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サッカークラブツイート13万件比べてみた話~ぼっち女子サポの卒論・ブンデスリーガとJリーグのSNS利用の相違~


こんにちは!toriです。


今回は私が大学で取り組んだ、Endless Battle~終わりなき戦い~すなわち卒業研究について書きたいと思います。



みなさん、スポーツ好きですか?サッカー観てますか?

私は好きなので毎週のように観ております。
いつも追いかけているのは、日本のプロサッカーリーグ「Jリーグ」とドイツのプロサッカーリーグ「ブンデスリーガ」です。推しクラブがあるので・・・

特にドイツサッカーは、時差の関係でド平日の早朝4時半キックオフとかも普通にあります。私はスマホのアラーム機能を5分間隔でびっしりかけ、頑張って起きてリアタイしています。
そこに推しクラブの試合があるので・・・



というわけで、この2か国のサッカーリーグを追いかけている私が卒業研究で選んだテーマが、

「ブンデスリーガとJリーグクラブのSNS利用の特徴・相違」

です。


自称・「サッカーとSNS(主にTwitter)、両方ないと生きていけない人間」こと私が「カツカレー」的な発想でやってしまった研究です。
「カツ」も「カレー」も両方食べたい。ならフュージョンさせるしかないぞ、と。一口で二度おいしい。いやそういうことじゃない。



めちゃくちゃざっくり言うと
ブンデスリーガとJリーグクラブのTwitter、1年分調べたらなんかわかるんじゃないの?
という感じです。

動機・背景から調査方法、結論と考察まで順を追って書いていきたいと思います。



(ちなみに大学に提出した論文は全文英語かつ40P超だったので、提出期限間際は発狂寸前だった。なんて楽しいキャンパスライフなんだあ~~~!ウェイとかリア充とかしてる場合じゃねぇや~~~~※陰キャの言い訳)

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1.研究動機(表)・背景

はじめに、この研究を行う動機及び背景について説明します。


Ⅰ.日本とドイツの差
〈GDPや人口の面で勝る日本、サッカー市場において圧倒的なドイツ〉

ドイツのブンデスリーガは世界屈指のプロサッカーリーグ。巨大な経済規模と世界一の観客動員数を誇り、今なお成長を続けるリーグです。まさにサッカー界におけるトップリーグのひとつ。


ドイツサッカーリーグ機構(DFL)の発表によれば、
2017/18シーズンは、ブンデスリーガ1部全18クラブのうち17クラブが年間収入1億€を超えたとのこと。1€=120円で計算すると1億€は120億円。


もちろん選手の移籍金等そこから支出される額も同様にスケールが大きくはなりますが、それにしたって、何?ひゃくにじゅうおくえん・・・???

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ちなみに私は500000000兆円欲しいです。非課税でお願いします。



収入項目の一部を例に、ブンデスリーガ1部クラブとJリーグ(2018シーズン・J1全18クラブ)との平均値を円に換算、比較したものが以下の通りです。
※EUR/JPY=120

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DFL Wirtschaftsreport 2018J.LEAGUE Jクラブ個別経営情報開示資料より)


わ~~~ゼロがたくさん並んでいて目がチカチカする~~!
文字に色を付ける程度のささやかな努力では、どうしようもないほどのゼロの量に圧倒されてしまう~~~!!経済が動いている~~~!!!



また、1試合当たりの観客動員数データの比較は以下の通り。

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DFL Wirtschaftsreport 2018J.LEAGUE Data siteより) 


平均して日本の2倍以上の観客が、ドイツではサッカー観戦に訪れているのです。

外務省と総務相の出している人口データをもとにすると、
超々単純計算でマッチデーにはドイツ国民の1000人に5人がブンデスリーガ1部、日本国民の1000人に1人がJ1を観にスタジアムへ来場しているということになります(あくまで超々単純計算です)。


このように、サッカーを取り巻く状況において日本とドイツの差は大きなものです。
理由としては歴史の長さ・文化としての成熟度・ドイツには野球のような競合スポーツが無いなど、様々なものが挙げられるでしょう。


でも、「欧州サイコー!日本はまだ未熟だね!ハイめでたしめでたし」
と結論付けて満足するだけでは、差は開く一方。



前述の通り、日本はドイツよりも人口が多い国です。
そして子連れでも行けるゴール裏や毎試合開催される様々なイベント、豊富なスタジアムグルメ、スタジアム内禁煙であること等、
Jリーグはブンデスリーガよりも性別・年代・観戦経験問わずコアからライトまで幅広い層が観に行きやすい、という強みがあると思います。


つまり日本には、Jリーグには、まだまだ成長の余地があるのでは・・・?



Ⅱ.サッカークラブにおけるSNSの普及
〈ソーシャルメディアとしての強みを生かしたプロモーション〉

いまや多くの人の生活に欠かせないものとなったソーシャルネットワーキングサービス(SNS)。
遠くにいる知り合いの近況を把握したり、面識のない赤の他人と簡単にコミュニケーションを取ることができる時代です。
SNSさえあれば、貴重な休日を無為に浪費することすら可能。恐ろしいほどに時間どろぼ・・・便利なツールです。


このビッグウェーブ、もちろんサッカー界も乗らないわけにはいきません。

多くのクラブが、いつでもどこでもインターネットがあれば世界中たくさんの人たちに向けて情報を発信できる、ソーシャルメディアとしての側面を生かしたプロモーションを活発に行っています。


そこで今回の研究では、SNSのひとつであり世界中に多くのユーザーを持つTwitterに絞って調査することにしました。



かくいう私も、Twitter大好きなそこそこのヘビーユーザーと胸を張って言えます(言うな)。
現在稼働中の手持ちアカウントは4つ、毎日タイムラインを遡り色々な投稿、すなわちツイートを確認することから一日が始まります。

ぼっち陰キャにキラキラしたInstagramやFacebookは敷居高いんすよ・・・



すみません、話を戻します。
2020年春の時点で、ブンデスリーガとJリーグ共に1~3部に所属する全てのクラブがTwitterのクラブ公式アカウントを運営し、様々な情報を日々発信しています。


普段なんとなく見ているサッカークラブのTwitterアカウント。
試合の実況とかグッズの販促とかイベント情報とか、色々な情報が流れているけど・・・



クラブのTwitterを用いた情報発信という面で、ブンデスリーガとJリーグに違いはあるのか???

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つまり、Ⅰ、Ⅱを合わせて
ブンデスリーガのようなビッグなリーグがどういうSNSの使い方してるか掴めれば、Jリーグにも生かせるんじゃないの!?
という趣旨の研究をしちゃおうというのが私の卒論テーマです。



よって研究目的を、
・日本およびドイツのプロサッカーリーグのTwitterを利用した情報発信の特徴と相違点を明らかにすること 
・SNS利用の面においてJリーグに必要と考えられる要素の検討

の2つに設定しました。




2.調査方法

調査方法の説明に移ります。

J1とブンデスリーガ1部クラブの公式Twitterアカウントにおける投稿を、
「競技自体に関連する内容かどうか」
「投稿時期」
でそれぞれ分類し集計。


内容は以下の通りとしました。

競技自体に関連する内容かどうか:
・試合のテキスト実況
・試合のハイライト動画
・試合レビューやスタッツ
・試合前後の記者会見
・トレーニングレポート
等々、サッカーという競技自体に直接関連する内容の投稿をカテゴリー1

・チケットやグッズの販促
・イベントの情報やキャンペーン告知
・選手のオフショットやプライベートについてのインタビュー
・マスコットキャラクター関連
等々、サッカーという競技自体に直接関連しない内容の投稿をカテゴリー2

とし、区別します。



【カテゴリー1の投稿の例】

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【カテゴリー2の投稿の例】

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(川崎フロンターレ、横浜・F・マリノス、名古屋グランパス、TSG Hoffenheim、FC Bayern München、Borussia Dortmund公式Twitterより)


投稿時期:
Jリーグ・ブンデスリーガそれぞれのリーグ戦が実施されている期間をシーズン中、それ以外をオフシーズンとし、区別します。


集計された全ての投稿について 、
1)投稿総数
2)カテゴリーごとの投稿数と割合
3)シーズン中およびオフシーズン中の投稿数と割合 
4)各リーグの月ごとの投稿数およびカテゴリーごとの割合 

にそれぞれ分類し、
得られたデータを統計解析ソフトウエアを用いて比較を行います。

※SPSS (version 15.0; SPSS, Tokyo, Japan)、1)~3)はMann-Whitney test、4)はFriedmann test



調査対象:J1リーグ全18クラブ(2018シーズン)
     ブンデスリーガ1部全18クラブ
(2017/18シーズン)
調査期間:1年(2017.10.1~2018.9.30にツイートされたもの)
調査手段:手作業



・・・



手作業。



それはもう、壮絶な戦いだった

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さすがに非効率すぎる。


いい加減にしろ!この数字と無縁のドドドドド文系が!!!一体脳みそに何詰まってんだ!!!!!シフォンケーキか???フワッフワのシフォンケーキなのか!?!?!?!?!?

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等と言っていても仕方がないので、もう頑張って何とかしました(雑)




3.結果

調査により得られた結果は以下の通り。


表①

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〈表①からわかること〉

・投稿総数
→ブンデスリーガ1部クラブのほうが有意に多い傾向がある

・カテゴリー別
→ブンデスリーガ1部クラブはカテゴリー1の割合が有意に高く、J1クラブはカテゴリー2の割合が有意に高い傾向がある

・投稿時期
→ブンデスリーガ1部クラブのほうがオフシーズンの投稿割合が有意に高い傾向がある



表②

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表③

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〈表②③からわかること〉

・両リーグとも、シーズン中に比べオフシーズン中は投稿総数が減る傾向がある
・両リーグともシーズン中にに比べオフシーズン中はカテゴリー1の割合が小さくなる傾向がある



では、項目ごとにまとめていきます。


1)投稿総数

表①より投稿総数は平均約2,800ツイートのJクラブに対してブンデスクラブは約4,200ツイートと圧勝
いい意味でいきなり予想を裏切られました。ドイツのが全然ツイ廃じゃん。どうしたクールジャパン!

また、標準偏差値からはブンデスリーガの方がクラブ間での差も大きいことがうかがえます。
(これは集計中の体感でもかなりあった、ビッグクラブの集計のキツことキツいこと・・・)



2)カテゴリー別(投稿の内容が競技に関係するか否か)

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表①の数値を円グラフにすると一目瞭然ですが、
ブンデスクラブはカテゴリー1(競技に関連する内容)、
Jクラブはカテゴリー2(競技以外の内容)の割合が平均して多い
という結果に。


3)投稿時期別(シーズン中の投稿か否か)&
4)月別カテゴリー

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パッと見ではそこまで差はないような気もしますが、
ブンデスクラブの方が全体に対するオフシーズン中の投稿割合がJクラブと比較して有意に高い割合を示す
という結果が出ました。

要するに公式戦がない時期でも、ブンデスクラブの方がTwitter上であれこれ情報発信をしてくれているということでしょう。


また、表②と③より、オフシーズン中はシーズン中と比べると両リーグともカテゴリー1の投稿が減少傾向にあること、
それでもブンデスクラブの方がカテゴリー1の投稿が高い割合でなされる傾向を保持したままであること
も分かります。




4.結論・考察

上記の結果をまとめると、

・ブンデスクラブの方が平均して沢山ツイートしてる

・ブンデスクラブは競技関連、Jクラブは競技以外の内容に関連したツイートが多い傾向

・ブンデスクラブのが時期問わずツイートしている

・ブンデスクラブのがオフシーズン中も競技関連のツイート多め


となりました。



ブンデスクラブは試合中の実況ツイートや試合前後の記者会見を細かく投稿するクラブが多く、それがこのような結果になる要因のひとつだと考えられます。

逆にJクラブは試合当日のイベントやグッズ・グルメ・キャンペーン等のプロモーションに力を入れているクラブが多いですよね!
あとはクラブマスコット関連。そもそもJリーグはクラブとは別個でマスコット自身がTwitterのアカウントを持っているパターンもしばしばあるくらいで・・・


投稿時期に関しても、ブンデスクラブはオフシーズン中のトレーニングキャンプや練習試合について細かく発信するクラブが多い傾向がみられました。



以上が本調査からわかったことです。



4.5.研究動機(裏)

表があるなら裏もある。
さて、私がこの研究テーマを選び、毎日毎日毎日貴重な二十代という限られた時間を延々費やしてPC画面を睨み、ブルーライトを浴びまくり、死ぬ気で集計作業をしたのは、2.で述べた研究動機の他に
自分が考えている仮説を支持する要素を持つデータが欲しかった、という別の動機があります。


その仮説というのは、
「ブンデスリーガのサポーターはサッカーという競技自体に魅力を感じ、
Jリーグのサポーターは競技に付随するエンターテイメント要素に魅力を感じてスタジアムに足を運ぶ。
ゆえに両リーグのクラブも、それぞれのサポーターの需要に応じた供給を行う」
というものです。


継続的にサッカーを見ている方ならイメージがしやすいかもしれません。
私がこれを強烈に意識するようになったのは、ドイツに留学してからでした。



現地で15クラブほどのオフィシャルショップを訪れましたが、ドイツでは本当にカテゴリー問わずどこのクラブも「選手個人のグッズ」が無かった。
それこそレプリカユニフォームに背番号入れるか、昔のレジェンド選手をあしらったものがあるか
(日本人選手のいるクラブでその選手のグッズを出すところもありましたが、あくまで日本人ファンをターゲットにしたものでした)。

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対してJクラブは、どこも選手個人のグッズ(背番号モチーフの小物やタペストリー、似顔絵のキーホルダー、タオルマフラー等々)がめちゃくちゃバリエーション豊かです。
スター選手からベンチ入りすら難しい選手、さらには監督までと誰を「推し」にしても供給があるという手厚さ。オタクの財布が危ない。


さらにはJクラブはブンデスクラブと比べると試合当日のエンターテイメントも相当な充実っぷりです。
趣向を凝らしたイベントを毎試合企画し、ゲストを呼んで音楽ライブやトークショーを行い、ご当地グルメを始めとしたスタジアムグルメいわゆる「スタグル」を用意し、サポーターを様々な手法で楽しませてくれています。

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逆にブンデスクラブはJクラブのようにイベントをあれこれ開催せず、スタグルも大体どこのスタジアムでも似たようなラインナップ。
Jリーグ観戦の感覚で早めの時間にスタジアムを訪れたら、イベントどころかもはや人すらおらず、途方に暮れたこともありました・・・




でも前述の通りブンデスリーガは巨大な市場と世界一のファン数を誇るリーグなのです。
「推し選手」グッズを沢山出したりイベントをせずとも、毎週末とんでもない数の人がスタジアムに詰めかけている。



みんな、純粋にサッカーを観に来ているんじゃないか。
と考えました。



サッカーという競技自体に魅力を感じているから、
毎試合同じビールとヴルストソーセージしかなくてもスタジアムへ行くし、バーや有料チャンネルで試合を観て仲間とあれこれ語る。
もちろん郷土愛が強く、生まれてから死ぬまで「おらが街」のクラブを愛するという理由もあるでしょう。


でも、サッカーなんです。
バスケットボールでもアイスホッケーでもラグビーでもなくて、凄まじい数の人がサッカーを選んでいる。
ドイツで、ヨーロッパで。

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日本では、スタジアムに来る人々は「サッカーの試合を観たい」に加えて、
「推し選手を応援したい」
「スタグルを堪能したい」
「イベントに参加したい」
「限定グッズを買いたい」
等々、様々な動機をもっていると考えられます。
(参考に:Jリーグ観戦者調査 p26~)


それが良いとか悪いとかではなくそういう傾向がみられる、という話です。

競技のみにとどまらず、様々な切り口からファンを増やしていけるのプロモーションはJクラブの強みです。


でもやっぱり、競技以外に魅力を感じるとなると、
「最近ならバレーボールやラグビーといった、話題性のある他競技に流れる可能性があるのでは?」
「推し選手が他クラブ・他リーグへ移籍したら?」
といった競技やリーグやクラブへのファンの定着度合いも、ブンデスクラブほど絶対的なものではないのでは・・・?

競技規則や各クラブの戦術談義をできるような知識を持ったファンの割合も、Jリーグの方が低いのではないか・・・?



要するにめちゃくちゃ大雑把に言うなら、
Jクラブはブンデスクラブよりいわゆるサッカー自体に「ライトなファン」が多いんじゃないか?
そしてクラブもそういう層を意識したプロモーションをしてるんじゃないか???


という考えがあり、
今回の研究でSNSの投稿を分析することでクラブが何を重視した情報発信を行っているかを調べることにしたのでした。

そして結果は前述の通り。仮説を支持するデータが取れたのでした。



そしてそして、ここからはこの結果を踏まえた私個人からの提言(というほど立派なものかはわかりませんが・・・)を僭越ながら述べさせて頂きます。


先ほどから申し上げている通り、Jクラブは「様々な切り口からファンを集めやすい、ライト層増加に特化したプロモーション」が強みと言えます。

ならばそのやり方でたくさん集めた「ライト層」のファンを、競技に対して「コア」な層に引きずり込めばいいのでは?
ようこそサッカー沼、ゆっくりしていってね的な。


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すなわち、「ライト層特化戦略」も行いつつ「競技コア層特化戦略」も少しずつ増やしていけば・・・

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こういう感じに(イメージです)、
全体の母数を増やしつつファンを辞めにくい「競技コア層」に属する人数も増やしていくことができたら、より強いコンテンツとして成長・文化としての定着が見込めるんじゃなかろうか・・・?


アニメを見てポケモン好きになった子供がゲーム買ってもらって、バトルのコツとか個体値とか厳選とか色々覚えてドハマリし、他タイトルにも手を出すみたいな・・・

そもそも最近のネット上では、戦術マニアに代表される「競技コア層」向けのコンテンツもかなり増えてきているように見受けられるので需要、あると思うんですよね・・・


よって今回の研究でも、最後に
Jクラブももっと競技に関連したツイート・コンテンツを増やして、サッカー自体を楽しむ感覚を身近にしていくべき
ということを提言とさせて頂いております。




(散々書いといてアレなんですけど、学生ごときが偉そうなこと言ってすみません・・・という気持ちが強すぎて、なんかもうね、途中からしんどかったね。出来るもんならやっとるわボケという怒声が幻聴となって聞こえてきた気がする。すみません。もっと勉強します)




5.終わりに

今回の調査で、感覚的に抱いていた印象を客観的な数字で表す事ができた点と、わりかし分かりやすい結果が出てくれた点をもって、
とりあえず私の気の遠くなるような献身は報われたと断言しても良いのでは・・・?


(早い段階で「あかんわ、これは正気を失ってからが本番なやつやな~~~~~!!!」と察し、
最終的には両リーグ合計126,775ツイートを手作業で集計することになってしまいました。
四捨五入して13万。
いくら私がツイ廃でもこれは胸やけとかそういうレベル超えとる)


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↑ 超絶非効率文系脳人間のアナログ集計作業の一部


ちなみに完成した論文の概要を統計学の先生に読んで頂いたのですが、若干引いてた。本当にすみませんでした


また、こんなめちゃくちゃな研究に、大変お忙しい状況にも関わらず最後までご指導くださったゼミ担当の先生にこの場をお借りして御礼申し上げます。
自分なりに納得のいく論文に仕上げられたうえ、
「これはお前にしかできない研究だ」と推薦を頂き東京の研究発表会に参加させてもらい、
胸を張って大学生活4年間の集大成とすることができました。
ありがとうございました。




とりあえずそんなこんなで色々ありましたが、お陰様で無事卒業できました!
キャンパスライフ、秒で終わってしまった。ほんとに4年経った?というレベルで一瞬だった。
サッカーとTwitterとバイトしかしてなかったので、サークルとか恋愛とかマジで無縁すぎた。学校祭もめんどくさくて結局一度も行かなかったし、卒業式なんてこのご時世なので当然中止だったし。

じゃあ大学生活またやり直したいかと聞かれたら、それは間に合ってますので大丈夫です。
というか卒論ほんまにしんどかったのでもう勘弁してください




と言いつつ、院に進学して同じような研究をやっています。人は過ちを繰り返す生き物なんですね。好きなだけ私を罵って下さい。そんなことより修論ッッッツハァーーーーーーーー!!!(発狂)




卒業研究からなぜか個人的な話まで長々長々長々と書きましたが、
ここまで読んでくださったそこの貴方、

貴重なお時間を割いて頂き、本当に本当にありがとうございます!!!!!!!!


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ところで



ちょくちょく出てくるこの謎のイラスト群はいったい何なんだ・・・?



これは・・・





わたくし自作のLINEスタンプで~~~~~~~す!!


リンク貼っておくので、ぜひ買っていってください(ガチのダイマ)

・LINEスタンプ「勝ち点がほしいサポーター」

・LINEスタンプ「うんうんふくろうのすたんぷ」

・LINEスタンプ「うみのなかまたちFC」


SNSを利用したプロモーションの研究なので!やはり自分自身で実践してみないと!!ん?違うそうじゃない?


最後まですみませんでした!!そしてありがとうございました!

それでは皆様、これからも良きフットボールライフを!!




tori

2020.4.24



〜〜追記〜〜

LINEスタンプ宣伝のくだりは完全にMDP(マジで 蛇足 パート)だなと思っていたのですが、公開してから1日足らずでスタンプを購入して下さった方が何名かいらっしゃいました・・・めちゃめちゃ嬉しかったです。ありがとうございます。

また、サポートをしてくださった方、記事を読んで下さったり♡を付けて下さったりした皆様にも心からの感謝を!Super love〜〜〜!!



〜〜追記2・後日談〜〜

私「しかし、あれだけの量のデータ(13万ツイートぶん)を扱うのに何度も何度も何度もExcelが止まったり落ちたりして、本当に苦労したなあ」

私「そうで無ければ、あんなチラシの裏に正の字書いてカウントするような原始的なやり方、流石にしなかったんだが」

私「ノーパソじゃやはり性能的に良くないのだろうか」

私「まあ学校指定のPC高かったから、近所で買った安物ではあるけど・・・・・・・・・あっ。」

私「このPCのRAM、4GBだった。」

私「そりゃ無理だ」

せめてせめて8GBにしておかないと使い物にならないぞ・・・と師に苦笑いされたのであった。


フォロワーの方々にも「どんな縛りプレイだ」とお言葉を頂きました。
(秒でRAM増設した。毎動作ごとにExcel落ちない!すごい!!快適!!!)


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これからも~~っと酷使してあげるからね、パソ太郎!



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