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文美子のLeave Memories Message⑩『つげる②』ということ

Leave Memories Messageとは、
わかりやすく「終活」を意味します。「Ending」「終」でなく、今まで生活してきた「歩」「栞」「記憶」「思い出」「希望」等を大切な人に託し、繋げるための「物事・心の準備」を意味しています。

続『つげる②』です。
簡単に『つげる』と言っても、この『つげる』には、とても重みが
あります。

他人事としてではなく、本人、家族の立場になれば選択をする辛さと
そのあとを待ち受ける時間は、どんなに笑顔を積み重ねても、それ以上に
涙することがあると思います。

「文美子のLeave Memories Message⑧ 義母から嫁に繋ぐ」
の中にも書かせていただきました。
エリザベス・キューブラー・ロスについて書かせていただきます。

キューブラー・ロス『死ぬ瞬間』

キューブラー・ロスは精神科の医師。著書の『死ぬ瞬間』の中に「死の受容のプロセス」と呼ばれている「悲しみの5段階モデル」があります。

第1段階 否認と孤立・・自分が死ぬという、自らに死が迫っていることを  
     「間違いに違いない」「あり得ない」と事実を受け入れられずに 
     否定する。             

第2段階 怒り・・死ぬことは理解できたが、なぜ自分が選ばれてしまった
     のか。自分が死ななくてはならないのかと強い反発心から、
     怒りが爆発し、まわりに怒りをぶつける。

第3段階 取引・・何か助かる方法はないかと、神や仏にすがり「死を遅せ  
      てほしい」「助けて欲しい」とすがろうとする。 

第4段階 抑うつ・・祈っても、死の回避ができないことを悟り、虚無感
     無力感に襲われる。

第5段階 受容・・人生の終わりを受け入れ、静かに、心が平穏になる。

患者がたどる心の動きです。
突然「つげられた」ときの本人、家族等の心の支えになればと思います。

五木寛之・杖ことば

日本経済新聞『NIKKE STYLE」に掲載された内容の引用文です。
(この内容は、五木寛之の『杖ことば』にも書かれていました。)
笑いの健康効果についての始まりは、1976年に米国のジャーナリストのノーマン・カズンズが書いた闘病記。彼は笑うことで自らの難病を克服したと発表しました。これを皮切りに医学的な研究が始まり、笑いによって免疫力が上がる、痛みやストレスを感じにくくなるといった研究報告が相次ぐようになりました。

日頃から『笑い』を忘れずに過ごしたいですね。

~May you all be happy(皆様の幸せのために)~
 ライフキュレーター・御室文美子
(終活ライフケアプランナー、看護師、社会福祉士、精神保健福祉士)


                             



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