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2024年1月24日 1番苦手な季節

ただいま、1月24日の夜です。
今日は最近にしては珍しく冷え込んでいます。
空気が金属のように冷たく、きん、としています。
指先や髪は、屋外にいるとすぐに冷え切っていまい、かじかみ
自分の一部ではないような、
生体の一部ではないような触り心地、冷たさになってしまいます。
しまいには、雪がちらほら降り始め、
車のライトや街灯の灯りの下で、勢いよく巻き上がっていました。
降っているというよりは、斜めに跳ね上がっているように見えます。
おそらく、風がそれなりにあるのでしょう。

子供の頃は、雪と聞くと心躍らせたものですが
年齢を重ねた上、
ウィンタースポーツもやらないものとしては
ただただ、雪による予定変更を想像して、げんなりするだけとなりました。
雪国にお住まいの方のことは心から尊敬しています。
「出勤のためにも雪かきが必要なため、
通常より数時間早起きして、家の周りや車の出入り口、玄関前を掃除するものだ」と聞いてから
怠け者は住めぬのが、雪国と認識しています。
そして、気象庁には申し訳ないですが、予報が外れて大したことのない雪になることを
いつも祈っています。


暗闇の中で、ライトに照らされた雪が明るく輝くのを見ると、
「あぁ、最も苦手な時期が来てしまった」ということを思い出しました。
そうです。
例年1月中旬から2月は、心身ともにイマイチの時期なのです。
毎年「この時期は苦手だ」と思っているくせに、その時が来るまでは忘れてしまっています。
どうしてこの時期が苦手なのかといえばいくつか理由が挙げられます。


①寒い


これは言わずもがな、ですね。
ちょうど、大寒の頃のこの時期は、寒さが厳しく、今日のように雪が降ることもよくあります。
とはいえ、体温は高い方ですし、身体が動かなくなるというほど寒さに弱いわけではありません。
ただ、寒いと気分はあまり上がりません。いつもより悲観的になることが多い気がします。
「気持ちが寒くなる」と言えばいいのでしょうか。
寒くて暗い夜や冷え冷えとした空気に、妙に絶望することがあります。

②重ね着が嫌い


仕事着は別として、プライベートで着る服は
さらっと一枚ワンピースなどが最も気楽ですが
この時期はそういうわけにも行きません。
しっかり防寒をした上でおしゃれをするというのは上級者のできることであり、
万年初級者としては非常に難しく感じます。
最近とうとう、インナーに着るものをうまく選べば、いいことに気づきました。
とはいってもかの有名なファストフアッションのインナーは
肌触りが苦手で、温かくなりすぎます。
違うメーカーのインナーやインナーにも着られる薄手のタートルネックがいいことを発見しました。
重ね着が苦手ではありますが、工夫次第では、まぁなんとか大丈夫となってきました。
これで、ほんの少しこの時期が楽になりました。

③確定申告書作成時期である


この時期は確定申告の書類を作成する時期でもあります。
現在は、ホームページやスマホから比較的簡単に書類が作成できますし
さほど難しいことはないのですが
やり始めるまでは腰が重いものです。
できるだけ後回しにせず、早め、早めの作成を心がけてはいるのですが
さほど楽しい作業でもないので
やる気がなかなか起こりません。
現在の世界情勢や政治などを背景にすると余計にやる気が失せます。
そこで
まとまった時間の捻出と自分の意欲のマネジメントが必要になります。
これまでのことを思い出すと。あまり深く考えず、どんどん入力していくほうが、早く終わるかもしれません。
哲学的、政治的疑問は一旦、傍に置いて、とにかく入力していったほうがよさそうです。

④来年度のことを考える時期である


正直なところ、この時期が苦手である1番の理由はこれだと思います。
年度毎で、色々と仕事の状況が変わるので、
毎年1月から2月ごろは、4月からのことが全く決まっていない状態です。
そこからスケジュールを組んでいく面倒さ、
各所関係機関に問い合わせやお願いをしてスケジュールを調整していく手間を考えると
いつもうんざりしてしまいます。
仕事があるということは、あちこちとのつながりや兼ね合いがあるということでもあります。
それが、来年度どうなっているか、全くわからないのです。
この不安定さに、いつも押しつぶされそうになります。
若い頃は、経済的に来年度やっていけるだろうかということを
心配していましたが、
今では、スケジュールの調整、各所との連絡や兼ね合いのほうが心配です。
胃はかなり強い方ですが、内臓がきゅーっとする感じがします。
この不安の中には、相手先に電話で交渉しないといけない場合が多いということも含まれています。
電話は非常に苦手なツールです。
受け手の状況を完全無視した状態で、いきなり受け手の時間に立ち入ってくること、
記録が残らないこと、
電波や状況によって聞き取りにいく位ことがあること、
日本語では音や読みが同じでも意味が異なる言葉が多いこと、
電話特有のルールが沢山あること、
相手の表情や雰囲気が読めないこと、
苦手とする要素が沢山あります。

メールやFAXなどの書面であれば、検討し確認した上で返信ができますし、
不安になった時に後で見返すことができます。
直接話した場合には、微妙な表情やニュアンス、雰囲気を読み取り、体に蓄積することができる気がします。
そのどちらもないのが、電話です。
これから1ヶ月ほど、突然の電話や逆にこちらが電話を掛けて交渉することが多い時期突入するのです。
大人ですから、なんとかやれるのはやれるのですが、
苦手なものはやはり苦手です。
今のところ、考えられうる限りの心の準備をしています。

かかってくる電話の内容を予想しておくこと、
自分が交渉する際に必要なデータをいつでも出せるように手帳に準備しておくこと、
電話がかかってきた際は、静かで落ち着いた場所で電話ができるタイミングで折り返すこと、
メモを取りたいと相手に言うこと、
結論を急がず、時間が欲しいと交渉することです。
でもこれらは「しないよりは少しマシ」というものであって
しておいたら平気になる、という方法ではないのです。
この時期が嫌いな理由ではなく、電話が苦手ということに熱をこめすぎました。でも、本当に苦手なのです。
この時期が嫌になってしまうくらいに…。

さて、今年は、この一年で1番苦手な時期をうまく乗り越えられるでしょうか。
まずはそれに備えて、早めに寝るとします。

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