきてます。

qbc:不思議ですね。そういうきっかけがあるんですね。

小見山:そうなんですよ。それをやっぱりね、コミュニティののりこさんとか、そういう話をまたコミュニティの内部では本当に何も考えず喋れる・話せるのがまたとっても心地がいいですよね。

qbc:良いコミュニティですね、ほんと。文字起こしもコミュニティのえつこさんがやってくださってますし。文字起こし、大変なのに。

えつこさんは中野さんオンラインサロンメンバーであり、文字起こしお手伝いの方です!

qbc:えつこさんの文字起こし、めちゃ早いですからね。週に2、3本あげてるんじゃないかな。

小見山:寝る前のルーティーンだそうです(笑)

qbc:文字起こしは、おもしろいですからね。知らない人の話を聞くというのはおもしろいです。

小見山:それができるってすごいですよね。やっぱり才能というか興味があるからですよね。

qbc:お好きなんでしょうね。

4、再会

qbc:非常に穏やかな方だなと思ってお話させていただいています。

小見山:え、私のことを穏やかって言いました? びっくりする。

qbc:トップクラスの穏やかさだと思うんですけれども。NVCとかで変わったんですかね。

小見山:変わったんです。めちゃめちゃ変わったと思います。美紀子サロンに入った時なんてガッサガサの人間でしたからね。なんか半分以上世の中敵なんじゃないかみたい。

qbc:本当? そんなにとげとげしかった?

小見山:以前は、生徒さんともトラブルまではいかないけど、ちょっとした行き違いみたいのがあったりしたんです。こっちがコントロールしてやろうっていうエネルギーを出してるから、当たり前のことなんですけど。
ほんとつい先日、ちょっとお金のことでやらかしちゃったことがあって。本当は返金しなきゃいけないのに、これめっちゃいけないことなんですけど返金し忘れてたんですよ。で、相手のお客さんが気づいてくれて「ちょっと入ってないみたいなんです」って言ってくださって。
そう言えば私、2、3年前にも同じことやったなと思って。当時は、それでものすごい叩かれたんですよ。メールでものすごいクレームもらって、それが頭によぎりました。
「私のミスです」って申し訳ないエネルギーで送ったら、相手の人は私のことを責めることなく「調べてもらってありがとうございます」って言ってくださって。はぁーやっぱりこれって送るエネルギーで相手の反応・対応っ変わるんだなーってつくづく思いました。

qbc:そうですよね。

小見山:前にそういうことやった時には「しょうがないじゃんよー」みたいなに思ってたんです。

qbc:なるほどね。インタビューも2か月前にやっていたら違っていたんでしょうかね。

小見山:ガッサガサですよ(笑)

qbc:なるほどー。

小見山:でも美紀子さんとかに聞くと、徐々に変わっていったみたいですね。父親を許して受け入れたりとか。
父親とご飯行く時にですね、実は後妻さんを連れてきていいかって言われたんですよ。

qbc:え? それはどうかと思いますけど。

小見山:そう。でも後妻さんもね、連れてくるんですよ。

qbc:やだね。

小見山:そう、やだねってqさんが言っちゃった。

qbc:男ってそういうところある。俺を全部受け入れろよみたいなところがあるから。

小見山:あるんですね。

qbc:女の人はしないでしょう。

小見山:最初に会ったのはコロナの自粛がすこしゆるくなった今年の6月ぐらいに。

qbc:あ、今年の話?

小見山:後妻さんはさすが、しばらしくしてから「連れて行ってもいいか?」って言われたんだけど。で、私も「別にいいよ」って、

qbc:17年ぶりの再会の後に、ってことですね?

小見山:そうそう。再会の後に言われて「いいよ」って言ったんですけど、あちらがちょっとやっぱり嫌だったみたいで。そりゃそうだよなーって思って。
で、またもう一回父親が挑んできて、私は「全然いいよ」って言って、そしたら来たんですね。私、実は子供の頃にも会ってるんですね、彼女とは。

qbc:えーーー!!

小見山:うん。

qbc:そうか。なるほど。

小見山:中学生ぐらいの時に、私はモータースポーツが好きで、F1を当時見たくって、連れてってくれる人が、母親はちょっと無理だから父親しかいなかったんですね。
で、父親に頼んだら後妻さんも付いてきたみたいな感じで、一緒に会ったことはある。その前にも、あちらにもお子さんがいらっしゃるんだけど、お子さんとも会うことがあって、子供のころに。
そういうのもあったから、初めてではないんです。だけど、ちょうどコロナ自粛が開けたころにご飯食べに行こうってなって、連れて来られて、もう20何年ぶりですねーって言ってご挨拶して。まぁ普通に食事して、焼肉食べに行ったんですけども、すごく優しい人だから、私の妹の子供たち二人も一緒に行ってたんですけど、かいがいしく面倒も見てくれて。彼女たちはよく会ってるから、彼らとは。

qbc:あー妹さんね。

小見山:今までずっとそういう仲で食事してきてるから、彼女たちはいつも通りなんだけど。
それでそこに行って、私の感想としては、私義理のお母さんが結構大好きなんですね。感覚的に義理のお母さんがもう一人増えたみたいな感覚になって、あーなんかなんだろうな、自分のことを気にかけてくれる存在がもう一人増えたような気がして。
私的にはちょっと嬉しいなって感覚になって。で、姪っ子だったり甥っ子だったり、うちの息子だったりについてもあーなんかおばあちゃんがもう一人増えたみたいな感じで、なんか幸せじゃないっていう風に、受け取ったんですね。だから全然嫌な感じは受け取らずに。

qbc:やーすごい。受け入れたってことですね。

小見山:普通だったら嫌なんだろうなとは思うけど。相手の方も悪い方じゃないからこちらが受け入れられるのもあるけれど。

qbc:そっか。

小見山:そんな感じ。

qbc:17年かかったんです、そこ?

小見山:そう。でも私ずっと15年間だと思ってたら、向こうの方が覚えてて17年会ってなかったと言われて。あ、そうだったんだみたいな。だから向こうの方が気にしてたんだなあとも思ったし。

qbc:どうだったんですか、会った瞬間って?

小見山:会った瞬間。うーん。会った瞬間はどうだったかな。

qbc:はい。

小見山:会った瞬間より、再会した時の別れ際にハグしてあげられたことが私の中では結構大きかったかな。また父親がおいおいすぐ泣く人なんですよ(笑)。
だからその時もすぐ涙流してたんだけど、なんか良かったなーって。なんだろう私、愛されてたし、会って良かったなーって思えて、こうしてハグしてあげられて良かったなーって。
どっちかって言うとどっちが親? 私が親みたいな感じの気持ちもあり、親っていうか包みこむじゃないけど見守るじゃないけど、そういう感覚がありましたね、よしよしみたいな気持ちになりました。

qbc:いやーなるほど。なんだか今までにないインタビューになりましたね。

小見山:そうなんですか? びっくり。
5、人は人と関わってこそ
qbc:今後は、どうしていきたいですか?

小見山:ママに向けてお話を聞くサービスとかもありなのかなって。最近竹内結子さんとかも亡くなっちゃったりとかね。

qbc:いやーまぁねぇ。前年度月比自殺者? 増えてるみたいですね。コロナの影響なのかどうか。

小見山:ねー有名な方が。だからそういうのをちょっとでも減らしたい。

qbc:私がこのインタビューをしているのは、ひとつは好奇心です。小説をもともと書いていて、人間観察が単純に好きだった。
でも、やってみて、ただただ聞いてみたら、予想外に喜んでもらえたんですよね。
なので、インタビューをした人は、他の誰かをインタビューするみたいなのでもいいんですが、この一時間だけ他人の話をじっくり聞きましょうみたいなことを、広げていきたいなと思ってるんです。。

小見山:だから共感ヒーリングを、そういうのをやりたいなーって思っています。
あとは自分ができるようになった感情の紐解きとか、ママだったり、必要な人にちょっと教えたい。できるきっかけを作りたい。

qbc:実は、インタビュアーになりたいという希望者はいらっしゃって、どういう形でやっていこうか、ってうんうん考えているところです。

小見山:うちのコミュニティのエマちゃんが、qさんのインタビューの話が出るたび「私がインタビュアーになりたい」ってずっと言ってますよ。

qbc:みんなができるようなったらおもしろいなって思ってますよ。だって聞くだけでしょ、これ。
話すことは癒しだし、相手に理解してもらえるってことも人間の根本的な欲求、あと自分の物語の再配置、感情の再配置。「悪いと思ってたんですよね」「いやそんな悪くないよ」みたいに振り返りをする。そうすると過去を悪いと思っているのは自分が勝手に思ってるだけなんだよ、だから過去を良いと思うこともできるんだよ、って。

小見山:ねー。いいですよね。人を癒すことができたら。

qbc:そう話を聞いてるだけですからね。

小見山:NVCで、共感バディって言って30分ずつ自分が話して、今度30分したら相手が話してっていうのをやったんですね。講座で一緒の方と組んでやったんですけど、最初に私がわぁーーーっと話して、わぁーーー気持ちよく話したと思って、その後にお相手の話を聞いたら、私すごく聞くのが苦手な人間だと思ってたんですけど、彼女の話を聞いてみたらすごいエネルギーを受け取ったっていうか。すごい心地よさを感じたんですよね。
そう感じたのねーとか、その時どう感じたの? とか聞いてるだけなんだけど、すごい心地よさを感じておもしろいなーって。
話すだけが心地いいんじゃなくて、ただただ聞いてるだけなのも、意外と心地いいかもしれないと思って。

qbc:気持ちいですよ。理解し合うことが気持ちいんだと思います。

小見山:ですね! それに気がつけました。NVCで!

qbc:正直なところ、2ヶ月前の小見山さんからお話を聞きたかったところですね。ガサガサしていたとか信じられない。

小見山:(笑)。本当ですか? 美紀子さんとかも3、4年前の私を知ってるから「ほんとまゆみさん変わったよね~」って。ずっと見てきてくださってるから。

qbc:おもしろいですね、変化。

小見山:ねー人ってこんなに変化するんだって、自分で自分におどろいちゃいました。

qbc:お金の問題で揉めたとか信じられないですよ。

小見山:本当ですか? 年中当時トラブルがあって、そういうのとかも美紀子さんのところで相談したり「こんなこと言われたー!」って言って。
でもその時とかも美紀子さんのコミュニティの人たちが「まゆみさんは何も間違ってない。相手の方は、まゆみさんに分かってもらえなくて悲しかったんじゃないかな」とかやっぱ紐解いてくれて。そういうこともたくさんしてもらったからだと思います。
本当に美紀子コミュニティあっての今の私ですね。

qbc:人は人と関わってこそ、ですね。

小見山:ですね。関わる人で、きっと変わってくるんですよね。

qbc:それでは、ありがとうございました。コミュニティの皆さまによろしくお伝えくださいませ。

小見山:はーい、ありがとうございます。あのお体にはくれぐれも気をつけてください。

qbc:はい。ありがとうございます!

小見山:ありがとうございました!

▷アウトロ

後妻も連れてっていいか。男ならやりそー、と勝手に思いつつ、でもお父様の話はじつはあんまり聞いてなくて、お父様にはお父様なりの気持ちというのが、会ったんですよねきっと。でしょうね。

人は人を憎みもするし、愛しもする。というか人間の生涯というのはほとんどそれに終始してしまう。人間は人間と関わってこそと思うのはそういうところ。
今回、人の気持ちを受け入れて、変化の真っ最中の小見山さんと話せて、やっぱり人のトリガーは人でしかないんだなと思った。人らしさというものが、人を動かすのだ。
AIが人らしさを会得すれば、人は相手がAIではないという証明をほしがるんだろうなあ。
穏やかな人間としての快活さ、躍動を感じられたインタビューでございました!!

編集協力:えつこさん

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