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10分で思考書き出しあそび

現代人の私、とても時間がない。たいてい描く理想像はほぼ勉強予定で埋まっているし、恐らくゆっくりnoteを書いている暇はないのだ。それでも何となく書き出したい思考のあれそれをどう処理してやろうかと考えあぐねていたのだが、先日模擬試験を受けた時に閃いてしまった。そうだ、時間制限をつけようと。

普段の私はあれこれ言葉を推敲しがちなのだが、結果的に要領を得ない呪物を生み出している感覚も否めない。だが、「10分で思考を書き出す」には言葉を選んでいる暇は無く、兎に角全てをありのまま伝えるしか無いのだ。おそらく、それが生の感じられる文書と言う物だろう。私の頭の中は大抵うるさいので、noteに書く文章も曖昧になりがちであるが、昨今のエッセイの形式をとれば良いのかもしれない。それいえば、全く昨今のエッセイでは無いが、エッセイ繋がりで是非湊かなえさんの「山猫珈琲」を読んでほしい。一つ一つ短い文章ながらも、全体として美しく湊さんの通奏低音が聞こえてきそうな感じが好きだった。エッセイが好きなのだが、好きと言っておいてどうなのかと思うが、あまり生きている、という感じのする文章が得意ではない。(おそらく日記がその最たる物で、行動記録、といった方が正しいのか)小学校の課題で遠足の感想とかいって出されがちなものである。書くのが主に苦手。どうしても文章にすると、何気ない日常/非日常のワンシーンに何かしらの真理を見つけようとする悪い癖がある。あぁ、時間だ。

(620文字)