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なつの栞 ⑫ ぶらっと銀座

ここのところ、都内の気温は32℃前後で経過し、38℃前後の猛暑日に比べたら過ごしやすく、風が吹けば涼しいとさえ感じました。

銀座を訪れる機会があり、美味しいランチに舌鼓。
美味しいものを、お腹いっぱいに食べ、幸せに満ち笑みがこぼれていました。この後、銀座をブラブラすることにしました。

一緒に行った姪に「銀ブラでもしましょう!」と誘うと「え?」と言う表情と同時に「面白い表現ですね」と言われ。
「え?知らない?」と聞くと「知りません」と。

私の口からは、ごく自然に「銀ブラ」という言葉が出てきたのですが、「今は使われなくなったのか」と思い、ジェネレーションギャップを感じました。
私はX世代、彼女はZ世代。少しショックを受けた状態になっていましたが、何もなかったように、気を取り戻して話を続けました。

銀座をブラブラする事を「銀ブラする」と言っていたのよ。大正時代から使われている俗語です。
銀座でブラジルコーヒー飲む事は?と問うと「知らない」との反応です。
「銀ブラ」の意味は、「銀座をブラブラする」の他に
銀座の「カフェーパウリスタでブラジルコーヒーを飲む事です」と言う説もあります。
私は、まだ銀座のお店でブラジルコーヒーを頂いたことはないですが、店舗は現在も営業中のとのことで、一度は訪れてみたいと思っています。

当時は、一大ブームを巻き起こした「銀ブラ」でした。
「銀ブラする」とは、ほとんどの場合、銀座でウインドウショッピングをしたり、ブラブラする事を、おしゃれやファッション性を持って使われていました。
「銀ブラ」素敵な表現を、大切にしたいと思います。

                          御室文美子

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