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コン・リー、オダギリジョー共演『サタデー・フィクション』ベネチア国際映画祭 世界初上映

第76回ベネチア国際映画祭、コンペティションに出品されているアップリンク配給の映画『サタデー・フィクション』の公式記者会見と、世界初のお披露目となった公式上映が行われました。『サタデー・フィクション』の日本公開は2020年秋です。

▼『サタデー・フィクション』公式上映後のオダギリジョー氏コメント

オダギリジョー氏
凄い映画でした。音楽も一切使わず、ほとんとがハンディカメラでしかも白黒。今までにないタイプの映画と言えるんじゃないでしょうか。刺激を受けました。
僕も監督として『ある船頭の話』では、挑戦的な映画を作ったつもりだったが、『サタデー・フィクション』も攻めてる。
やはり媚びてないロウ・イエのカッコよさを改めて見たなと思いました。

メガホンを取ったロウ・イエ監督、主演のコン・リー、日本からはオダギリジョー、中島歩、ドイツからはトム・ヴラシア、フランスからはパスカル・グレゴリー、また、台湾からはマーク・チャオらが出席。

▼『サタデー・フィクション』記者会見

オダギリジョー氏
今回、ロウ・イエ監督の作品に呼んで頂けて光栄でした。
コン・リーさんはじめ、たくさんの国際的に活躍されている人たちと仕事ができて、光栄で幸せなことでした。
ベネチアにも連れてきて頂けて、本当に嬉しく思っています。

中島歩氏
僕は、学生の頃にロウ・イエ監督の作品『スプリング・フィーバー』を観て彼のファンになって、映画の世界に入るきっかけのひとつになりました。
そのロウ・イエ監督とご一緒できたことを本当に幸せに思いますし、光栄に思います。
そして何より、多国籍なキャストと共演できたことを誇りに思います。
ベネチアまで連れてきてくれた監督に改めて感謝したいと思います。

ロウ・イエ監督
映画は第二次世界大戦中という設定で、世界背景がとても混乱しています。
個人個人にカメラをフォーカスしたいと思い、ぼやけた、スモーキーな映像で撮影しました。
中国語、フランス語、日本語など多くの言語が出てくる作品なので、撮影中、撮影後と、いろいろな人のサポートがありました。
様々な言語の中で、バランスとるのがとても大変でしたが、監督の仕事はそのバランスを保つことです。
すばらしい俳優たちによって、そのバランスが保てたと思います。
コン・リー氏
最初に脚本を読んだとき、とてもやりがいのある役だと思いました。
脚本を読み終えるのに1週間かかりました。複雑な役ですが、その複雑さをロウ・イエ監督は説明してくれました。
この役はスパイでありながら、フェミニンな側面も持ち合わせています。
ラストシーンの銃撃戦では、殺人者の側面も出てきます。
彼女が持つ愛や温和さを表現したいと思いました。
ロウ・イエはそれを助けてくれました。
まだ映画は観ていないので、どのようになったか楽しみです。

『サタデー・フィクション』(2019年/中国/中国語、英語、日本語)
監督:ロウ・イエ
出演:コン・リー、オダギリジョー、中島歩、トム・ヴラシア、パスカル・グレゴリー、マーク・チャオ
原題:蘭心大劇院
英題:SATURDAY FICTION
配給・宣伝:アップリンク
(c)YINGFILMS
2020年、秋公開

公式上映にあわせて中国の予告編、ポスターが解禁。中国公開は2019年12月。

▼中国版予告編は下記より再生できます。

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