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2024年4月18日 寝違え奮闘記


首を寝違えました。
昨日から、
微妙に調子が悪い…と思っていたのですが、
昨夜になって「コレは明らかに寝違えている!」とわかるくらい、
首が動かしにくくなってきました。
ある一方をむくのが非常に難しく、
首を動かすのに勇気が入ります。
そちらを向く際に勇気がいります。
ちいかわに出てくるハチワレのように
「何とかなれ!!」と掛け声をかける必要があるのです。
痛いし、触ってみると、首と肩が非常に硬くなっています。

寝違えたのは久しぶりです。
筋トレを再開してからは、
腕のしびれもさほど気にならなくなっていましたし、
寝違えが起きることもなかったのです。
最近、少し硬く、高い枕に変えたので、そのせいだろうか…とも思ったのですが、
使い始めてもう半月近く経ちます。
寝違えるなら、もっと早くてもいいわけで、
そうなると、寝違えの原因は
枕ではなく、冷えである気がします。

火曜日に意気揚々と薄着だったのが間違いでした。
想定外のことが色々起きたので、
怒りに打ち震えており、
体が冷えていることに気づかなかっただけで
身体が冷え切っていたのでしょう。
そういえば、睡眠の際、暑いので、毛布も使わなかったのです。
日中も冷えて、寝ている間も冷えてしまったのかもしれません。

首の寝違えって
どうやれば少し和らぐのだろう、
どうすれば少しでも良くなるのだろうと
X(Twitter)で、「寝違え 首」で検索しました。
「寝違えつらい」という呟きがずらっと並んでいます。
スクーロールしても皆、ひたすら辛さを吐露しています。
しかし、対応策は見当たらず、予防ストレッチの動画があるくらいです。
やはり素人は寝違えの痛みに耐えることしかできないのでしょうか。
検索キーワードがまずいのかもしれない、と気づき、
「寝違え 対応策」で検索すると、
「寝違えは、気温差による冷えも影響する」とか
「湿度や水分過多も関係する」という知りたい情報が流れてきました。
やはり、火曜日の薄着が影響している可能性はありそうです。
さらに調べていくと、腕を後ろに上げる、腕を腰に当てるストレッチが効く場合があるとのこと、
早速やってみると、
確かに少し楽になった気もします。
そして、首がやや動かしやすくなりました。
世の中には色々な知恵を持っている人がいるものですね…。

そうして、少し、楽になって考えてみると
昨日、妙に焦燥感を感じて辛かったのは、気持ちの問題ではなく
寝違え、もしくはそれに関連する血行不良が原因かもしれないと気づきました。
人間は肉体を纏っているので
肉体の不調でいくらでも、精神状態が変わります。
首が痛いと文章を書こうという気持ちは大幅に減退しました。
文章を書いている場合じゃない、と思ってしまいます。
寝違え程度でもこれほど気分が変わるのです。
SF作家、伊藤計劃が闘病しながら執筆をしていたことを考えると
畏敬の念が湧いてきます。
伊藤計劃以外にも、闘病、
特に痛みを伴う病気とともに執筆していた作家は
沢山おり、
それぞれがどんな思いで書いていたのだろうと想像を逞しくしてしまいました。
俳人の正岡子規は実に痛そうな俳句を読んでいたような覚えがあります。

痛いと頭の中が「痛い痛い痛い」になってしまう人間としては、そのほうが納得できます。
痛みを感じながら、筋の通った文章を書くことが自分にできるかと問われると、
甚だ自信がありません。
その時になったら、書きたくなるのでしょうか。
闘病記を書く人は昔からいますし、
闘病ブログを書かれている人もたくさんおられます。
痛くても、いや、痛いからこそ、
書いておかなくてはという気持ちに
なるのかもしれません。
書くことで自分を保てるということもあるのでしょうか。
個人的には、痛みがあると非常に厭世的で
くどくどしい文章になりがちです。
極端に痛みに弱いというよりは、
感覚が過敏なので、感覚の違和に引っ張られて気が散るということかもしれません。
最近改めて気づいたことですが、
「感覚に煩わされずに生きる」ということは
自分にとってはかなり難しいことなのです。
眠ることが好きなのは、
感覚器官の敏感さがやや低下するので
情報処理をしなくていいからかもしれません。

ストレッチをやる前の痛みが、
あんまりひどかったのでロキソニンテープも貼りました。
また、今日は少しあたたかく、なおかつ着心地の良い服装にしています。
痛み止めものみました。
それでもまだ、万全の状態ではありません。

生きるって本当にこういうことばかり、
何かの対応に追われてばかりです。
ひとつことが片付くと、
何かが壊れたり、
体調が悪くなったり。
何もないという状態は
実は、非常に異例なことなのかもしれません。
むしろ、何もないということ、状態変化がないことこそが「死」であり、
何かが起きるのが
人生、生きているということなのかもしれません。
だとすると何も起きない状態を願うということは、つまり…。

今日はあまり無理はしないほうが良さそうです。
早めに寝ます。
明日にはよくなっていますように。


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