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悪いところも、成長するための糧だと思えば、悪いところさえも愛おしいし、大切にできるよねって。人

もはや人間は自分と違う人間とは仲良くできぬ。限界がある。文化の違いを、文化が違うってことは理解できるが、その文化で自分が生活するってのはできない、きびしい、大変だよなあ。
そうじゃないなら、文化を単一にしてしまおう、てことなんだけど、たぶんそれは無理。無理というか、そういう単一文化にすると、せっかく作った多様性=環境変化があったときに、どれかは生き残るっていうハイパワーの生存戦略がとれなくなっちまう。
ことほどさように、人間は、仮にある生き方がその時代にはやってなかったとしても、それは時代、環境に対するメタなだけであって、大正解、本質ってわけではない。本質、正解っていうか、そんなものはない。ある生き方が、ただ単にその時に隆盛だ、ってだけだ。
人間は、正しくなんかなってきてないし、良くもなってない。
ただ単に、人間は、過去よりも今のほうが良いと考えたほうが、ポジティブに捉えたほうが、人として、肉体として頑強にできるから。ただそうしてるだけだよ!!!!!
(栗林さんはそう考えるんだね)
ということで無名人インタビューにレッツゴーッ!!!!!
【まえがき:Mai・栗林康弘(無名人インタビュー主催)】

今回ご参加いただいたのは 井阪有希さんこと、キャンディ さんです!


現在:生きがいそのもの。他人へのサポートは、私の人生を豊かにする。

Mai:キャンディさんは現在、どのようなお仕事をされていますか?

キャンディ:現在は保育園で短時間保育士の仕事をしながら、子育てサポートの活動にも力を入れています。

Mai:子育てサポートについて具体的に教えていただけますか?

キャンディ:子育てサポートでは、育児の悩み解決だけでなく、保護者の強みや得意分野を引き出し、それらを通じて隠れた魅力に気づいてもらえるよう支援しています。私との出会いが、相談者さまの人生における新たなスタートとなるターニングポイントになればと思っています。

Mai:保育園での経験はどのように役立っていますか?

キャンディ:25年間の保育現場での経験を通じ、特に子どもたちが自ら学ぶ力を持っていることに気づいた瞬間が大きな転機でした。その気づきは、子どもたちの関わり方を変えるきっかけとなり、それによって子どもたちの成長をより促すことができました。これらの経験から、もっと多くの人にこの気づきを共有したいと思い、子育てサポートの仕事を始めました。

Mai:久しぶりに現場に戻ると、どのような感じですか?

キャンディ:とても楽しいです。普段はなかなか子どもたちと接する機会がないので、貴重な時間だと感じています。

Mai:気持ちの変化はどうですか。25年やってきた自分のスタイルと、今新しい形でされているスタイルの変化については?

キャンディ:以前は専門家として「正しい」と思うことを伝えることに重点を置いていましたが、コーチングを学んでからは、相手が聞きたいと感じるまで待つことの大切さを学びました。また、自分の考えを押し付けるのではなく、相手の立場や視点を尊重することで、より建設的な関係を築けることができるようになりました。

Mai:現在の満足度について教えてください。

キャンディ:日々、自分の命を有意義に使っていると実感しています。仕事では、他人の役に立ち、感謝の言葉をいただけることは、何物にも代えがたい喜びです。このように、自分のやりたいことに全力を注げていることに感謝です。

Mai:満足度をパーセンテージで表すと?

キャンディ:100%満足していますが、まだ始まったばかりの気もします。具体的な数字で表すのは難しいですね。
私はもともと不器用で、何をするにしてもなかなかスムーズに進まないんです。昔は、そのことにコンプレックスを感じていましたが、コーチングを学んでからは、上手くいかない事があっても、「どうすれば上手くできるだろう?」や「他にどんな方法があるだろう?」というように、常に解決策を探る思考に切り替えることができるようになりました。そして今は、自分にできることで物事を実現していくことを楽しんでいます。

現在、私は新たな挑戦として、書籍を作る夢に取り組んでいます。この夢は、始めから持っていたわけではなく、実は現在の仕事である子育て支援の内容をより多くの人に知ってもらうために小冊子を作ろうと思ったことがきっかけでした。表面的には順調に見えるかもしれませんが、実際には小冊子を思いつき、それを形にするまでには何年もの歳月がかかり、途中で多くの困難を乗り越えなければなりませんでした。そしてこれからも、一つの目標を達成するためには数多くの壁を越えていく必要があると感じています。一度100%の達成感を味わっても、次なる挑戦のためには再び0からスタートすることになりますが、未来から今を見れば、少しずつ確実に階段を登っているのでしょうね。

Mai:他人からは、どのような性格だと言われますか?

キャンディ:最近は元気をもらえる人だと言われることが多いですね。学生時代は「優しい」とか「努力家」と言われることが多かったです。

Mai:自分ではどう思いますか?

キャンディ:自分ではそんなに優しくないと思っています。自分についてはまだよくわからないことも多いですね。
私は、小学校の頃から別の自分がいるような感覚がありました。まるでもう一人の自分がいつも私を見下ろしているような感覚がありました。他の人と一緒に楽しんでいる時も、冷静な自分が冷めた目で私を見ているんです。中学3年生の時に、父に「多重人格じゃないか?」と言われたことがあります。当時はその言葉にショックを受けましたが、今では自分を客観的に見ることができるこの特性が、多角的な視点から物事を捉える助けになっていると感じています。特に現在の仕事では、この能力が大いに役立っており、「多重人格で良かった」とさえ思っています。

Mai:子育てサポートと保育士のお仕事をされているとのことだったのですが、趣味は何かありますか? 

キャンディ:今の子育てサポートの仕事そのものが私の趣味です。子育てサポートの目的は、親御さんのメンタルケアや自己成長をサポートすることです。相談者さんの成長をサポートすることに大きな喜びを感じています。今は、対象が子どもから大人へと変わりましたが、保育士時代と変わらず、他人の成長をサポートすることが好きなのでしょうね。他人の成長の過程に少しでも関われたと感じると、本当に幸せで満たされた気持ちになります。コーチングは、人の隠れた能力を見出せる素晴らしいスキルです。この仕事を一生続けられたら、最高の人生だと思っています。

Mai:子育てサポートについて、もう少し詳しく教えていただけますか?

キャンディ:育児相談では、相談者が自らの答えを見つけられるようサポートすることが最も重要です。そのため、私は基本的にアドバイスをしない方針で、相談者さんが自分自身の解答を見つける手助けをします。現役時代には、保護者さんからの子育ての悩みに対してアドバイスすることもありました。しかし、それが必ずしも全ての人に合うわけではなく、中には「先生の言う通りにしたけれど上手くいかなかった」という声もありました。そういった経験から、一人ひとりに合ったサポートの重要性を感じ、コーチングの手法を取り入れました。コーチングは、相談者に気づきを与え、自分で答えを見つける過程をサポートします。また、解決策を見つけても、それを継続していくことが重要であるため、結果が出るまで責任を持って伴走しています。

Mai:子育てサポートのコーチングって、キャンディさんに一言で表すとどのような意味がありますか?

キャンディ:まさに生きがいですね。他人へのサポートができることで、私の人生も豊かになります。

過去:「あっ!あの一言が…」この子を苦しめてしまったんやなーと気づいたんです。

Mai:小さい頃はどんな子どもでしたか?

キャンディ:外ではおとなしい方でした。いじめられたわけではありませんが、ちょっとからかわれやすいタイプだったかもしれません。家の中と外ではまるで違う顔を持っていて、家では親の言うことをよく聞くお利口さんでした。

Mai:性格が変わったのはいつ頃ですか?

キャンディ:親の言うことを聞かなくなったわけではないですが、徐々に自分の意見を言えるようになりました。しかし、本当に大きく変わったのは、子どもが精神的な問題を抱えたときです。それが今の子育てサポートに繋がるきっかけとなりました。

Mai:その時、あなた自身はどのように変わりましたか?

キャンディ:もともと両親を尊敬しており、両親のように子どもに尽くしたいと思っていましたが、なかなか難しかったです。夫婦の関係が悪化したとき、家を継ぐことを期待されて育った長男に、「お父さんのところには、行かないでね」と言ったことばが、彼の精神的な問題を引き起こすことになりました。
しかし、そのことに気付かず、彼の精神的な病いが深刻化した時に初めて、彼の心の苦しみを知りました。その経験から、子どもの意見を尊重し、子どもに選択をさせることの重要性を学びました。
その経験がなければ今の仕事にも就いていないでしょう。彼が気づかせてくれた経験を価値あるものにするためにも日々、頑張っています。

Mai:未来についてどう思いますか?

キャンディ:未来より、今を大切に生きることを意識しています。未来は、今の積み重ねですからね。

Mai:これからの計画はありますか?

キャンディ:本を出版することです。自分の経験を共有することで、他の人のお役に立つことができれば、これほど嬉しいことはありません。

Mai:セッションやコーチングではどのような変化を目指していますか?
キャンディ:『気づき』を大切にしています。自分自身の魅力や強みを発見し、それを最大限に使って成長していけるようにサポートしています。期待以上の価値を感じてもらえるように取り組んでいます。

Mai:もしコーチングに出会っていなかったら、あなたの人生はどう違っていたと思いますか?

キャンディ:コーチングに出会わなければ、「自分が正しい」という思い込みに囚われて、他人を批判的に見る傾向が強かったかもしれません。コーチングを通じて、異なる意見を持つ人を受け入れ、理解しようとする心の余裕が生まれました。

Mai:過去に戻れるとしたら、どこに戻りたいですか?

キャンディ:子どもが生まれた瞬間の幸福をもう一度味わいたいですが、全体として過去に戻りたいとは思いません。現在があり、これからの未来が楽しみです。

Mai:これからの自分にメッセージを送るとしたら?

キャンディ:「大丈夫。全てうまくいってる」と自分自身を励ます言葉を贈ります。この言葉は、今まで不安や挫折を感じた時に、心を落ち着かせ、前向きな気持ちにし、私を支えてくれた言葉です。

Mai:最後に、読者や自分に向けての言葉があれば教えてください。

キャンディ:大人が変われば、子どもの未来も変わると心から信じています。自分自身を大切にし、認めることで、子どもの育成にも良い影響を与えられると思います。自分と子どもの両方の成長と幸せを願って、日々の子育てに取り組んでほしいです。

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あとがき

長年かけて築き上げてきた自信や誇りを手放すのって、自分が自分じゃなくなるような、そんな怖さがあるような気がする。
人間の思考は「知っていること(長年の知恵や経験など)」=「安心できること」にしがみつきたがる。
だから、プライドをリセットするってすごく覚悟がいることだなって私は思うんです。

でもプライドを手放して、「なにも知らない」小さな子供のようにいられた方が、きっと心は解放的で、未知なる可能性にトキメキを感じながらイキイキと生きていけるのかもしれない。

目先の充足感という刺激を求めて、自分の外へと目を向けるような消費活動を続けるより、自分の内側の「なにも知らない」に目を向けて、それにトキメキはじめたら、その瞬間からきっと心が満たされはじめるのだと思う。
ひょっとしたらそれが人生のターニングポイントになるのかもしれない。

【インタビュー・あとがき:Mai】

【編集:toki】

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