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XR × Tech

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XRにおける技術部分の気付きやノウハウをまとめたマガジンです。
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記事一覧

今週のxRトレンドウォッチ! (2021.08.19)

xRに関連するハードウェアやソフトウェア、サービスまで、アップフロンティアが気になった記事を紹介していく連載です! 採寸済アバターを使ったバーチャルフィッティング&洋服とデータの同時購入を研究開始 2021年秋のサービス提供を目標に、バーチャル空間で自分のアバターへの洋服の着用と購入ができるサービスの研究を開始したようです。 株式会社 Pocket RD が展開する完全自動・無人バーチャルヒューマン生成システム「AVATARIUM(商標出願中)」を使った「採寸済の本人のア

今週のxRトレンドウォッチ! (2021.08.05)

xRに関連するハードウェアやソフトウェア、サービスまで、アップフロンティアが気になった記事を紹介していく連載です! オリンピック競技をVRで体験! まさに今「東京オリンピック2020」が開催中ですが、スケートボードやスポーツクライミングなど新しい競技も増えてきましたね!なかなか体験できないスポーツもVRゲームであれば気軽に体験ができそうです。 Moguraさんの記事では、VRヘッドセット「Oculus Quest 2」で体験できるオリンピック競技の対象スポーツを5つピック

ARを支える技術、VPS比較

VPS(Visual Positioning Service/System)と呼ばれる技術をご存じでしょうか。 完結にまとめると、 カメラ映像とスキャン済みの空間情報の照合により、仮想と現実の空間を位置合わせするAR技術 です。 VPSは、用意された、もしくは自前で用意したスキャナアプリで空間情報を事前にスキャンする必要があります。 また、常時位置合わせの手法がVPSごとに異なります。 今回4つのVPSを実際に動かしてみて、4つの項目で比較しました。 1. スキャンのや

Immersal×PLATEAUで巨大AR

今回はImmersalとPLATEAUを組み合わせて、現実の広い空間に巨大なAR物体を描画することに挑戦しました。 作成の過程で気づいたことを紹介します。 Immersal と PLATEAU についてImmresalはVPSと呼ばれる技術に基づいたARクラウドサービスです。 弊社が以前から注目しているサービスの1つで、既に検証記事としてまとめてあります。 PLATEAUは国土交通省が行っている「日本の都市を3Dデータ化する」プロジェクトで、東京23区を皮切りにオープンデ

今週のxRトレンドウォッチ! (2021.07.01)

xRに関連するハードウェアやソフトウェア、サービスまで、ほぼ週でアップフロンティアが気になった記事を紹介していく連載です! 東京都港区が新型コロナワクチン接種会場をバーチャル化東京都港区がハートコア株式会社と協力し、区内7か所の新型コロナワクチン接種会場をバーチャル化しました。 サイトは3D-VR空間マネジメントサービスVR360で配信され、スマートフォン等のブラウザから閲覧が可能です。 会場の様子や接種までの手順を事前に確認できるので、当日の接種がスムーズに行えそうです

今週のxRトレンドウォッチ! (2021.06.24)

xRに関連するハードウェアやソフトウェア、サービスまで、ほぼ週でアップフロンティアが気になった記事を紹介していく連載です! ビジネス向けのバーチャル空間構築サービス「PEGASUS WORLD KIT」が2021年下期にリリース予定! JP GAMES株式会社、株式会社ジェーシービー、ソラミツ株式会社 の3社が協力して、ビジネス向けのバーチャル空間構築サービス「PEGASUS WORLD KIT」を2021年下期にリリース予定だと発表しました。 アバターシステムやゲーム機

今週のxRトレンドウォッチ! (2021.06.18)

xRに関連するハードウェアやソフトウェア、サービスまで、ほぼ週でアップフロンティアが気になった記事を紹介していく連載です! 凸版印刷、360度映像で施設見学を可能に 凸版印刷株式会社は2020年6月から提供している「オンライン施設見学ソリューション」を大幅にアップデートしたようです👀 同ソリューションと連携したイベントや、プロモーションを含むコミュニケーションビジネス全体で2023年度までに約50億円の売り上げを目指すとのこと。 同ソリューションは150万円から利用可能と

今週のxRトレンドウォッチ! (2021.06.14)

xRに関連するハードウェアやソフトウェア、サービスまで、ほぼ週でアップフロンティアが気になった記事を紹介していく連載です! 中国arparaが小さくて軽いVRヘッドセットとメタバース構想を発表 2021年5月31日、中国のarparaはPC接続型のVRヘッドセット「arpara VR headset」、一体型の「arpara all-in-one VR headset」を発表しました。 「arpara VR headset」は映像視聴に特化したVRヘッドセットです。 スマ

今週のxRトレンドウォッチ! (2021.06.04)

xRに関連するハードウェアやソフトウェア、サービスまで、ほぼ週でアップフロンティアが気になった記事を紹介していく連載です! AI×衛星データで街の3Dモデルを自動生成、ゲームや映像制作にも 株式会社スペースデータが、衛星データと3DCG技術を活用した「バーチャル空間にもう1つの世界を自動生成するAI」を実験的に開発しているようです。 「解像度の劣化などが起きにくく、一人称視点のサービスにもおすすめ」ということでこれからの情報公開にも期待です! メタバース分野にも使えそうで

【ARコンテンツの作り方】ARでオフィスへの道案内を作ってみた

昨日に引き続き、アップフロンティアではAR開発サポートツール「CFA(シーファ)」の使用感の確認を兼ねてARコンテンツを制作してみました! 第2弾は「アップフロンティア ARナビゲーション」です。 配置ツールで空間を認識海底都市の時と同じく、CFAでは「配置ツール」を使って空間を読み込むのですが、今回はもう少し足を伸ばして300mでコンテンツを制作してみました。 前回と同じく、慣れとコツは必要ですが、完成の姿に想像を巡らせながら直感的な配置ができるので、非エンジニアでも

【ARコンテンツの作り方】ARで表参道を海底都市にしてみた

アップフロンティアではAR開発サポートツール「CFA(シーファ)」を作成しているのですが、開発も終わり実際に使える状態になったので、使用感の確認も兼ねてARコンテンツを制作してみました! 第1弾は「表参道 海底都市」です。 配置ツールで現実空間をスキャンCFA専用のアプリ「配置ツール」で空間を読み込み、初期位置の設置と「玄関」「信号機」といった目印の設置ができます。 今回はオフィス周辺のおおよそ 50m×10m×15m の空間を使ったコンテンツでしたが、設置作業にはそれほ

サンプルからひも解くImmersal

ARクラウドとして強力な Immersal の検証を行います。 今回はサンプルプロジェクトを実際に動かしていきます。 導入までは下記ドキュメントの手順通りです。 今回は割愛します。 Getting Started バージョン・環境情報Unity 2019.4.8f1 Immersal SDK 1.7.0 Immersal Mapper 1.7.0 撮影時の天候 曇り 1.マップを作成する下記ドキュメントの注意点に従ってマップを作成します。 How To Map 実際

VContainer入門 – MVPパターンを組んでみる

今回は Unity の新しいDIライブラリ「VContainer」についてまとめてみました。 設計思想として、MVP (Model-View-Presenter) パターンというものをご存じでしょうか? 完結に一言で述べると、「Viewと Modelが直接やり取りせず、すべて Presenter 経由でのやり取りを行う」という設計パターンです。View と Model が直接やり取りせず、すべて resenter 経由でのやり取りを行う設計パターンです。 View、Mod

【LiDAR×ARFoundation】天井切り抜きお天気ARを試作してみた

今年の春ごろに発売された新型iPadProに搭載されている LiDAR という機能があります。 この LiDAR を ARKit3.5 と組み合わせることでより一層ハイエンドなARアプリの作成が可能となりました。 また、ARFoundation のアップデートにより、ARKit3.5 と同様の機能が利用可能となっています。(一部機能を除く) 今回はその LiDAR と ARFoundation を組み合わせて簡単なデモアプリの作成を行いました。 参考記事: ・LiDARと