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#GIF子GIF雄の連載 Vol.03

「ウイスキー!だいすきー!」

そんな言葉が
むかし流行りましたが…
口にしたことは、
一度もございません!

でも今回…

粋で、いなせな、
大人で、子供な味を
口にした…
そんなお話です。

どんなお話?
って感じで…

みなさんがご存知のハイボールは、
大衆居酒屋のジョッキであったり…
バーや、小洒落た飲み屋だと…
全盛期のイチローの打率ぐらい
よく割れる薄口のグラスだったり
すると思いますが…

今回はハイボールを、
ロックグラスで
チビチビやります…

ノドゴシしというよりも
香りと旨味、
大人な気分を、
ロックグラスで
チビチビやります…

っというのも…
むかし、
ハイボールがまだ流行る前に
ラジオで聴いた
「ウイスキーとソーダを1:1で割る
 ウイスキー&ソーダ ハーフ&ハーフ」
っていう
渋くて低いトーンでささやかれた、
大人な響きが忘れられず…

社内でも
右に出る者はいないと言われるぐらい
ウイスキーを愛する
クリエーターS木に相談。

略して、「ズースー」へお願いして、
粋で、いなせな、
「パない ハイボール」の
味わい方を教えていただきました!

彼は日常的に
ウイスキー! 大好きー! と
言っていると思います…

彼はうちの面接を受ける時に
ウイスキー! 大好きー! と
エレベーターで3回言ってから
入ってきたと
聞いたことがあります…

プロフィールは
「わたしの血液は
 ウイスキーで、できています。」
だった気がします…

「だから輸血は
 樽からお願いします!」と
言っていた気がします…

知らんけど…

ではでは、さっそく本題へ…

<ズースーの1杯目>

ひとつ言わせていただきます!
今回ご紹介するハイボールは、
食中酒的な喉越し重視ではなく
ウイスキーの香り・味わいに
没入することを狙っています。
なので一発目は
ギアを入れる意味も込めて
1 : 1 の濃いめの割合です。
とのことで、

ズースーご本人は
既にギアが入っている状態…

ウイスキーは、なるべく
お手頃で濃いめでも飲みやすい、
世界で一番売れているバーボンこと
「ジムビーム」。

No.1だけあって手に入れやすく、
ペットボトル製のポケット瓶は
コンビニなどでもサクッと
ワンコインで買えますよと…

ウイスキーといえば
スコッチに代表される
ピート(泥炭)由来の
スモーキーな香りを想起する方も
多いと思いますが、
ジムビームはバニラが香る
かなりアロマティックで
甘いフレーバーです…

っと
おいおい、
いろいろ語り出したぞと…
まだ一杯目だぞと…

ウイスキーの濃度というよりも
ズースーのキャラが
濃くなっている気がした一杯目。

そして話は
入れ方へ…

グラスは丸氷を入れるため、
ロックグラスで
なるべく薄口のものが
ベストとのこと。

グラス自体は常温で使用。
これは冷凍庫特有の
匂い移りを避けるためです!

おぉ…
そこまで意識しますかと
驚きつつ…
さらに話はつづき…

その分キンキンに冷やした
炭酸と丸氷は必須。

炭酸は王道のウィルキンソン!
丸氷は100g/直径60mmのものを
自宅の冷凍庫で作りんソン!

この氷作りは
軟水のミネラルウォーターを使用し、
先ほどのグラスと同じく、
庫内の匂いを移さないよう
グラスに入れる際は
軽く水を通しんソン!

器や氷の匂いは
非常にデリケートな問題で、
ズースーが
ステンレス製タンブラーを
使わないのも、
これが理由という
こだわりんソン!

話が濃くて、
気持ちはもう
3杯目ぐらいですが、
話は注ぎ方へ…

分量は
わかりやすく測りで計測し
ジムビーム50g、
ウィルキンソン50gの
1:1の割合を
ウイスキーから炭酸の順で
丁寧に注いだら…

マドラーは使わず
軽くグラスを傾け…
氷を指でつつきながら
優しく混ぜて1杯目の完成。

ここでズースーから注意!

ただでさえ
炭酸を少量にしているので
ガシガシ混ぜるのは禁物です!
要素はハイボールですが
度数が高いので、
香りを運ぶ
ささやかな炭酸を感じながら
少しずつ飲み進めるのが
粋な飲み方だと…

さらに…

普段から嗜む方は
ご存知かもしれませんが、
ウイスキーの飲み方に
【ハーフロック】
というものがあります。

ロック…
つまり氷のみのところに
同量の水で割る形式です。
上述のハイボールは、
このハーフロックの
炭酸版になります。

体感としては
ジムビームの甘みが
口内~鼻腔に広がり、
しかし炭酸が
下敷きとなっているため
後味はスッキリとしています。
ハーフロックとの差は
微小な炭酸の
有無でしかありませんが、
この泡が
通常のハイボールでは味わえない
繊細な喉越しを見せてくれます。
とのことで…

おぃおぃ、
ズースーのコメント処理、
なかなかのボリュームだぞと…
一杯目でこれだと
この先を考えると大変だからと…
ズースーの文章の濃度も高いまま、
ガシガシまぜることなく、
香りを運ぶ程度に編集をしようと…

気を抜かず
手を抜いていこうと
思っております!

そして…
注ぎ入れた半分を飲み干したら
一杯目は終了。
パない ハイボールは二杯目に…

<ズースーの2杯目>

一杯目から、
ややライトにシフト。

グラスにそのまま追加する形で
ウイスキー20g、
炭酸50gを混ぜ入れることで
合計、
ジムビーム50g:ウィルキンソン80g
のグラスに。
ここからハイボールらしい
炭酸の強度をブーストしていきます。

先ほどの泡に比べると
やや弾ける度合いも増し、
濃度もライトになり飲みやすい。

バーボンの風合いと
炭酸のスッキリ感から、
アテには
チョコレートがベターです。

もともとズースーは
甘党なので、
明治ハイミルクなどの暴力的な
糖を感じるフレーバーが
好みなのですが、
最近は同じく明治の
【アグロフォレストリー・
ミルクチョコ】を
推しています。
ローストミルクの甘さを
感じさせながら、
カカオの香りも高いので
お気に入りとのこと…

チョコレートのコメントまで
濃厚で大変なことになってきました…

このハイボールは
風味の感受に
重きを置いていますので…

最初の段階で
しっかりと香りを押さえつつ、
悪酔いしないリミットの範囲で
適度に嗜む事を
目的としています。

3杯目の途中で
500ペットの炭酸が尽きはじめ、
大体氷も終わり掛けになるので
この辺で切り上げです。

グラスが空いたら軽くすすいで、
区切りとして
水を1杯胃に流します。
これが濃いハイボールの
基本ルーティーン!

どことなく、
サウナの入り方を
レクチャーされているような
不思議な感覚に…

サウナが、サ道なら、
ズースーのハイボールは
ハ道か、ウ道といった
ところでしょうか…

サウナが、サウナーで、
ハマダが、ハマダーなら、
ハイボールは、
ハイボー? ウイスー?

知らんけど…

また、ズースー曰く
このまま水で
終わることもありますが
たまに延長戦で
違う銘柄に変えて、
ストレートに移行する場合も。

その際は専用のグラスを追加し、
さっきまでのロックグラスが
チェイサー用へと鞍替えですと…

そういう訳で、
秋ですし…
心地のいい季節なので…
延長戦へと参りましょうか!
って感じで…

<ズースーの延長戦>

ハイボールを味変する場合、
通常はウイスキーの銘柄を変えますが
本日の場合は割りものを
コーラに換えて…
ジャンクなビームコークハイに。

割合は先ほどと同じく、
ウイスキー20g、コーラを50g。
素直に炭酸を
コーラに置き換えるだけです。

コカ・コーラは、
赤(オリジナル)ラベルを
必須条件!

さらにズーズーのこだわりがつづき…

ご紹介する濃いコークハイは
角度の異なる一面を…
コークハイの
向こう側を見せてくれるとのこと…

10年ほど前にバーで知り合った女性が
「泥酔の向こう側を見るために
 私はいつも飲んでいるんだ!」
っと言っていたことを
思い出しましたが…
それはまた、
別の機会にお話しするとして
話を戻しますと…

ジムビームの持つバニラの香りを
しっかりとた内包しつつ、
コーラの甘さと炭酸が
さらにそれを後押しし、
バーボンを主とした甘さを最大限
フィーチャーした
コークハイボールが完成します。
甘系がOKな方なら
カジュアルに、
すぃすぃ飲めてしまう一杯です。

またアテには甘さとの中和も兼ねて、
カシューナッツや
ビーフジャーキーなど
塩気と油分のあるものを併せると
バランスが取れます。
とのことですが…

いま、ぼくは…
何の専門家に話を聞いて
いるのでしょうか…

いったい、何の記事を
書いているのでしょうか…

ズースーはどれだけの情報を
今回、ねじ込もうと
しているのでしょうか…

ハイボールの酔いなのか…
情報量の問題か…
頭がクラクラ
してきたところで、

本日の結びの一番へ…

<ズースーの〆の一杯>

本日のトリを
務めさせていただきます銘柄は、
スコッチの王道
グレンフィディック。

ジムビームと比べると
少々お値段が上がりますが…
シングルモルトのジャンルでは
世界1・2位を争う定番ラベル。

このグレンフィディックも
ピートの香りは抑えられており、
青リンゴや洋梨といった
フルーティな爽やかさが
圧倒しています。

ライトかつバランス型
という形容をされるように、
クセが少ないのが特徴です。

なんでしょう…
大人のウィスキー講座
にでも参加しているようで…
このまま帰りに
ズースーオリジナルの
高めのウィスキーでも
買わされそうで
怖くなってきましたが、
飲み方の話へ…

飲み方は1:1スタートです。
量は80g:80gで
炭酸はウィルキンソン。

またスコッチの繊細で豊かな香りを
グラスに留めておくために、
終始ハーフ&ハーフの割合を
固定して貫きんソン!

そして一見チグハグな光景ですが、
ハイボールの隣にはチェイサーの水。
1杯目が空いたのち、
ロックへと移行する前段として
このハーフ&ハーフが位置しています。

杯数を稼ぎたい訳ではなく、
自分のピッチで
気持ち良く酔うための案内役として、
ロックグラスで飲むハーフ&ハーフの
ハイボールが居るということです。

つまりズースーは、
一人ひとりに寄り添った
ハイボールの飲み方を
提案してくれていた訳です。

そんな、にくい演出をする
ズースーには
ウィスキーを愛する者としての
リスペクトを込め、
#樽い のハッシュタグを
プレゼント!

最後に…
ウイスキーのお供には
ナッツやチョコ、
チーズといった王道なアテも
素晴らしいのですが…
「キャベツ太郎」を
ぜひ試してほしいとのこと!

絶妙な塩気がマッチして、
ナッツを差し置いて
止まらなくなるほど、
キャベツ太郎の虜になったと…

そんなことを言われたら、
試すしか勝たん!ってことで
(使い方あってる?)
うちの娘のおやつのストックから
こっそり拝借してトライ太郎!

甘太郎…
ゆで太郎…
しゃぶ太郎や、
寿司太郎…
杉作J太郎 など…

随分前から日本は
太郎の虜のようですが…
四十を超えて
キャベツ太郎を
口にするとは…

娘のおやつを
拝借するとは…

そんな感じで…

粋で… いなせな…
ハイボールと
キャベツ太郎を
口にした、
そんなお話でした。

ちなみに、ズースーは
今回ご紹介した分量よりも
それぞれ10g増で
嗜むとのこと…

おじさんには
濃くて多いのはキツイ訳で…
記事では10g減らして
もらった訳で…

みなさん、
それぞれお好きな分量で
お楽しみください!

ナイス パない ハイボールを!

ペンネーム
#GIF子GIF雄

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